アプローチとしてはアリ・・・
PC Watchの記事に、 富士通、「はじめての自分専用PC」に最適な“小学生専用”14型ノート てのがありました。
富士通クライアントコンピューティング株式会社は、FMVブランドより、子供向け14型ノートPC/2in1「LIFEBOOK LH」シリーズ2製品を、7月26日より発売するそうです。記事によると・・・
国内初の小学生専用PCを謳う製品で、クラムシェルノートの「LH35/C2」とタッチ対応パネル/アクティブペン対応の「LH55/C2」の2モデルが用意され、店頭予想価格はそれぞれ7万円強、9万円強。商品コンセプトは「はじめての『じぶん』パソコン」で、子供がPCを利用するさいの親の不安を考慮した「あんしん」、子供の成長や将来のために役立つ「そだてる」、子供自身がほしいと感じる「たのしい」の3要素をカバーする。
だそうです。こういった「〇〇専用」といったアプローチは他の商品では「朝専用缶コーヒー」とか「シャア専用」とか あったのに、今までPCになかったのが不思議なくらいです。
本ブログでも、 NECが学生のニーズを考えた重量1kg未満の12.5型ノートLAVIE Note Mobile とのエントリーで大学生専用とまでは謳ってないですけど、学生をターゲットにしたPCの発売をお伝えしてきました。
PCがすでにコモディティ化してきて、商品の差別化が非常に難しくなってきた現在において、一般的には、ありがちなアプローチではありますが利用者のターゲットを絞ったPCというのは、わかりやすく受け入れやすいものだと思いますね。売れるかどうかは別ですが・・・
今回のものも子供向けに、タッチパネルへ旭硝子製強化ガラス「Dragontralil」の採用することで割れにくいものにしたり、キーボードに飲み物をこぼしても問題ないように防滴仕様にしたり、落下時の衝撃を緩和するラバー素材を天板外周に配置したりと工夫されています。当然ソフトウェアやサービス面でも工夫されていて、国産メーカーならではの細かい工夫があるようです。
ただ、細い工夫のわりには、スペックが貧弱なのはちょっと気になりますけどね・・・
PCが売れなくなってきている今、こうした工夫はやはり必要だと思いますし、日本メーカーの最後の砦として富士通さんにはこれからもぜひ頑張っていただきたいものです。