ある日のお出掛けの準備。

 

この日は、憧れの上品マダム(あ、ゾウかに座お姉様sのことではないです......にやり)とお出かけだったので、コーデのテーマは、

エレガント(あくまで私なりのダッシュ宝石白

 

グレー地に白小花が散らされた小紋

(絵羽小紋?付下小紋?)。

ところどころに刺繍で色小花が。

帯は、シミとヤケで瀕死状態だった訪問着を、洗い張りして名古屋帯に仕立て直してもらったもの。

絞りの梅と小鳥(メジロ?エナガ?)柄で、毎年この季節に締めるのを楽しみにしている、大好きな帯ピンク音符

 

お約束の、残り布でバッグを自作。

 

帯揚げと帯締めは淡い藤色で。

藤岡組紐の「もけもけ」帯締めは冬のコーデに大活躍。

 

全体の色味をおさえて統一感を出すと、なんとなーく、エレガントな感じになるんじゃないかな~、みたいなキョロキョロ

前柄には小鳥オカメインコがいないので、千鳥の根付を帯飾りに(どうしても帯に何かぶら下げたい病)……と思ったのだけれど、エレガント目線(?)で見たら、なんか違うな、と途中で外しました。

 

 

(長時間車に乗った後なので、お太鼓がへにょっちゃってます.......言い訳汗
 
 

そんなコーデで、巣鴨の「とげぬき地蔵尊  高岩寺」へ。

私にとっては初詣でした。

昔々、誤って針(とげ)を飲み込んでしまった女性に、こちらのご本尊の姿の描かれた小さな紙(御影)を飲ませたら、御影に刺さった状態で針(とげ)を吐きだした、という逸話が由来。
 
門前でお参りセットを購入。
御本尊は秘仏で目にすることはできませんが、本殿にお参りして、御燈明(ろうそく)をお供えします。

おたきあげの香枦にお線香を。

その煙を体の悪いところにかけるとご利益が。
 

「洗い観音」様のお体に水をかけ、自分の体の悪い所と同じ場所をおみぬぐいのタオル(むかしはタワシだったそうですが、観音様が磨耗してしまうので今は布)で洗うことでご利益が。
 

「御影」を購入。5枚入り。体の悪い場所に貼るか、飲みこむとご利益があるそうです。
 
 
マダムがご所望だったので、有名な巣鴨の幸運の赤パンツ屋さんへ。

赤パンツをはくことで、おへその下の丹田をあたため、生命エネルギーをパワーアップさせて、健康で前向きに過ごせるとか。

 

 

さて。

巣鴨に来たからには、「フレンチパウンドハウス」の苺ショートを食べずして帰れないショートケーキ

ということで、とげぬき地蔵尊とは駅を挟んで反対側の南口方向へ。

 

フレンチパウンドハウス(巣鴨)

苺ショートケーキ は2種類あります。
ブラン

 
ルージュ

どちらも650円。
この日の苺は、栃木県産のとちおとめ。
ブランは、比較的甘みの強いクリーム。米粉を使っているというスポンジケーキは、少し粒感のあるエアリーな食感で、苺とクリームを口の中で「ジュワッ」としみこませて溶けていきます。
ルージュは、ふちのデコレーションに縞(ブランと見分けるために星口金で絞っている)が入っていて、ほんのりピンク色。これはクリームに、苺の果汁の入ったメレンゲを混ぜているからだそうです。さらに、苺のリキュールとキルシュが少しだけ使われているので、クリームのミルク感と共に爽やかなお酒の酸味と香りが。

 

 

 

あらためましてこんばんは。

だいぶ長い枕(だったんです)でしたが

お久しぶりです、

アヤンティーヌですパンダ

 

苺ショートと言えば、昔々、10代の頃、初めて「フルーツパーラー」というものに入ったのは、忘れもしない「銀座千疋屋」さんでした。

その時、苺ショートケーキセットのお値段の高さにびっくりして、自分のお財布の中味をこっそり確認した焦燥感を、今でもはっきりと覚えています。

というわけで、今回の甘味愛好会活動記録は、甘味の原点・フルーツの老舗、

 

千疋屋の系譜

千疋屋總本店

京橋千疋屋(暖簾分け)

