週刊一色塾 Vol.544
2023.12.26(国語科:高村康典)
こんにちは、空前のもやしブームに見舞われている高村です。
家では大量のもやしを蒸して豚肉で巻いて食べ、\20で無限にもやし炒めのお代わりができる味噌ラーメン屋をみつけて通い始めている今日この頃。
この2カ月で、例年の3年分のもやしを食べている気がします。
でも、もやしって栄養あるの?
ほぼ水分じゃない?
と思って調べてみたところ、ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンC・カリウムなどの栄養素が摂取できるらしい。
もやし山盛りラーメンといえば二●系ラーメンですが、これは身体に合わなくて、これまでに数回挑戦して、挑戦する度に瀕死の重傷を負ってきたので、もう二度と立ち向かわないことを誓っています。
もやしの話だけで終わるのも気が引けるので、冬の和歌を1首紹介します。
冬枯れの森の朽ち葉の霜のうへに落ちたる月の影のさやけさ
こちらで現代語訳するまでもないと思います。
非常に寒々しい景色が詠まれた歌ですが、これは藤原清輔の詠歌で『新古今和歌集』に採られています。(冬607)
荒涼とした冬の景色の中にある清澄な美の世界が見事に表現されていると思います。
ヴィヴァルディ『四季』冬ー第3楽章のような詩の世界。
藤原清輔の父は藤原顕輔で、親子そろって『百人一首』に歌が採られています。
六条藤家の歌人で、御子左家とライバル関係にあった和歌の家系です。
詳しくはこちら参照。
まあそんなわけで、良いお年を