ブレブレタコラの逆襲 -182ページ目

ダイジェスト:2005年1月9日より。(ほぼ日刊 hitorigotoより抜粋)



最近、「マライア」(MARIAH)といっても、かなりの通じゃないと「マライア・キャリー」のことと勘違いされたり、何?それっ!て感じで聞かれたりする。じつに、寂しい話だ。
私の誇りは、この「マライア」というバンド(プロデューサー集団)の仕事に携われたことだ。
自分で長々と書くより、素晴らしい資料を公開しているページがあったので紹介したい。

http://www.asahi-net.or.jp/~XG6Y-WTNB/mariah.1.html

私は、幸運なことに、ここに載っているほとんどの制作現場に携わることができた。
そのことを私は誇りに思うと同時に、私が現在までこの業界に生き残ってこられたのは、この業界に入って最初にマネージメントと制作に関わった「マライア」のメンバーである師匠たちに教えてもらったことが核になっているからだと思う。
当時、「マライア」は、プロデュースとして活動をするときには「マライアプロジェクト」(MARIAH Project)という名で活動し、数多くのアーティストをプロデュースしてきた。その、コンセプチュアルな発想と、音楽性の高さは、時代の先端を突き進んで、ときには、メーカーの意図と食い違う場合もありましたが、作品の評価は高く、
当時の尖ったアーティストやスタッフたちには非常に注目されていました。
私の記憶では、じつは、「マライア」は解散を表明したことはなく、事実上、メンバー全員でステージにたった最後である「六本木 PIT INN」のLIVEが、その後、幻の解散LIVEといわれている。
この録音テープが、じつは存在しているのだが、何故かリリースがない。
何度か話は持ち上がったことがあったのだが……。
たしか3曲で2時間くらいあったと思う。
そりゃ、リリースは難しいね。

「マライア」のアルバム、「マージナル・ラヴ」(究極の愛)のレコーディングのときの話。
私にとって、初めての海外レコーディング。
LAの空港で、アナログマルチを一人で6本も持って出ようとしたら捕まって、テープを全部、X-RAYに透されたり(幸い、音は大丈夫だった)、コンビニで、夜中に一人で買い物をしていたら、でかい黒人たち何人もに囲まれ、何か話しかけられたが、わからず、ニタニタ笑っていたら、気持ち悪がられて助かったり(話によると、かなりヤバい地域だったので危なかったらしい)、今では、いい思い出です。

ダイジェスト:2005年1月7日より。(ほぼ日刊 hitorigotoより抜粋)



最近、セウ゛ンイレブンで売ってるデザート、「レアチーズケーキ 冬の絹れあ」が美味しい。
どこかで、こんな(どんなだ?買えばわかる!)チーズケーキの話を聞いたことがあったので、きっとパクリ商品か、権利を買ってるのだろう。
なんてことない商品だと思うのだけれど、ちょっとしたアイデアで爆発的に売れる商品に変身するものだ。
あらゆるところに、ヒントは隠されていると思う。
やっぱり、いろんなところに行ったり、いろんなものを見たり、聞いたり、体験したり、考えたりすることは勉強になるし、きっと、何らかの形で、あとあと、役に立つものだ。
だから、食べたり、歩いたり、寝てたりしていても、意識して、いろんなことを考えたり、感じたりしている。
だから、もちろん、疲れることもあって、たまには、廃人のように口を開けて、よだれを垂らしながら、聞きたい音楽もある。

で、今日のBGMは、「フィリップ・グラス」と、「スティーヴ・ライヒ」。
現代音楽(?)の巨匠の二人だが、聞きながら、考えすぎると、訳が分からなくなるので、あまり考えないで聞いたほうがいい。(作っているほうが、考えすぎてるんだから、聞いてるほうは、大雑把なほうがいいのだ。)
トータルなイメージで聞きましょう。そうじゃなきゃ、頭がおかしくなる。

ダイジェスト:2005年1月6日より。(ほぼ日刊 hitorigotoより抜粋)



