うおおおおおおお!
 
気持ちいい~!畳にゴロンして伸びする瞬間が~
 
 
もしくは失神!?(笑)
 
と言うことで、こちらのお店にお邪魔しました!
 
 

京町 柿安本店

 
住所:三重県桑名市京町36 
TEL:0594-22-0318
営業時間:【お座敷】 昼 11:30~16:00  夜 16:30~22:00 (オーダーストップ 21:00) 
【小売り】 夏期 9:00~18:30  冬期 9:00~18:00 
定休日:月曜日
 

桑名市博物館の裏手にあります。

 

北側に精肉小売りがあり、南側に駐車場とお座敷の入り口があります。

 

すき焼き、しゃぶしゃぶ、網焼きをを提供する明治創業の老舗です。

 

 

柿安が桑名に2店舗?

桑名には柿安が2店舗あるんですが、こちらは、三尺三寸箸やおそうざいなど、全国展開している柿安とは経営が違います。

 
こちらの柿安は、100年以上前に江戸町の柿安からのれん分けされたお店です(先日お伺いした江戸町の柿安本店➡https://ameblo.jp/issyoubin/entry-12416266573.html)。
 
江戸町の柿安はモダンで料亭のような佇まいですが、こちらの柿安は旅館のような佇まいです。
 
 

一店主義を貫き、信頼の味を提供する肉料理専門店。

 
 
さあ、お楽しみはこれから・・
 
 
のれんをくぐりぬけると・・
 
 
でっかいウミガメのオブジェが!
 
 
そのウミガメの横に「あじのみせ 柿安本店 九十歳 実篤」と書かれていますが、こちら実際に小説家の武者小路実篤が書かれたものだそうで。。
 
スゴイですね~武者小路実篤ってとんでもなく遠い存在でしたが・・
 
 
1階のお座敷はこんな感じ。
 
 
時が止まっているかのよう。。
 
今回食事をさせていただいたのは、2階。
 
階段を上ると今度は天狗さんがいたり・・
 
 
福の神さんがいたり。。
 
 
階段を上ると、そこはもうノスタルジックを通り越して、昭和初期の学校の渡り廊下のような光景が!
 
写真を撮っているこの位置は新館。
 
 
で、ここからとことこ向こうの方へ廊下を歩いていくと・・・
 
こちら側は戦前にたてられたもの旧館だそうです。
 
 
当時の趣が残ったままの建物。
 
取り壊したりするところが多い中、当時の風情が残っているというのも味わいがあっていいですね~
 
廊下もピカピカでした。
 
このザラザラした壁、久しぶりに見ました。
 
 
そしてこちらは2階のお部屋。
 
田舎のおばあちゃんの家に来たような感じです。
 
 

そうそう、この雰囲気!

 

わざと昭和感を出す造りのお店もありますが、こちらは本物の昭和感が味わえるんです。

 

部屋には換気扇もありません。

 
 
ふすまの上のコンパクトな障子戸を見て、すごく懐かしい気分に。
 
この感じ、本当に落ち着きます。
 
タイムスリップしたかのように時間がゆっくりと流れているよう。
 
 
天井に着いている明かりもこれまた風情がありますな。。
 
 
畳のこの紋が入っているこれを踏んではいけないと、、気になりました(笑)
 
 
このお部屋には富士山の絵が飾られてました。
 
 
赤富士も好きですが、この白富士さんも味があっていいですね。
 
そしてこれは冷房機でしょうか!
 
うちの実家にも同じようなものがあります。
 
 
今や冷房器具も壁に取り付けるものが主流になりましたが、昭和初期のころはこの形の冷房だったんですよね。
 
 

大安牛の一番

さあ、そしてお待ちかねのお食事へと移ります。
 
この円台の真ん中に丸い穴が開いていて、七輪がセットされてます。
 
 
七輪やっぱりいいですね~。
 
炭のカランカランという音がまたいい~
 
 
メニューはこちら!
 
 
今回は一番ヒレ肉の焼肉をオーダーしました。
 
一番ヒレ肉は、前々から予約しておかないと、当日品切れていることが多いそうです。
 
この一番と二番の違いは?というと一番は雌牛で、二番は雄だそうです。
 
雌牛は雄よりも若干柔らかいですもんね!
 
というわけでお肉はこちら!
 
 
この霜降りっ!やばいです!
 
こちらのお肉は、専属契約している三重県いなべ市大安町のカネキ牧場で、兵庫県但馬産雌仔牛を飼育した大安牛を使用されています。
 
大安牛というブランド、初めて聞きました。
 
電話予約でもなかなか入手することができないという一番のお肉。
 
初めて出会えた嬉しさにさっそく記念撮影!
 
 
白いシャツを着用していたので、仲居さんに「お医者さんですか?」と言われて「いや、全然違いますよ」と言いながらテンションあがりました(笑)
 
しかしすっごいですね、このお肉!
 
焼く前から良質なのがわかります。
 
 
つきっきりで仲居さんに焼いてもらいます。
 
部屋に煙が充満してきましたが、ふすまを開けるとあら不思議!煙が気にならなくなりました。換気扇いりませんね。
 
煙のもくもく感を感じながら食べるお肉は最高です。このスタイルが焼肉では一番好きです。
 
しかも服ににおいがつきません。不思議です。
 
 
両面サッとレアで焼きあがった状態で。。
 
 
極上のお肉は、こちらの大根おろしをたっぷりつけていただきます。
 
 
こちらの大根おろしには醤油とレモンがかかっています。
 
 
うわ~、贅沢~。
 
 
さあ、準備完了!いただきます!
 
 
「ん~~、とろける~~!美味しい!!」
 
サ~っと口の中でとろけていきます。
 
大根おろしもとてもいい素材を使用されているようで、全然辛くないです。
 
大根おろしだけでバクバクいけます。
 
いや、ホントに美味しい!大安牛の一番、さすがです!
 
但馬牛の素牛は、育て方やエサにもよりますが、まあ間違いないですね。肉質が本当にいい!
 
そしてこのピーマンも!
 
 
とっても肉厚でジューシー!
 
その他の野菜も炭で焼くと焦げがすごく香ばしくて美味しくいただけますね!
 
大根おろしがたっぷりなので、翌日もすっきりと全然胃もたれもありませんでした。
 
 
 
●ハマグリのしぐれ煮のお茶漬け
 
 
ノリで隠れていてわかりにくいですが、ハマグリさんが隠れてます。
 
このお茶づけにも癒されました。
 
本当に居心地がよくて落ち着くお店でした。
 
 
時が止まっているようで、非日常感を存分に味わえました。
 
人それぞれお好みがあると思いますが、個人的には江戸町の柿安は接待で、こちらの京町柿安は家族で利用したいお店だと感じました。
 
すっごくお肉も美味しかったし、つきっきりで焼いてくれた仲居さんの対応もすごくよかった。
 
再訪して今度はランチしに来ます。
 
三代目おすすめの名店でした。
 
 
と言うわけで本日もご覧いただきましてありがとうございました。