こんばんは。
![パンダ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/172.png)
「急に遠くに行きたくなりました。探さないでください。あとのことはよろしく」
カニ&ゾウ
・・・
家出?駆け落ち??
・・・と、いうわけで、絶賛逃避行中のおふたりにかわり、本日はアヤンティーヌでお送りさせていただきます
かつては、恋人同士かよ!ってくらい頻繁に、一緒にお出掛けしていたチーム☆一進一退ですが、長引く緊急事態宣言下、この夏は月に1度会うか会わざるかといった日々。
![カップケーキ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/250.png)
どら焼きだけだと画面が茶色一色になってしまうので、食べ歩きに着用した「つくり帯と自作のバッグ」の手前味噌な写真を添えてお届けします。
とりあえず、どら焼きの基本情報
楽器の銅鑼に形状が似ているのが呼称の由来(らしいです、諸説あり)。
もともと江戸時代には、薄い1枚の生地の四隅を折って、四角く固めた餡子を包んだきんつばのようなものだったんだそう。
それが2枚の生地に餡子をはさむ形に確立されたのは、大正時代頃から。
関西でどら焼きのことを「三笠」と呼ぶのは、奈良の三笠山のなだらかな起伏がどら焼きに似ていることに由来するとか。
(誰が言ったか)
東京五大どらやき
上野 うさぎや
浅草 亀十
東十条 黒松本舗草月
日本橋 清寿軒
池袋 すずめや
(ちなみに東京3大どら焼きとなると、うさぎや 亀十 黒松本舗草月)
上野広小路 うさぎや(水・休み)
大正2年(1913年)創業。初代が卯年生まれだったことからこの店名に。
1個230円(2021年9月現在)
賞味期限は翌日
生地の表面は吸い付くようななめらかなお肌、均一な焼き色、美人すぎるどらやき。もちもちした食感のあとに、餡子のほどよい甘さが、口の中いっぱいに広がる幸福感。。
ほんのり温かい焼きたてはとにかく極上の美味しさ。お行儀悪いけど、買ったらお店のそばですぐに1個食べるのは鉄則。鉄則です!
この日の帯とバッグ
鮮やかな青の地に萩の絽小紋を、なぜか袖がない状態で手に入れたので(お細工物の材料に使われたのかも)、帯とバッグへと。
着物は黒地に大小あられの絽縮緬。
アタ素材のカトラリーケースを底に使って、帯とお揃いの巾着バッグに仕立てました。
浅草 亀十(不定休)
言わずと知れたどら焼き界の雄。浅草雷門の斜め前。
大正末期創業。店名の由来は、亀は万年生きて着実に前に進むことと、十のめでたい縁起をかついで。
1個 361円(2021年9月現在)
賞味期限は3日
雲のようにフッカフカなパンケーキのような生地が特徴。
生地だけ食べても完成されたお味だけど、やっぱり餡ごと「はむっ」とかぶりつきたい。
ほおばる唇も幸せ。
職人さんが1枚1枚焼く、均一ではない焼き目の皮。少し焦げの香ばしさも感じられる至福の食感。美味しい.....それ以外に言葉がないです。
いんげんの白あんもあるけれど、私はやっぱり小豆派。
賞味期限は3日ですが、翌日にはがくんと食感が落ちてしまうので、できるだけ当日中に。
この日の帯とバッグ
松皮菱にぼかしの入った絽の付け下げに、以前作り方を書いた、撫子と桔梗の帯を。
雨だれに鳥柄のフレンチファブリックを使ったガマグチバッグ。持ち手は太い方がかわいいかも~、と思ってかなりごん太に仕上げました。
東十条 黒松本舗 草月(火・休み)
昭和5年(1930年)創業。
東十条の南口を出て、左手に1分ほど下って行くと、いつでも行列ができているのですぐわかります。
1個 129円(2021年9月現在)
賞味期限は、夏場は2~3日。冬場は3~5日。
そのどら焼きの名は「黒松」。
むらのある皮の焼き目が松の樹皮に似ているからとの命名。
私の前には、30個40個と買っていくスーツ姿の男性が何人か。はは~ん、営業マンの手土産かな。「おいしゅうございます」の岸朝子さんの著書「東京5つ星手土産」の表紙になっているというのも、なるほど、と。
包みを開いた途端、黒糖がしっかりと香ります。気泡の入った生地はふわもち。
小ぶりで甘さも控えめなので、もうひとくちもうひとくち、あぁ、なくなっちゃった、もう1個食べたい!
この日の帯とバッグ
絽縮緬の朝顔と撫子の着物は、何か所か継ぎ接ぎがされていて、生地も薄くなり力がなかったので泣く泣く帯とバッグに。
麻柄と縞の絽の小紋に合わせて。
日本橋 清寿軒(土日祝・休み)
文久元年(1861年)創業。江戸時代から続く和菓子の老舗。
現在はモダンなビルに建て替えられていますが、店内には創業時の看板などが飾られていました。
大判 1個 250円
小判 1個 230円(2021年9月現在)
賞味期限は4日
生地を半分に折った「小判」と2枚で挟んだ「大判」があります。
小判といっても、はみでる程の餡の量たるや、餡子好きが泣いて喜ぶみっちり感です。でも、皮と餡のハーモニーを楽しむなら、断然大判推し。皮は香ばしい香りがするしっかり目。力強い餡とのバランスは最高です。
この日の帯とバッグ
もとは緑の千鳥が波間を飛ぶ紗紬の着物でした。
とにかくあちこちに「糸引け」があって、千鳥柄も無事な部分が全くなく。生地を裏返して仕立て直してまた着ていたようで、表にも裏にもたっぷりのシミと色あせ。そして穴かがりも数か所。愛されて大切に着られた着物なんだなぁ、と。
おそらくは私が「最後の女」となるはず。「往生しなっせ」とハサミを入れて、帯とバッグに。
池袋 すずめや(日月・休み)
創業は平成14年(2002年)と、まだ新しいお店ですが、クチコミだけであっという間に名店の仲間入りをはたしたというのもうなずける、感動するほど美味しいどら焼き。
1個 200円(2021年9月現在)
賞味期限は翌日
生地は2重構造で、淵にくるりと蜜が光っています。見た目はしっとりなめらかなのに、噛むと思った以上にエアリーな食感にハッとさせられます。餡は水分多めのなめらかな粒あんで、優しいほっとする甘さ。なによりすずめやのどら焼きは、次の日には皮のもっちり感が増して「むっちり」になり(餡の水分が生地にしみこむからかと)、新たな美味しさ。翌日になっても同じくらい美味しい稀有などら焼きです。
この日の帯とバッグ
結構シミがあった蜻蛉の帯をほどいてつくり帯に。
裏地を別布にしたので、1パネル分だけ余った生地を使ってバッグにしました。
食感もこみで口福などらやき。
できる限り買ったその日のうちに食べたいけれど、もし固くなってしまったら、バターをはさんで少しチンすると、絶品バターどら焼きに。
私、どら焼きのおともは牛乳派です
なんと、明日もアヤンティーヌ回!
(そして明日もどら焼きのお話)
よろしく御願いします。
今宵も最後までお読みいただきありがとうございました。
おやすみなさい。
ありがとうございました