銀座千疋屋(暖簾分け)

この3店はチェーンではなく、経営はそれぞれ独立した別会社。

(どらやきの「うさぎや」の系譜{→過去記事}と既視感目

とはいえ、現在も提携関係にあり、情報交換や交流会などを定期的に行っているそうです。

 

デパートなどに入っている「千疋屋」、ロゴを良く見てみると、違いが。

ちなみに新宿だと、伊勢丹には總本店、小田急百貨店には京橋、京王百貨店には銀座、が出店。
スイーツ等も、それぞれオリジナルの商品。

 

 

千疋屋總本店

天保五年(1834)、武蔵の国・千疋村(現在の埼玉県越谷市)で、槍術の道場を開いていた武士・大島弁蔵が、地元でとれた農作物を船で運び、日本橋人形町で水菓子(果物)の露店を開いたのがはじまり。

(武士から商人へって、志乃多寿司物語{→過去記事}と既視感目

千疋屋の名前の由来は、千疋村の地名から。

明治20年(1887)には日本初の「果物食堂(現在のフルーツパーラーの前身)」をオープン。

総本店のシンボルマークは収穫の女神デーメテールと千疋屋の頭文字のSがモチーフ。
 

千疋屋總本店 日本橋本店

 

総本店のパーラーには、いわゆる普通の苺ショートはなく、アイスクリームをはさんだスポンジケーキが冷たいミルクに半身浴していて、その上にホイップクリームとクラッシュストロベリーが載った、「アメリカンショートケーキ」というデザートが。

昭和初期に、カリフォルニアのデザートをモチーフにして考案された、千疋屋オリジナルのショートケーキだそうです。ミルクにひたされたスポンジケーキがちょっとノスタルジックなお味。

1050円

こちらは、テイクアウトの苺ショート。
時期により何種類かある苺ショートですが、總本店では長方形がお約束。これは、香川県産のクイーンストロベリーを使った2月下旬までの限定商品。
クイーンストロベリーショートケーキ

800円
 
 
 
京橋千疋屋

明治14年(1881)、 総本店3代目の妹が、先代の番頭に嫁ぎ、暖簾分けを許されて開業。

 

京橋千疋屋 京橋本店

 

小ぶりなキューブタイプの形状。スポンジケーキは、シュワっと溶けるようなふわふわ系。クリームは甘さ控えめでなめらか。苺はもちろんフレッシュでシューシー。この日の苺は「とちおとめ」。

650円

 

 

 

銀座千疋屋

明治27年(1894)、当時の総本店の番頭が、暖簾分けを許され開業。

大正2年(1913年)、總本店由来の果物食堂を日本初の『フルーツパーラー』と名乗り開業。

「フルーツパーラー」というのは、銀座千疋屋2代目店主が作った造語なのだとか。

「フルーツポンチ」を発案(大正12年・1923年)したのもこちらのお店。

 

銀座千疋屋 銀座本店

 

これぞ苺ショート、といった風情の三角形のピース。スポンジ生地は、しっとり&もっちり。クリームも、しっかりとしたミルク感の強い濃厚なタイプ。だからこそ、苺のみずみずしさが際立ちます。この日の苺は千葉県産の「紅つやか」。

1050円

 

 

 

と、いうわけで今日は、

ポップな気分の、苺コーデに。

苺は季節としては4月頃。でも今はハウスものが主流だから、1月2月に苺フェアとかやってるしネいちご

去年のバースデーにもらった、苺とホイップクリームの帯留め(→過去記事)を初おろし。

 

帯揚げも苺。

 

帯飾りは、スポンジケーキ的にカステラ。

 
 

合わせた着物は、ワインレッドの色無地。

帯はサロンドハピネスの「うさぎのダンス」。

 

 

そして本日のおやつは、
ICHIBIKO(いちびこ)のいちごショート

650円
いちびこはミガキイチゴを栽培する農業生産法人GRAによるいちご専門店。
スポンジ生地にはさまれた真ん中の層に、たっぷりのクリームとごろっとした苺が入ってるタイプ、大好きラブラブ

 

 

毎回、「長いビックリマーク

と、お姉さまsに言われてしまうのですが

本日も最後まで読んでいただき

ありがとうございました。

 

 では、またバイバイ