先日、今年の長岡花火大会の映像を目にして
奥さんが「長岡米百俵フェス」に行ったことを思い出し
「音楽フェスで『疲れたい』若者たち」という記事を読み返してみました
今時の若者たちは、コロナ禍にオンラインでの音楽視聴、ライブ視聴が増えた反動として
「現場に行って体験する価値」を求めるようになったらしいんですが
それは、今の若い世代の皆さんは「タイパ」や「コスパ」を重視する傾向にあるため
海外ミュージシャンを含め、単独ライブのチケット代が高騰する中
2万円程度で多数のミュージシャンを効率よく観られる
「フェス」に「お得感」を感じているからなんだとか…
もっとも、奥さんは、甲斐さんや甲斐バンドが出演されるフェスしか行かないので(笑)
「多数のミュージシャンが観られる」ことに、あまり重きを置いてないようだし…って
甲斐さんの出番を待っている間に、以前から気になっていた出演者の方が観られたら
「ラッキー♪」みたいな感じ…?(失礼!)
どちらかと言えば、舞台を観劇するたびに
「これだけのキャストが揃ってて、このチケット代は安過ぎない?」と
その収支を勝手に心配していることの方が
この「お得感」に通じるものがあるような気が…?(笑)
ともあれ…「フジロック」では、22歳、17歳以下向けの割引チケットがあり
「10~20代の初めてのお客さんも増えている」らしい
そういえば、アリーナライブや舞台演劇などでは、25歳以下限定で、格安チケットを販売し
それを「とっかかり」にして貰いたい的な動きがありますよね?
更に、若者たちが「フェス」に惹かれる理由としては
「ステージ鑑賞だけでなく、飲食やキャンプ
子供向け施設など、多様な過ごし方が用意されていること」も挙げられていて
「複数のステージが同時に進行し、何を観るのか、どこで観るのか
それとも遊ぶのか、休憩するのか…選択は各参加者に委ねられるという
楽しみ方の選択肢が広がる点」が、若者には心地よいみたいです
また「あらゆる場面でAIによる最適解の提案が日常化した社会」にいる若者たちにとって
「フェスで求められる自己決断…その自由度の高さは
新鮮な喜びや満足感に繋がっている」らしい
…で、この記事の「見出し」に関する「フェスの疲労度」についてですが
「現代の若者には、かけた時間や金銭に対し、確実に報われたい」という
「報われ消費」の傾向があるそうで、更にフェスでは…
「広大な会場の中を歩き回り、天候の変化や人混み、トイレの行列といった
不確実性にも遭遇し、気力も体力も大きく削られる」ものの
「そこで得られる音楽の感動体験」…それも「リアルな肉体疲労を伴う経験は
『これだけ疲れたのだから、自分は意味のある経験をした』という確かな手応えとなり
フェスは『報われた証し』を実感できるリアルな場」と捉えられているんだとか…
まあ「行列の出来る有名店」の料理が美味しいのは
「これだけ並んで待って、やっと食べられたんだから」という
その努力に対する報酬というスパイスも含まれているって説もあることですし…?
もっとも、奥さんは、長い待機時間の果てに
甲斐さんが登場されただけで「報われた」と感じるようだけど…(笑)
若者たちが「証し」を求める背景には…
「自らの体験を言語化し、意味のある経験として証明しろという
圧力にさらされている状況も関係している」みたいで
フェス会場で、場内に設置されているタイムテーブルの看板が
お目当ての出演者を指さして撮影するフォトスポットになっていたり
出演者ラインアップがプリントされたTシャツなどのグッズが人気だったりするのは
「フェスを経験したんだ」という「証し」を欲しているからなのでは?…と結ばれているんですが
奥さんは、母上と旅行に行くと、いつも母上が「そこが何処かひと目で判る」
いわゆる「ベタ」な場所でしか写真を撮らないことを思い出したらしく
「人に見せること前提なんだよね」と苦笑い(苦笑)
まあ、本人は、自分だけにしか判らない写真ばかり撮っておりますが…(笑)
続いては、ご存知の方もいらっしゃるかも知れないニュースです
1981年に神戸市が創設した「神戸室内合奏団」は、2018年に管楽器も加わり
2021年には、世界的チェリストで指揮者の鈴木秀美さんが音楽監督に就任されたことで
古典派音楽に定評のある有数の室内オーケストラへと成熟を遂げつつあったものの
神戸市は、今年3月、集客が十分でないなどとして、楽団への補助金を打ち切る方針を固め
楽団を運営する財団も、解散やむなしの方針を楽団に通告…(汗)
まさに「崖っぷち」状態となっていたトコへ、
今年6月、神戸市長が定例会見で…
「客演の奏者がいなければ、あのプログラムは実現できていない
それから、あの素晴らしい演奏も実現できていない」と発言…(汗)
生き残りを懸けた5・6月の定期演奏会には
約1700人が訪れ、軒並み完売という大盛況だったにも関わらず
市長は「大変、素晴らしい演奏会だった」としながらも「客演がかなり入っていた」と指摘
今回の高いレベルの演奏を聴かせた楽団が
存続を主張する人々が守ろうとしている楽団と「同じものなのか」と疑問を投げかけた
…といったニュースなんだけど、奥さんは、甲斐バンドの「ニューヨーク3部作」で
甲斐バンドのメンバーの皆さん以外のミュージシャンが演奏している曲が多数あったことや
そもそも「オリジナル甲斐バンド」ではなくなってから現在に至るまで
ずっと、心の中にくすぶっている「甲斐バンド」名義での活動が重なったらしい(苦笑)
もっとも、このニュースを報じた記事では…
「この日の出演者43人の内、正団員は24人で、19人が客演
優れた客演がこの程度(…って、ほぼ半数だけど)入ると別のオケになると考えるべきなのか」
…ということについて、オーケストラ関係の識者の皆さんに取材をしていて…
「確かに、繁忙期などにごっそりメンバーが入れ替わったり
別のオケとの合同になったりする場合には、多少、個性が変わることもあるが
今回に関しては、あくまで楽曲が求める編成に応じた増強
どのパートにもアンサンブルの要として、正規楽員が入っている
飛躍的にガラッとレベルが変わるということは有り得ず
神戸室内そのものの力であると判断するのが妥当」とのご意見には
サックスが必要な曲のために、丹澤さんを招かれたような感じかなあと…?
