この玄関、何かを感じる・・
なんかテレビドラマにも出てきそうな・・
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20181214/21/issyoubin/cd/67/j/o1080060714320846448.jpg?caw=800)
それもそのはず。
こちらの一部の建物は、国登録有形文化財にも指定されているんです。
しかも、昔昭和天皇も訪れたことがあるといいます。
そんなすごい建物が、ここ三重県四日市市にあるんです。
伝七邸 神楽
電話:059-351-2491
定休日:水曜日
営業時間:11:30~13:30(L.O) 17:00~21:00(要予約)
2017年12月にオープン。
実はこちら、1906年~2017年3月までおよそ120年間「料亭浜松茂」という料亭でしたが、後継者不足などにより閉店。
しかし閉店を知ったゴマ食品メーカー「九鬼産業」の九鬼紋七会長が建物を取得し、知人に保存の協力を呼び掛けて「伝七邸」として再出発。
こちらの建物なんですが、もともとはこの方の別亭だったんです↓
四日市市出身の実業家「伊藤伝七」(1852〜1924年)
日本最大の紡績会社、東洋紡績の創始者。
「紡績王」と呼ばれていたそうです。
四日市をはじめとする地域社会に貢献した大金持ちだったみたいですね。
玄関は広々。
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まるで温泉宿の旅館に来たような趣があり、広々としていて開放感があります。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20181214/21/issyoubin/ff/39/j/o1080060714320846480.jpg?caw=800)
この生け花は家元の方が手がける本格的なもの。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20181214/21/issyoubin/b5/8c/j/o1080060714320846509.jpg?caw=800)
特に大人数の予約で利用できるこの広間は、窓に“自然(じねん)の庭”が広がり、圧巻です。
庭園はライトアップされよりゴージャスに。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20181214/21/issyoubin/12/4d/j/o1080060714320846514.jpg?caw=800)
写真ではよくわからないかもしれませんが、大変な絶景です!
石はわざわざ取り寄せたものだそうです。
この景色を眺めるだけでしびれます。
こちらの廊下を渡ってお部屋にご案内していただきます。
お部屋は素敵な和室☆
かんぱち、ひらめ、しまあじ、マグロ。
和食では、画像を見てもらえればわかるように、先ほどの前菜でも刺身でも、右利き用に盛り付けられていることがほとんど。
つまり右でお箸をもって食べる人は食べやすく盛り付けされていますが、左でお箸をもって食べる人は違和感を感じるということ。
嫁さんが左利きなのでいつも苦戦しているようです。。
でもおいしいので、全然気にならないようです(笑)
さあ、お待ちかねの牛肉を・・
ひょいと持ち上げるとこんな感じになってます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20181214/18/issyoubin/c9/fe/j/o1080060714320743823.jpg?caw=800)
こうして食を通じて昔の文化を知るということは、大事なことですよね。
また、塩やわさびで食べても相性がいいです。
さあそして、お肉と野菜を鉄鍋で絡めていきます。
しかしすき焼きなのに味付けが“味噌”!というのは驚きですね。
明治時代は、味噌に漬けて肉を保存していたことから、この味付けなんだそうです。
ん~、味噌のコクとマイルドな玉子がよく合います。
シメは、ご飯の上にお肉を乗せ、その上から肉の旨みが染み込んだ味噌をかけた肉丼。
歴史を感じながら、明治時代の当時の味を再現した味噌すき焼きを堪能できて最高のひとときでした。
本物に触れることができた貴重な体験ができました。
というわけで本日もご覧いただきましてありがとうございました。