JRはこの手の実験に意欲的ですね・・・

 

CNETの記事に、 JR東日本の駅ナカ9店舗で事前注文・決済アプリ「O:der」の実証実験が開始 てのがありました。

 

JR東日本スタートアップとShowcase Gigは1月28日、日本レストランエンタプライズとジェイアール東日本フードビジネスが運営する駅ナカの飲食9店舗で、Showcase Gigが提供する事前注文・決済アプリ「O:der」を導入し、実証実験を開始すると発表したそうです。記事によると・・・

 

そこで、JR東日本グループとShowcase GigはO:derを活用し、駅ナカ店舗の利用者が店頭で並ぶことなく、キャッシュレスで商品を受け取れるサービスを開始する。利用者は、専用のウェブサイトから事前に注文と決済をすることで、乗車前や降車後に待たずに弁当やハンバーガー、おむすびなどを受け取ることが可能になる。店舗としても、口頭注文や会計といったオペレーションの軽減により、スムーズな商品提供を可能にするとともに、混雑や行列による機会損失の防止が見込めるとしている。

 

だそうです。確かに駅ナカという立地上、急いでいる人は多いと思いますし、そういったときに店舗に入って、混んでいたりすると「あぁもういいや!」ってなってしまうことはありがちですよね。中の人も、ホームの立ち食いそばを食べようとしたときにかなり混んでいて「あぁもういいや!」って諦めたこと結構あります。

 

まぁ立ち食いそばは場所の問題もありますけど、弁当や惣菜、ハンバーガーやおむすびなどのいわゆる「中食」については、このシステムはかなり便利かもしれません。まぁ事前予約ということなんですけど、決済まで完了できちゃうのは、手間が全く無くていいですよね。

 

店舗からしたら、このシステムである程度の囲い込みができればいいですし、事前注文ですから売上の見込みも立ちますし、食品ロスも少なくなっていいことづくめです。まぁバックヤードの忙しさはかなりのものになるでしょうけど・・・

 

JR東日本さんは去年本ブログでも、 日本版Amazon Go爆誕!JR赤羽駅にて無人決済店舗を実証実験へ との無人キオスクの件で取り上げましたが、この手の実験に非常に意欲的ですね。駅ナカということをかなり意識されていて、こういった決済関連での合理化や利便性アップに向けて取り組んでおられるところが好印象です。

 

記事にもある通り、第2弾として、店頭で注文と決済が可能なSuica対応のセルフ注文端末を共同で開発し、今春を目途に実店舗での試験的な導入も開始予定とのことで、今後の展開にも注目です。