11月1日は死者の日 | グアテマラ便り

11月1日は死者の日

サンチアゴの大凧

11月1日はグアテマラでお彼岸にあたる死者の日。

ご先祖のお墓参りをしにいくのは、日本と同じだが、少し変わった習慣がある。

死者の日には、墓地には色とりどりのグアテマラ色のレインボーカラーの大凧がたくさん飾られる。特に有名なのは、アンティグアより車で20分ほど行ったサンチアゴ・サカテペケスとスムパンゴの大凧だ。

グアテマラ人はこの日、墓地で凧を揚げることによって、死者と生きるものとのコミュニケーションが図れると信じていて、墓地の上をどかどかと凧を揚げるために走る。

また墓地に飾られた大凧は、大勢のグループがそれぞれのアイデアを練って作り、デザインを競うためにコンクール化している。

その他、それぞれの墓はたくさんの花々やデコレーションで飾られ、楽しい様相を呈している。また楽団なんかも入ったりして、死者を弔うという暗いイメージは全くない。ご先祖様もさぞかし、今日は楽しい一日を過ごすことだろうと思う。

墓地にはフアンブレという野菜やハムがたっぷりと入った名物サラダを持ち寄って、ピクニック気分で一日を過ごす。