ブログの引っ越しに伴う修正に追われている内に
昨年11月の甲斐バンド武道館ライブはおろか、その終演後に開催が発表された
豊洲PITでの「ニュー・ブラッド」なるライブも終了したばかりか
年が明けて早や3週間が過ぎてしまい、もう何から手をつけていいのやら…(汗)
…と途方に暮れた挙げ句、前回の記事でもチラッと触れておりました
「どハマリしている」ドラマ…「ザ・ロイヤルファミリー」について書かせて頂こうかと…
ナンで「ブログ再開」の初ネタが、このドラマなのか?と申しますと…
事の起こりは、昨年8月末に、個人馬主としては初の2,000勝を達成されたばかりでいらした
松本好雄オーナーが急逝なさったこと…というのも、松本さんと奥さんの母上は幼なじみで
奥さんや弟くんも、子供の頃からお世話になっていたらしく
また、ボクも以前の職場で、松本さんの会社とお取引をさせて頂いていた時期があり
突然の訃報に驚いていたところ、そのニュースが、Xのトレンド1位になり
数多の競馬関係者の方々や競馬ファンの皆さんからのコメントを拝見して
奥さんや弟くんが認識していたよりも遥かに「日本競馬界」に貢献なさっていたことを知り
…って、本来なら、名馬や騎手の方を悼んで、競馬場に設置される献花台が
おそらく?初めて「いち馬主」の方のために用意されたり
それを受けて、騎手クラブ会長の武豊騎手の呼びかけで、献花式が行われたり
…といったことからも窺えたんですが
そんな中でスタートした秋ドラマ「ザ・ロイヤルファミリー」の原作者の早見和真さんが
主人公である馬主「山王」を描かれるにあたって
松本さんを始め、13人の馬主の方に取材をなさったと知って
「それは観なきゃでしょ!」となった次第です
…で、その初回から、奥さんにとっては、母上を通して「聴いたことがある」話がテンコ盛りで
例えば、佐藤浩市さん演じる人材派遣会社「ロイヤルヒューマン」の社長「山王耕造」は
自身が創設した競馬事業部で多額の損失を生み、経費の私的流用も疑われ…って
それは、小泉孝太郎さん演じる実の息子が、競馬事業部廃止と、あわよくば社長交代を目論み
大手税理士事務所に極秘調査を依頼したところ
その事務所から派遣された「栗栖栄治(妻夫木聡さん)」が調査した結果
自社の宣伝効果のために創設された部署なのに
ただただ赤字を生み出しているだけと判明し、事業部廃止が決定…(汗)
まあ、1年間に出走する競走馬は、1万1千頭を超え
その1頭あたりの平均年間収入は、約800万円なのに対し、年間の平均飼育費用は、約850万円
…ということで「走るだけでは利益にならない」のがフツーみたいだけど…(汗)
ただ、栗栖さんは、調査のために山王社長と行動を共にする中で
社長が、資金力を誇る大手ファームの「エリート馬」とは比べものにならない
個人経営の零細牧場の馬…それも脚が曲がっていて、歩き方にクセがある
引き取り手のない貧弱な馬を、その価値には見合わない破格で買い取る際に
牧場主(尾美としのりさん)の亡くなった息子が見つけて来た馬の血を受け継ぐ最後の馬だと知り
「あんたの息子さんが手掛けた仕事は、俺が遺す」と言ったと聴き
また「馬の後ろにいる人間を見るんだ」とか
「信用できる人間が、本当に覚悟を持って言って来るなら、俺はそれに投資する
人間の信頼に賭けるんだよ」と口にしたことで、社長の人となりを知るんですが
このシーンは、50年以上に渡って、ずっと北海道・日高地方の
個人経営の牧場で生まれた馬だけを所有して来られた松本さんと重なり、奥さんうるうる…
これは、山王社長が、1頭は2億、1頭は200万という2頭の馬がいたとして
「間違いなく、2億の馬を選び取る自信はない
しかも、選ばなきゃいけないのは、2億の馬じゃない。先々、2億以上、稼ぎ出す馬なんだ」と
「俺には馬の良し悪しは判んねぇ」ことを明かしたあとに告げた言葉なんだけど
松本さんも「人がいて、馬がいて、そしてまた人がいる」という言葉を座右の銘にしておられ
馬のことに関して「金は出すが、口は出さない」という
今どき珍しい「お大尽」馬主さんとして有名でいらしたらしい
実際、かつて、ご自身が、ふと気になって購入された馬なのに
その馬が活躍すると「アレは誰が持って来た馬なんだ?」とお訊ねになったんだとか…(笑)
それはともかく…栗栖さんが、自分の調査結果を受けて、競馬事業部が廃止となり
現在、山王社長が所有している馬たちは、競走馬としてはもちろん
競馬学校や乗馬クラブ、ふれあい動物園などの施設でも
引き取り先が見つからなければ処分されると知り
「車かナンかと勘違いしてるんじゃないか?
馬は乗り物じゃない!オモチャじゃないんだ!」
…という社長の言葉の意味を痛感し、ショックを受けたシーンでは
以前に、松本さんが、本業に行き詰まってしまわれた方の所有馬を全て引き取られた話を思い出した模様…
もっとも、馬主になるには、年間所得が2年連続で2千万円以上
更に、継続的に保有する資産が1億円以上という条件があるそうなので
馬主となることも大変だけど、ずっと続けていくことの方が、より大変なんじゃないかと…?(汗)
まあ、ボクみたいに、幼い頃に馬と生活を共にし…って
叱られた時には、馬小屋に逃げ込んで、馬と一緒に眠ったりもしましたが(笑)
経済力はさておき、ただ「馬が好き」というだけでは、馬主は務まらないでしょうねぇ…
...というのも、このドラマというか原作でも「継承」が重要なテーマになっていて
それは「親から子へ」というだけじゃなく
馬の「血統」を繋いで行くという意味も含まれていて…って
よく「どこの馬の骨とも判らない」という言い方をしますが
サラブレッドの系譜を遡って辿って行くと、その祖先は世界中で3頭しかいないことが判るらしく
「どこの馬?」という疑問を差し挟む余地は皆無だそうで
前述の「あんたの息子さんが手掛けた仕事は、俺が遺す」という言葉は
競走馬としての役割を終えたあとも、親馬となれるよう働きかけ
その血統を絶やさないという誓いの意味であり
また、個人経営の牧場が存続して行けるように支援すること
ひいては、競馬界をも盛り立てて行こう
…といった大きな覚悟をお持ちの方でなければ、務まらないんじゃないかと…?