![パンダ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/172.png)
「なぜか最近、無性にお能のYouTubeばかり見ちゃうのよねえ」
と、カニお姉様が突然お能にめざめたのは、忘れもしない2021年、世がコロナの闇にすっかり包まれていた頃でした。
お姉様がよく行かれる代々木能舞台
それまでも、お能関連のお知り合いがいらっしゃるゾウお姉様に誘われて、年に1、2回一緒に見に行く機会はあったのですが(その時は私と一緒に
でした)、2021年以降、多い時には月に2回もお能鑑賞に行くようになったお姉様
レクチャー会などにも積極的に参加して、地方公演にまで遠征することも。
(ハマると突き詰めるタイプ)
![かに座](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/187.png)
「まだまだよくわかんないことばかりだし、全然初心者の域から進めてないんだけど、観たくてたまらなくなるの、なんでだろう?」。
![かに座](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/187.png)
コロナ期独特の厭世感のようなものから生まれた感情の流れが、お姉さまを幽玄の世界へといざなったのでしょうか?
いまだ、能=睡眠誘導、な私にはわからない何かが、お姉様には感じとれていらっしゃるのだと思います。
そんなお姉さまが、「運命!」と歓喜して購入されたのが、こちらの西村織物の帯。
完全受注製作のこちらを購入する際、お姉様は
「いいこと思いついた!
これ、多めに織ってもらって、アヤンにバッグ作ってもらっちゃおう!」
と2尺ほど余分に織ってもらったのだそうです。
(この時点で私への確認は一切なし
)
その生地が
(32㎝×約85㎝)
![タラー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/099.png)
(正確にはハサミではなくてローラーカッターを使っています。どうでもいい情報ですが)
まずはデザイン決め。
以前アンティークの丸帯からバッグを作って
プレゼントしたことがあって、
仕様はそれとほぼ同じで、ということに。
次に、バッグの顔となる部分にくる能面の選択。
結局、生地に無駄が出ないことを優先した柄取りに。
カット完了。
32×25㎝×2枚
残りのハギレ部分。
32×約15㎝が2枚。
縫い代分が余分に取れるので、織り始めのグレーの部分が3㎝ほどついた方をふた用に。
帯地はとてもほつれやすいので、
ほつれ止め液をカットした辺に塗って、さらにミシンでかがり縫いをして処置。
合わせる生地の選択。
日暮里繊維街の生地屋さんを回って何枚も候補の写真を撮って送った中から、カニお姉さまが選んだのが、
表地
アーマージャガード
(膨れ織り風の型押し生地)
ポリエステル60
ナイロン40
全パーツの下ごしらえ完了。
![ダウン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/175.gif)
![ダウン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/175.gif)
![ダウン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/175.gif)
完成
![電球](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/673.png)
さて、そろそろ明日のお出かけの準備を。
明日の天気は、
最高気温予報は25度と最近にしてはやや低めだけど、『湿度が高くてジメジメするでしょう』、って!
藤井絞の綿麻着物。大蜘蛛絞り。
龍柄の絽の名古屋帯。
(思った以上に龍がたけだけしくて、背負う勇気がなく、箪笥の奥に死蔵していたのを、干支の今年こそ締めなければ!とひっぱり出してきました)
![汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/028.gif)
アンティークの瑪瑙の金魚の帯留めと、魚を捕まえているカッパの根付帯飾り(この前も使ったお気に入り)。
明日は、カニお姉さまとナンシー
と、日本橋で待ち合わせ。
出来上がったバッグをお渡しします。
果たしてお姉さまは喜んでくれるでしょうか。
(今回のコーデの着姿は、いずれカニお姉さまのブログにでも)
最後までお読みいただき
ありがとうございます!