こんばんは。
ゾウです。
カニ蔵の大好物は「浅草志乃多寿司」
ある天気の良い春の日、時刻は16時44分、浅草雷門通りを小走りに移動する着物姿の熟女の姿がありました
17時閉店の志乃多寿司へ急ぐカニです
丸一日着物友達と浅草散策した帰り、
「そうだお寿司買って帰れば旦那に夕ご飯作らなくて済むし、私、志乃多寿司大好きだし(先週も買ったけど)
」そう思った彼女でした。
ああしかし、無情にもお店に着いた時には既にシャッターが。
呆然と肩を落とすカニ。それを後ろから見守る私とアヤンティーヌ。
その時、アヤンティーヌ会長から声高らかな発表がなされたのです。
「たった今ここに、『稲荷寿司愛好会』の発足を宣言します」
志乃多寿司は暖簾分けを含め東京に4軒あります。
本家は人形町の「志乃多寿司総本店」
創業明治10年(1877年)。元広島藩の藩士だった初代が、好物の稲荷寿司を改良して売り出したのが始まり(らしいです)。「志乃多」の由来は、歌舞伎の狐の化身の葛の葉子別れに出てくる「信田の森」から、信田~狐~油揚げ~稲荷寿司(連想ゲーム?)だとか。
そこから暖簾分けしたのが淡路町の「神田志乃多寿司」
創業明治35年(1902年)創業。
画家の鈴木信太郎さんの絵の入った黄色いかわいらしい包み紙と、中の箱の谷内六朗さんの絵でおなじみ。
さらに神田志乃多寿司から暖簾分けした2店が、
「四ツ谷志乃多寿司」大正9年(1920年)創業。
「浅草志乃多寿司」正確な創業年は不明(お店の方によると、創業して90年くらいと)。
会長の豆知識によると、本家から暖簾分けされるごとに稲荷寿司が甘くなっていっている「らしい」とのこと。カニは甘みが強い浅草の志乃多が好きなようです。
そして今回我々は、4店の志乃多(稲荷寿司)と海苔巻(かんぴょう)を「同時に」食べ比べてみる、というミッションに挑戦することになったのです(もちろん会長の独断で.......)。
本日こちらへは、会長がひとりで買い出しに向かったので、店前写真は以前私が伺ったときのものです。
白泉社さんの隣、新しくなった瀟洒な店舗。
かなり年期の入った店構え。次から次へと予約のお客さんが受け取りにきていて、地元の方に愛されている印象。
店内の水槽のカメと遊ぶカニ蔵。
ちなみにこれはカニ蔵が大切に所蔵している、浅草志乃多寿司の以前の掛け紙。
今回浅草まで持参してお店の方に見せたところ、大層驚かれていました(むしろやばい客と引かれたかも)。
どんだけ浅草志乃多が好きなのか
以上、役者は揃いました
あとは実食するのみ
・・・曇天の淡路町公園。
ここでピクニック稲荷ランチ.........の予定でしたが、雨女・カニ蔵の面目躍如で、本日この後大雨予報
大量の稲荷寿司と海苔巻(それぞれ自宅へのお土産分も購入しています)をぶら下げ、思案する着物姿の熟女たち。
・・・・後編へつづくのです
![かに座](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/187.png)
![ゾウ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/170.png)