3.21「最近読んだ本(3/13-19 その2)」続玉葉 #14 | 伊勢守日記

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2023年3月21日(火祝)

曇/晴 春分の日

3.21「最近読んだ本(3/13-19 その2)」続玉葉 #14

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フリー素材ぱくたそ(pakutaso.com)

 

まずは1曲。

フジテレビ系 水曜19時台後半枠→火曜19時台後半枠「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」(1996-1998年)第39-82話OPテーマ・川本真琴で『1/2』

 

 

 

 3.21「最近読んだ本(3/13-19 その2)」続玉葉 #14

 

 

サザエさんと長谷川町子 工藤美代子 (著) 

 

ー当ブログ管理人前書きー

日本人で「サザエさん」のことを知らない人は居ないであろう。まれに、当ブログ管理人のように難癖付ける人、「今どき世田谷に平屋の一軒家なんてないでしょ」(それを云うなら埼玉県春日部市に持ち家があり、妻は専業主婦やっている超勝ち組を父に持つ「クレヨンしんちゃん」ですら、時代にそぐわないということになるが…)というへそ曲がりはあっても、作品を全否定する者に出会ったことはない。しかしながら、原作者である長谷川町子先生は国民栄誉賞まで受賞しているにもかかわらず、その素顔は桜新町の美術館まで行く大ファンは例外として、まったくと言って良いほど知られていないのが実情である。

 

(関連記事)

 

カムイ外伝の後番組が2023年現在も放送中の「サザエさん」である。

長谷川町子先生原作の「サザエさん」は新聞連載ゆえ、当時の世相を知らないと理解できない話も多々あるが、毒があってとても面白い。テレビアニメ版は、ワカメ、タラオの謎の優等生化といったキャラ改変もあって偽善のニオイすら感じてつまらないので、最近は、まったく観なくなりました(個人の感想です)

 

ー内容(「BOOK」データベースより)ー

作者没後28年なお不動の人気を誇る国民的漫画、アニメの『サザエさん』。だが、15歳で天才少女としてデビューし、72歳で亡くなる5年前まで描き続けた長谷川町子とその家族のことは意外なほど知られていない。戦後の荒廃から日本が怒涛の成長を遂げた時期に『サザエさん』出版を家業として姉妹社を立ち上げた一家は、磯野家の人々とはおよそ真逆の愛憎、かけひき、確執が充満する空間を生きる。度肝を抜く額の収入、家族の不和と崩壊、自伝に書かれた虚―これらをひた隠した長谷川家の三姉妹の、苛烈な人生の光と闇を描いた評伝。

 

ー感想ー

筆者が、町子先生による「サザエさんうちあけ話」の逸話(ちなみにこの作品は、1979年にNHK連続テレビ小説『マー姉ちゃん』の原作になっている)の矛盾点、疑問点を忖度なく指摘するのが痛快である。もっとも有名な逸話は、某Wikipediaにも明記されている、1963年12月に家出したけれど、力道山の死に衝撃を受け帰宅したという一項である。それが、この筆者によると、12月ではなく、9月ごろのことであろうと喝破しているのだ。

惜しむらくは、町子先生、長谷川家に少しでも関係のあった人物の説明に多くを割きすぎていることである。それは、ちょっと難点だと思った。また、下世話だが、あれほどの遺産を残したならば、カネはあの世に持っていけないのだから、もっともっと派手に使えば良かったのにとも思った。そして、母の死後、姉妹は骨肉の争いに突入していくのである…

いずれにしても、母・貞子、姉・毬子は何も書き残すことなく亡くなられた。ここは町子先生と妹・洋子さんの著作も照らし合わせて、ほんとうのことをさらに調べてみたい。そう思った。

 

 

「サザエさんの東京物語」

 

長谷川 洋子 (著)

 

 

「サザエさんうちあけ話」

長谷川町子 (著)

 

 

この項 了

 

【メンテナンス予告】

 

メンテナンス日時
2023年3月22日(水)午前1時〜10時 ※時間は前後する可能性がございます。

 

 

続いてはこの曲

乃木坂46で『さざ波は戻らない』(2023年)

 

 

 

 

マタタビ級

 

 

 

 

 

 

 

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今日は何の日

 

 

このブログの常連読者さんに、ランドセルの需要はおそらくないであろうから…

 

 

 

 

ねこクッキー

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3.20「最近読んだ本(3/13-19 その1)」続玉葉 #13

 

 

ラストナンバー

TBS系 火曜ドラマ「夕暮れに、手をつなぐ」(2023年)OPテーマ・ヨルシカで 『アルジャーノン』

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。