グアテマラ便り -8ページ目

我が家のニコラ

今日は、我が家のシャム猫ニコラを紹介しよう。

犬達5匹に囲まれて、猫1匹だけでたくましく育っている。

犬と一緒に気持ちよさそうに眠っている。

この前、ブルドックのルイのお腹の上に乗って寝ているのを見かけた。ほほえましい。

まだ1歳未満で、いたずら好きだが、家の中からは一歩も外にでたがらない。

いつも気持ちよさそうな居場所を確保して寝ている。

主人もニコラちゃん!といつもニコラ贔屓である。

NICOLA

我が家の庭師のセルソ

庭師のセルソ

いつも庭を手入れしてくれる庭師のセルソを紹介しよう。

セルソは現在50歳。若かりし頃は内戦でゲリラと山奥で戦っていた戦士だった。

内戦中は貧しく、政府側の部隊に属するしか選択がなかったという。内戦時は、雨の日も風の日も山奥の野外で寝泊りし、食べ物もろくに支給されなかったので、そこらへんの草や虫、小動物を食べて日々暮らしていたそうだ。サバイバルな生活を送り、今でも昔、雨に打たれて寝ていたので、その後遺症で腰が痛いという。

今は多くの家庭に重宝がられている庭師だ。

とても正直者で、仕事もきちんとしてくれる。たとえ主人が出かけていて、一人で庭の手入れをしていても、家の中のものは盗まないし(グアテマラではこれが雇う側のポイント!)、手抜きもしない。

アンティグアの郊外の山の上の村に住んでいて、毎朝、ものすごいスピードで山道を自転車で駆け下りて来る。

先週、その自転車をメルカド(市)で盗まれてしまったそう。

20歳になる娘に子供が生まれ、しかもシングルマザーなので、お金が入用のときにこれは痛い。

これからも我が家の庭を手入れしてください。

犬の散歩で失敗

カサ松本

毎朝、主人が担当している犬の散歩も、現在主人が一時帰国中のため、私が担当している。

早朝5時に犬5匹に起こされ、寝巻きのまま、まだ夜が明けぬ暗いうちから総勢5匹を連れて散歩に出かける。ブルドックのルイが早く散歩に出かけたいと急かしたため、うっかりして家の鍵を中に忘れてしまった。

オートロック形式になっているため、鍵を持っていないと中に入れない。困った!

合鍵を近くに住むスペインゴ学校のオーナー真さんに預けているのだが、今日本に帰国中で、真さんじゃないと鍵の保管場所がわからないという。

しょうがないので、隣を片っ端から早朝にもかかわらず、呼び出しベルを鳴らし、隣から家に入ろうと計画したが、左隣の家は早朝のため、でてきてくれない。右隣の家は地元の学生を寄宿させており、早くからおばちゃんも起きていた。早速、中に入らせてもらい、屋根伝いにまるで泥棒のように我が家に侵入成功!

アンティグアの家は表玄関は壁が高く、泥棒が入りにくいが(写真は我が家の表玄関)、隣とは屋根も続いていることから、簡単に進入できてしまう。あまりのあっけない進入に驚いてしまった。

起きてすぐの散歩は忘れ物にご用心!

NHK地球ラジオに出演します。

放映時間は11月12(土)でした。間違ってご案内して申し訳ございません。

日本時間の11月19日(土)午後5時から「NHK地球ラジオ」に出演することになりました。

もちろんグアテマラから電話で出演しますが、生放送なので、緊張しています。

テーマは「最近のグアテマラの話題」と、「電信柱はありますか?」というテーマです。

今回は10月の熱帯性低気圧「スタン」の被害やアンティグアの街並みのことなど簡単にご紹介することになりました。

こちらの時間で深夜2時に出演します。

世界各地でもNHKラジオは聞くことが出来るので、是非皆様もお時間がありましたら聞いてみてください。

グアテマラでそろばん大会開催

そろばん大会

グアテマラには中米唯一、そろばん塾がある。

文部省留学生でご主人が日本に留学している間、奥様のキラさんが日本で子供達に交じってそろばんを習得し、母国で教えている。もう10年教えているのだから立派なものだ。

日本のそろばんは「算数が得意になる。計算が速くなる。」などの定評が広まり、教育ママ達が自分達の子供に教えさせようと、そろばん塾に申し込んでくる。

キラさんが一人で教えているため、1週間で150人の生徒を見るのが精一杯で、現在、ウェイティング待ちの子供達もたくさんいるそうだ。

11月26日には念に一度のそろばん大会が開催される。私も毎年、審査員として出席している。

日本でそろばんを習ったこともないのに、採点方式なので審査員がなんとか勤まるのだ。今年は、日本から4名のそろばんの先生方が審査員として、またそろばん教育の普及に来られる。キラさんが日本でお世話になった先生だ。

当日は、日ごろの学習成果を発揮しようと、多くの子供達が大会に参加する。上級者コースでは、暗算もあり、そろばんを使わずに、指でそろばんをはじくように頭の中で計算していくグアテマラの子供達を見ているとほほえましくなる。


