セキュリティとプライバシーはきちんとして欲しい・・・
ケータイWatchの記事に、 グーグルとアップル、新型コロナ濃厚接触の可能性知らせる「Exposure Notification」のUIとサンプルコードを公開 てのがありました。
グーグル(Google)とアップル(Apple)は、新型コロナウイルス感染症で、陽性になった人との“濃厚接触”の可能性を知らせてくれる仕組み「Exposure Notification」のユーザーインターフェイス(UI)とサンプルコードを公開したそうです。記事によると・・・
新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐため、世界中で「コンタクト・トレーシング」と呼ばれる仕組みづくりが導入、あるいは開発が進められている。アップルとグーグルは4月11日、濃厚接触したかどうか判定する仕組みを共同開発する計画を発表。
当初は「コンタクト・トレーシング(Contact Tracing)」として発表されたが、1週間後、「Exposure Notification(直訳すると“曝露通知”)」となった。4月30日には、初期のAPIが開示されていた。
だそうです。今回はUIとサンプルコードの公開でしたが、既にAPIは公開されていました。そのAPIを利用したアプリが以前本ブログで AppleとGoogleが技術提供した新型コロナウイルス感染追跡アプリ「COVIDSafe」 とのエントリーにてご紹介したアプリです。「COVIDSafe」は既にオーストラリア政府公式感染追跡アプリとなっており、オーストラリア国内のみで利用可能となっているアプリです。
今回、サンプルUIとサンプルコードやポリシーについても公開されたことで、より多くの国で利用されることが予想されます。
記事にもある通り、「APIへアクセスできるのは、保健機関だけに限定される」となっていますが、保険機関がそのままアプリを開発できるはずもないので、当然ながら外部発注となると思います。その部分できちんとプライバシーなどの取り決めを行っていただきたいものです。
現在でも感染者が出た病院からの患者の転院拒否などの差別行為が行われているようですので、感染者が把握できるアプリの管理はそれこそ厳重に行われるべきものだと考えます。
ただ、このアプリはその部分をきちんと管理できている限りは、新型コロナウイルスの駆逐のために非常に有意なアプリだと思いますので、是非とも日本でのアプリ開発も早急に行っていただきたいものです。