今朝は8:00から千葉県野田氏の心愛ちゃんの児童虐待による死亡について、合同会議が行われた。


厚生労働省、千葉県、野田市、柏の児童相談所他の関係者に同時に集まってもらった。


心愛ちゃんの住まいは野田市だが、沖縄県の糸満市から引っ越ししてきた段階で児相は保護観察を引き継ぎ、持続的に観察すべきだった。。


そして、一旦は預かって保護したものの、その後心愛ちゃんを自宅に帰して、その後連絡をしたり、訪れることはなかった。


心愛ちゃんは父親から繰り返し虐待を受け、学校の報告書にSOSを発していた。


同時に、「お父さんにいじめられたのはウソ」と偽の手紙まで書かされ、その後保護が解除されている。


一概に誰が悪いとは断定できないとされるが、果たしてそうか?


今回のケースは共同責任が問われるが、そのロジをはっきりさせることだ。


シグナルはいくつもあった。


その時に救い、親が何と言おうと断じて帰さず、保護を続けることだ。


心愛ちゃんのケースは昨年春の結愛ちゃんのケースと酷似する。


虐待があり、遠方に引っ越しし、そこでも虐待が行われ、さらに転校し、最悪の事態になってから表面化した。


そこには、父親の異常な父性や生きてきた足跡とも因果関係がみられるケースが多い。


虐待する親についての徹底調査と探究を急がなければならない。


私もこれまで虐待した親から相談を受け、児相にいるわが子を返してほしいと頼まれることがあったが、児相は返さず、実情を聞くと大抵はそれまでも虐待をしており、保護をかいしてもその後も再び虐待するケースが多かった。


今回の惨い死を機に、あらためてその態勢について考えなおさなければならない。


児相の数は欧米に比べてはるかに少なく、個々の職員数も少ない。



同時に保護される子の数も少なく、何の情報も無く、死に至るケースもある。


何と虐待死は年間平均50人と言われている。


幼い命が、、、。


今回の野田氏をカバーする児相は、人口150万人に一ヶ所というあまりにも現実とかけ離れた状況だ。


ドイツは子ども17万人に一ヶ所、英国も50万人に一ヶ所であり、それにひきかえ日本の数の少なさは不作為だ。



まず、児相の数と職員数を増やさなければならない。


そして、学校と地域の児童委員、児相との連携を厚労省と都道府県と区市町村とを通じ、連帯責任とし徹底強化すること。


自民党でも徹底して取り組む。