4月12日

 漸くワイハイが繋がった。

 朝打ったのは全てNG。

 かみさんは、今日は小金井のお茶教室で、真の炭手前と真の台子点前を教えている。

 先日、透木釜での炭手前と俺が勘違いしていた様だ。

 真の炭手前は、なかなか教えてくれる先生がいない。

 一回は本来は習う筈だが、教える先生も教えてもらったのが一回では覚えられないから、教えられる人が少ない、もし教えても間違った記憶で教えるので、多種の点前となる。

 道具も滅多に使わないので、持っている人も少ない。

 多種の先生に教えてもらい、自分で組み立て、最後に業躰先生に指導を受けてやっと出来るのが真の炭手前の様で、かみさんもその過程を通って教えている。良く頑張った。

 偽書と言われる南坊録には、十二段の台子点前の最後の二段を入れ、江戸初期の最も簡略化された、利休が得意の「水指の運び点前=平点前」を最初に教え、順に遡り台子の点前に進んで教える様にしたと在る。

 何故偽書と南坊録が言われるのは、江戸初期に南坊は高山右近を指、ルソンに追放されたので、南坊録は書けないとの理由だ。

 古田織部の切腹と同じく右近の追放は大変有名は話だから、偽書と断定する歴史家が多かったのだ。

 内容から千家内の口伝が多いので、俺が思うにのは、南坊録は宗旦が南坊の名で書いた、千家復興と千家防衛の為の書に思える。

 今日はここまで。