今日のBGMは、「クール&ザ・ギャング」。
むかし、ドン・コーネリアスが司会をしていた「ソウル・トレイン」(SOUL TRAIN)という番組(たしかスポンサーは JUN & ROPE)で、ヒット曲の「ファンキー・スタッフ」や、「ハリウッド・スィンギン」や、「ジャングル・ブギー」を、ギターの人が無表情で、棒立ちで、ちょっと見方を変えると「ぴんから兄弟」の「兄」のような存在感で、フルアコのでかいギターを弾いていたのが目に焼き付いている。

ダイジェスト:2004年12月24日より。(ほぼ日刊 hitorigotoより抜粋)



もう、クリスマス。
私の生活も、クリスマスらしくない。
普段と変わらない生活。
気のせいか、世間の雰囲気も、クリスマスの装いが、以前から比べると、無くなってきているような気がする。

「クリスマス・イヴ」といえば「山下達郎」。
思い起こせば、私は、二十数年前、学生時代、札幌で「山下達郎」のコンサートを見に行った帰りに飲みにいった店で、偶然、そのコンサートメンバーだったキーボードの「難波弘之」氏に出会い、氏の紹介で、ビーイングの「長戸大幸」氏と会い、この業界に入ったのだ。
と、いうことで、「山下達郎」は、直接、話したことはないけれど、間接的には恩人にあたる。(勝手な解釈)

「クリスマス・イヴ」で一躍有名になってしまったけれど、「山下達郎」は、やっぱり初期のほうが、断然いい。

ダイジェスト:2004年12月21日より。(ほぼ日刊 hitorigotoより抜粋)



私は、東京で音楽の仕事に就いてから、自分でCDを買って、家で、音楽を聴くような習慣が、以前は、まったくなかった。
もちろん、音楽の仕事なので、音楽を聞かない訳じゃなく、会社では、もちろん聞くし、部屋や車の中ではFMを聞いていた。
聞きたい音楽は、飲み屋で聞いていたのです。
オーディオを部屋において、自分でCDを買って聞き始めたのは、学生の頃以来、約20年ぶり、つい5年くらい前である。
そのせいか、部屋にあるCDは、BESTやコンピレーションが圧倒的に多い。学生の頃聞いていたアーティストや曲名をあてにして、CDを選ぶから、まあ、しょうがないことなんだろう。もちろん、オリジナルのアルバムが、もう廃盤になっているものもある。
と、いうことで、きょうのBGMもBEST。
「カーティス・メイフィールド」のBEST、「カーティス・メイフィールド ザ・インプレッションズ THE ANTHOLOGY1961-1977」。
20年くらい前だったと思うが、当時、渋谷に「LIVE INN」(だったと思う)という大きめのライブハウスがあって、「カーティス・メイフィールド」が来日して、見に行った。
バンドは、クラブのハコバンのようなバンドで、本人の声もあまり調子よくなかったが、やはり、存在感だけでも、見れたことに感激した覚えがある。
やはり、いいアーティストは、いつ、死んでしまって見れなくなるかもしれない可能性もあるので、無理してスケジュールを空けてでも、見ておいたほうがいい。
実際、見たのと、見てないのとでは、大きく歴史に直面した感激が違うのだ。
まあ、もちろん、理由は、それだけではないですけど。

ダイジェスト:2004年12月18日より。(ほぼ日刊 hitorigotoより抜粋)



MTVビデオミュージックアウォード2004を見ていた。
「クリスティーナ・アギレラ」のステージもよかったが、何よりもまして、素晴らしかったのは、「アリシア・キーズ」と「スティーヴィー・ワンダー」と「レニー・クラヴィッツ」のステージ。
最高!!
しかし、黒人のアーティストたちが、ファッショナブルなのに対して、白人アーティストのファッションは、最低だった。
まあ、R&B系とPUNK系の違いだといわれれば、それまでだけど。
それにしても、「リンキン・パーク」と、そのプロデューサーに関しては、本当に、ただのデブのおっさんにしかみえなかった。
最後に、「アウト・キャスト」のステージで終わりだったけど、このグループも、よくわからない。音楽の幅が広すぎて、アーティストというより、プロデューサーチームになっていくんじゃないの。
でも、ひさしぶりに、目を離せない、おもしろい音楽番組だった。
で、このイベントをやっていたところが、マイアミ。
マイアミといえば、「マイアミ・サウンド・マシーン」。
じゃなくて、私の世代では、もっと前、「マイアミ・ディスコ・サウンド」だ。
代表されるアーティストは「ロック・ユア・ベイビー」で有名な「ジョージ・マックレー」、そして、「ザッツ・ザ・ウェイ」、「ファンキー・ホーン」など、ヒット曲を数多くもつ「K.C.&サンシャイン・バンド」だ。

