令和２年血風録 第34話「午後、果報は寝て待て」 | 伊勢守日記
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伊勢守日記

吾妻鏡的、当たり障りない美辞麗句の公式記録。

令和２年血風録 第34話「午後、果報は寝て待て」

■2020/03/26（木） 令和２年血風録 第34話「午後、果報は寝て待て」

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戊辰　八白大安　晴

 

午後、花の御所桜にて。

 

未の刻（午後１時ごろ）、富樫加賀守どのにバレンタインにチロルチョコ１ヶもろた返礼、飴ちゃん３ヶ。

３倍返し也と云々。

 

控えの間に入れば、先客に舟橋右中将（広澄流清原氏嫡流。２代目掃き溜めの白鷺）あり。

 

松野勢州、突如キュゥべえとなり、右中将に「外出禁止令が出る前にボクと契約して魔法少女になってよビックリマーク」と営業かけるも、右中将「その件については、今は保留ということで」と躱しけり。

松野キュゥべえ、初手から深追いは禁物とあっさり引き下がると云々。

 

ここで１曲。

家入レオで「僕たちの未来」

 

申の刻（午後３時ごろ）、２月１日付で北山第に異動した平井中納言（藤原北家秀郷流少弐氏から派生した武藤氏系統の末裔。４代目掃き溜めの鶴）来訪。

勢州、松の廊下で異動時に出来なかったお別れの挨拶をすると云々。

中納言、「伊勢守の忠義、礼を申す。私の最後の願いであるが、掃き溜めの鶴とやら、先代まで組織から離れた日を持って退任のようであるが、私は今日をもって引退したい。後任については、どうぞあなたの意のままに」との仰せに、松野勢州、「最後の業務命令、承知しましたビックリマーク 疫病流行の昨今、どうかご自愛ください爆　　笑」とつとめて明るく振る舞うと云々。

 

ここでもう１曲。

欅坂46で「二人セゾン」

 

<CMタイム>

それはともかく、牛肉大和煮です

 

 

鮭缶もいかがですかはてなマーク

 

<CMタイムここまで>

 

酉の刻（午後５時ごろ）、花の御所を辞去。

国元の徳政一揆対策案を上層部に取り次いでもらうため、細川京兆家訪問。

 

業務上の用件済み、雑談に入り、松野勢州「アレ読みましたか？」と申せば、京兆家「読んだ。不服を云いたいのであろうがの、文芸というものは、たとえ100人中10人に酷評され70人に黙殺されても、20人に絶賛されれば、それは成功なのじゃ。人の心を少しもざわつかせられぬ人畜無害の作品にどれほどの価値があろうか」と仰せられれば、勢州「一般論としては仰せの通り。事は組織内の定期刊行物の話であり、公にあのような無邪気な記事を掲載されては私の立つ瀬がございませぬ真顔」と申せば、京兆家「ご愁傷さまどすなぁ…。しかし勢州どの、貴殿は既に後継者擁立に動き始めておると聞く」との仰せに、勢州「それはまた、ずいぶんお耳が早いことで」と驚愕し、早々に退散すと云々。

 

 

 

おわり