11月1日は死者の日

サンチアゴの大凧

11月1日はグアテマラでお彼岸にあたる死者の日。

ご先祖のお墓参りをしにいくのは、日本と同じだが、少し変わった習慣がある。

死者の日には、墓地には色とりどりのグアテマラ色のレインボーカラーの大凧がたくさん飾られる。特に有名なのは、アンティグアより車で20分ほど行ったサンチアゴ・サカテペケスとスムパンゴの大凧だ。

グアテマラ人はこの日、墓地で凧を揚げることによって、死者と生きるものとのコミュニケーションが図れると信じていて、墓地の上をどかどかと凧を揚げるために走る。

また墓地に飾られた大凧は、大勢のグループがそれぞれのアイデアを練って作り、デザインを競うためにコンクール化している。

その他、それぞれの墓はたくさんの花々やデコレーションで飾られ、楽しい様相を呈している。また楽団なんかも入ったりして、死者を弔うという暗いイメージは全くない。ご先祖様もさぞかし、今日は楽しい一日を過ごすことだろうと思う。

墓地にはフアンブレという野菜やハムがたっぷりと入った名物サラダを持ち寄って、ピクニック気分で一日を過ごす。

崩壊した村人が作ったブレスレット

グアテマラ織りのブレスレット

先月、海外のアクセサリーや衣料品などを取り扱う卸業者BLUE VOGUEさんへ、注文を受けていたたくさんの皮のベルト(グアテマラ織りの入ったもの)やグァテマラ織りのブレスレットを納品、輸送した。

写真のブレスレットはグアテマラの独特な織り方で丁寧に作られたブレスレットの数々。このブレスレットを作っていたのが、10月始めの豪雨で火山の土砂が流れ出し、村全体が崩壊したパナバフ村の住民達。パナバフ村は今も600人近くが土砂の下に埋もれており、村全体が墓場となった。今、コノブレスレットを作れる家族は、2家族のみしか生き残っておらず、このブレスレットを作っていた人々の多くは亡くなってしまった。

写真のブレスレットを一生懸命手作りで作っていた人々の多くは土砂の中に眠ってしまったかと思うと、悲しくなる。これから生き残った家族が村を再起させるためにも、このブレスレット作りを伝授していかなくてはならない。。

今回のハリケーンで死者となってしまった作り手による上記ブレスレットの日本での購入は、以下のHPをご覧いただき、お問い合わせください。皆様のたくさんの購入をお待ちしています。

ホームページ: http://www.bluevogue.co.jp

E-mail: info@bluevogue.co.jp

(写真:BLUE VOGUEさん)

囚人大脱走

今週、グアテマラの南側の町エスクイントラの刑務所から、19人が大脱走した。そのうち2人は捕まったが、今も17人の誘拐犯や麻薬密売者、強盗殺人半などの凶悪犯が逃げている。

昔の映画にもあったようにトンネルを掘り、6ケ月かけて掘ったトンネルがようやく完成し、脱走に踏み切ったそうだ。

グアテマラではよく脱走劇が起こる。囚人と監視役が手を組んで(監視役が賄賂をもらうケースが多い)、脱走を見逃すケースがある。凶悪犯がシャバでうろうろしているのだから、またお金がなくて悪さをするだろうし、市民は心配でならない。よくローカルバスを止めて、警察が男性の乗客を下ろし、手に頭を置かせて身体検査をしているのを見かけるが、こんな検問で効果があるのだろうか。。。と思ってしまう。

元大統領も汚職の罪で逮捕されそうになると、メキシコに逃げてしまい、容疑がでてから1年半が経とうとしているのに、未だに逃げ延びている。グアテマラの悪人は「逃げるが勝ち!」なんだとつくづく思ってしまう。

ヤシャ遺跡ツアー

YAXHA TOUR

ヤシャ遺跡のエージェント向けツアーの参加者と一緒に、マヤ神殿の上に登って、ジャングルの地平線をバックに記念撮影。

参加者はオールグアテマラ人。みんな若い人達ばかりで、明るいスペイン語が飛び交って賑やかだった。

グアテマラ国内でヤシャ遺跡を売り出そうとする様々な旅行会社の社員達だ。

ヤシャ遺跡

YAXHA

先日、グアテマラのフローレス現地旅行社の主催するエージェント向けのヤシャ遺跡ツアーへ招待で行ってきた。

ヤシャ遺跡は、最近欧米のアウトドア系のテレビドキュメンタリーで取り上げられ、グアテマラにとっても、これから売り出したいマヤ遺跡のポイントだ。ティカル遺跡に比べて、規模は小さいものの、まだ発掘途中の光景が見られたり、美しいヤシャ湖が近くにあり、蝶や吼え猿、トゥカンの野鳥が飛んでいて、ジャングルの中での自然も満喫できる。

ヤシャとは「緑の水」を意味し、ヤシャ湖のほか、サクナブ湖に面し、水源に恵まれたところである。またこの緑はヒスイも意味するそうだ。ヤシャ湖に浮かぶ小さな島、トポシュテでは大きな亀の形をした緑色のヒスイが発見されたそうだ。

ティカル遺跡に比べて、ツーリストも少なく、隠れた見所としてこれから脚光を浴びそうだが、TVに取り上げられた途端、今まで入場無料だったところが、10ドルの入場料をとることになり、ティカルよりも入場料が高くては、お客さんが来るのか・・・と疑問視されている。

近くにある「ソンブレロン」というロッジに泊まって、ゆっくりとジャングル探索をするのもいい。