ダイジェスト:2004年12月17日より。(ほぼ日刊 hitorigotoより抜粋)



目覚めの一発。景気づけの音は、「WAR」の「LIVE」。
ちょっと大きめの音で。
体の中の血が、蘇ったように動き始めます。

思い起こせば、私が最初に、GIBSONの335タイプのセミアコを好きになったのは、このバンドのギタリストが、GIBSON ES-345 を弾いている姿を見てからだった。

話は変わるが、先日、テレビで録画しておいた「戦場のピアニスト」を見て、この「WAR」の「世界はゲットーだ(THE WORLD IS A GHETTO)」という、当時(27~28年前)のヒット曲のことを思い出した。
じつは、「GETTO」という意味を、今まで知らなかったのだ。
(独語 GETTO、英語 GHETTO)
そういう意味だったのか。と改めて知った。(遅い!!)

ダイジェスト:2004年12月14日より。(ほぼ日刊 hitorigotoより抜粋)

このくらいの年齢になってくると、年をとるにつれ、将来の不安とか出てきそうなもの。
ところが、行き当たりばったりの計画性の無い生活を、何十年もやってると、まだ、いつの日か、天から福が降りてくるんじゃないかなんて、気楽なことを考える甘い性格が、完全に身についてしまっている。
いつか、痛い目に遭うぞ!(叱咤)

ダイジェスト:2004年11月26日より。(ほぼ日刊 hitorigotoより抜粋)

ここ4、5年前から、自分の部屋で音楽を聴くようになったんだけど(以前は、家で音楽は、まったく聴かなかった)、結局、買って聞くのは、だいたいが80年代より前の音楽だ。
気がつくのは、今のヒット曲のメロディー、元ネタがこの辺(60年代~80年代)にあるのが多い。
この前、見つけたのは、SMAPの大ヒット曲の○×○×△のメロディの一部がロギンス&メッシーナのアルバムに入っている曲に酷似。
みんな苦労しているんだなーって思う。
しょうがないよね。世の中に、こんなに音楽があふれていて、聞いた事がないメロディを探す方が大変だ。
もちろん、意識して真似ている訳じゃない人もいると思うけど、実際、研究して作っている人もいる。

できれば、音楽は、そんな事は考えないで、楽しみたいものです。

ダイジェスト:2004年11月25日より。(ほぼ日刊 hitorigotoより抜粋)



ジャケットが豪華すぎて、もう再発はないと言い切れる、サンタナの「ロータスの伝説」
久しぶりに聞いたけど、やっぱり音の方もいい。
私はCDで手に入れているけど、アナログレコードのジャケットがそのままCDの大きさに縮小されてセットになっている。
レコード時代にも発売されたときには、かなり、びっくりしたけど、改めて、CDのパッケージになっているものを見ると、本当にびっくりするほど豪華だ。これが、当時のアナログのレコードサイズだと本当にすばらしい。額に入れて飾りたい程、迫力があります。(たしか、当時は、価格が高くて、お金が足りなくて、買えなかった覚えがある。)
この、「ロータスの伝説」というアルバムは、サンタナの1973年の日本公演のLIVEアルバムなんだけど、当時、日本公演がLIVEアルバムになったものには、名盤が多く残されていると思う。
1972年のディープ・パープルの「ライヴ・イン・ジャパン」や、1973年のベック、ボガート&アピスの「ベック、ボガート&アピス・ライブ」が、すぐに思い浮かぶけど、他にも、まだ、あると思う。
少なくてもこの3作品は、アーティストの演奏がいい。そして、録音状態がいい。間違いなく名作です。