また、今回の市長の発言に対して…「地方の楽団が萎縮しかねない発言で看過できない
楽団を小編成で運営していること自体が、そもそもコストカットへの努力の1つ
たまの『打ち上げ花火』として、大きな編成の曲に挑戦するのは
お客様の満足を考えても大切なこと」と、こちらも「楽曲ありき」の客演と評されてます
更に…「トラ(客演)も、行くオケを選ぶ
うまいトラが集まってくるということは、その楽団に魅力があるということ
神戸室内の場合は特に、あの鈴木秀美さんと演奏できるということで
喜んで行きたがる人が多いのでは?」…と添えられていました
そして、客演として呼ばれた奏者の方は…
「今、自分が一緒に演奏しているのが、どういう楽団か、体と心の両方で感じ取り
それを踏まえ自分のやるべき演奏を考えます
どんなオケにも、それぞれの間合いやアンサンブルの形というものが必ずあるのです」
…と、おっしゃっていて、これはまあ、甲斐さんがレコーディングなさる際や
ツアーのサポートメンバーの皆さんをお選びになった時に
そのミュージシャンの方々は、甲斐さんの思い描いておられる曲なり
ライブのコンセプトなりを踏まえた上でプレイされるのと同じですよね?
実際に…「うまい奏者が、必ずしも引っ張りだこになるとも限らない
ある楽団に断られ、別の楽団で高く評価されることもある」…そうですし
…って、ボクは、カメラマンの井出情児さんが
チューリップを担当なさっていた時には、評価が低くていらした(失礼!)のに
甲斐バンドを撮るようになられてからは
モノクロにこだわられた持ち味が発揮されたという話を思い出しました
ともあれ…「良い関係を築いている客演と楽員は楽団のカラーへのリスペクトを共有しつつ、互いに育て合う
客演は、それぞれの楽団に新鮮な風を送り、楽団たちに刺激を与える存在なので
客演が入ることで、別の楽団になることは有り得ない
むしろ、うまい客演が入ることで、それぞれのオケのクオリティやカラーが、より鮮明に浮かび上がる
その結果良い演奏が生まれたのだとしたら
それこそが、その楽団の真の実力」と結ばれていて
少し形は違えど、ビルボードシリーズのキーマンでいらっしゃる鈴木健太さんが
甲斐さんとのお仕事で受けられた刺激や「気づき」を
本来の「楽団(笑)」であるニコルズの活動に還元なさっているという話を思い出しました
…という訳で、神戸市長の指摘は、的外れってことになったんだけど(苦笑)
また別のコラム記事に関してはどうでしょう?
1931年にニューヨークで演奏された音源をデータに落とし
東京にあるスタンウェイで自動演奏した…という内容で
更に、技術の進歩は目覚ましく、今では自動演奏のピアノをネットに繋ぐことで
ある国での生演奏を、世界中どこでも同時に奏でることが出来るらしい
つまり、演奏家が弾いているのと同じ型のピアノが家にあれば
演奏会場と全く同じ音が聴けるということみたいです
では、この家の自動演奏ピアノで聴く音は「本物」なのか?「複製」なのか?
…って、音色は、まごうことなき演奏者の音色であり
しかも、リアルタイムで聴こえて来るんでしょうが
それを「本物」と呼ぶには、ちょっと抵抗がアリマス…(苦笑)
奥さんは「My Name is KAI」みたいに、甲斐さんがお一人でアコギを弾かれる際に
我が家のリビングに甲斐さんが手になさっているのと同じアコギ
…自動演奏が可能になるとして…を用意すれば
前述のような技術によって、甲斐さんが奏でられるギターの音色が
「ウチのリビングでリアタイできるってことね?」と言っていたんだけど
そもそも、甲斐さんのライブがあるのに「家」にいる訳がないんじゃないかと…?(笑)
余談ですが…奇しくも、今日の朝刊に「存続の危機に立たされている
プロオーケストラ『神戸市室内管弦楽団』」に関する記事が掲載されていました
楽団を運営する財団の理事長が、理事会後の会見で…
「公金支出事業や劇場・楽団運営の専門家等の意見を聞いた」こと
「理事会では、全会一致で『継続審議』となった」こと
また、次回の理事会は9月に予定されているらしく
「28年度の公演プログラムなどを決めるためには結論を出す時期が迫っている」ことを発表
3度目の「継続審議」を経て「9月の理事会で結論を出したい」と話されたそうで
「崖っぷち」からの生還なるか?注目しております