セカンドオピニオンとして・・・
INTERNET Watchの記事に、 アクロニス、ランサムウェア対策ソフトを無償公開、AI技術を使った「Acronis Ransomware Protection」 てのがありました。
アクロニス・ジャパン株式会社は、AI技術を用いたランサムウェア対策ソフト「Acronis Ransomware Protection」を無償公開したそうです。記事によると・・・
Acronis Ransomware Protectionでは、データファイルが変更されるパターンを独自のホワイトリスト/ブラックリストを元に検知し、悪意のある疑わしい動作を見つけるとインスタントバックアップとユーザーへの通知を実行。ユーザー側で不審なプロセスの一時停止やブロックを行える。
攻撃によってファイルが損傷した場合は、キャッシュや一時ファイル、バックアップから最新バージョンのファイルを検索して、ファイルを復旧する。クラウドバックアップ機能も付属しており、5GBのクラウドストレージが無償で利用できる。
だそうです。ランサムウェアは去年も猛威を振るいましたが、今年も手を変え品を変え攻撃してくることが予想されます。セキュリティソフトの導入によりかなりの部分で対応はできると思うのですが、セキュリティソフトも万能ではありません。従来のブラックリスト型のセキュリティソフトでは対応しきれない場合もあります。
そういった場合に備えて、こういったランサムウェアのみにターゲットを絞ったセカンドオピニオン的なソフトの導入が有効です。以前の本ブログにて、 Cybereason、ランサムウェア対策ソフト「RansomFree」を無償提供 とのエントリーで、Cybereason社の「Cybereason RansomFree」をご紹介しました。今回の「Acronis Ransomware Protection」も同様のランサムウェアにターゲットを絞ったセキュリティソフトなんですね。
これらの良いところは、既存のセキュリティソフトと共存できるところです。既存のセキュリティソフトと競合せずに邪魔もしないので、まさにセカンドオピニオンとして利用するにはぴったりです。もちろん無料でご利用頂けますよ。
セキュリティソフトをご利用の方も、また、Windows10付属のWindowsDefenderのみでセキュリティ対策をされている方なども、この機会にこういったランサムウェア専用のセキュリティソフトをご利用になってみてはいかがでしょうか?