■2014/05/05(月祝)夢は枯野をかけ廻る
丙子 七赤仏滅 曇一時小雨
ある人言う。
杉野勢州、この日7時に起きる予定もなぜか5時3分に
目覚めてしまう。そして5時18分、震度5弱の地震に見舞われる。
これ、勢州の動物的勘なり。たとえ大災害大事故に見舞われようとも、
運の強さで生き延びる、と。
また、伝え聞く。
勢州、この日、第18回文学フリマ@東京流通センターに出向く。
文フリ参戦は、2012年11月18日以来2度目。
これ、先月30日にまどの左衛門佐ふゆかどのと交わした約束の
履行なり。
別の者曰く、
「勢州どのはたとえ酒の席の口約束でも重んじるお方。
さらに人から『近いうちにメシでも』と言われれば手帳を取り出し
『ではいつにしましょうか?』と、
まぁ悪く言えば社交辞令すら理解せぬ堅物。
最大限良く言えば、上辺だけの関係を必要とせず、
常に本気(マジ)を求める孤高の漢(おとこ)なのです」。
勢州述懐す。
「にゃっほーい。171cm62Kg、首にバンダナ、
若作りの杉野ディーノです。
一昨年はH野本三位中将のために出向いたものですが、
あの方からは昨年6月4日に『弾劾状』なるものを受け取りました。
あのようなものを受け取れば私も男の意地があります、
あの方と顔を合わせるつもりなどございません。
ただ今回は友人の友人と申しますか、さほどの深い関係では
ございませんがなんか面白そうだからフットワークも軽く行ってみた、
そんな感じですね。痣少女というジャンルは初見でしたが、
欲を言えば包帯少女とか、見崎鳴や小鳥遊六花みたいな
眼帯少女とかならなお良かったのですが色々制約はあるのかも
知れませんね」
しかし事情通は囁く。
勢州は見本誌コーナーに置かれていた、本三位中将所属
サークルの昨秋の頒布本と今回の新刊を食い入るように
読んでいた!と。
勢州、「たまたま目に入ったから流し読みしただけです。
昨秋の作品ではそれまでにはほとんど見られなかった
バイオレンス描写、一転して新作は童話風とますます作風の幅を
広げたようで、その点だけは嬉しく思いました」
勢州、正午には浜松町駅に戻る。行きのモノレールに乗ったのは
11時だったから、現地滞在は1時間に満たなかったことになる。
(to be continued)
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