W杯関連の記事の中に「なぜ私たちは応援するのか」というコラムがありまして
それによれば…当初は、学生野球の試合で、スタンドから石油缶を激しく鳴らし
竹などで砂ぼこりを起こして、相手チームの守備を妨害したり(汗)
互いに挑発行為を繰り返したりと、応援が過熱するあまりトラブルに発展することが多発(汗)
激化する応援行為をコントロールするために導入されたのが米国式の応援方法…
リーダーの音頭に合わせて声を発するカレッジエールなど…で
これが各校に広まり、現在に続く応援文化の基礎となったとのことで
初めは「直接的」な助太刀でもあった応援行動は、応援団によって様式化され
「間接的」に念を送る呪術や儀礼のような性質を強くして行ったようです
応援には「自らはプレー出来ないけれど、それでも一緒に戦いたい」という思いを原点に
「特別な能力を持った人物への畏敬や憧れ」や「他者をサポートしたい」といった感情
「共同体への帰属意識」という要素が加わり
人々が集団で同じ身振りや掛け声による1つの型を演じると大きな感情のうねりが生まれる
…いわゆる「集合的沸騰」の状態が「応援」にも当てはまるらしい
…って、これは、甲斐さんのライブにも当てはまるんじゃ…?(笑)
観客の皆さんが、同じタイミングで拳を突き上げたり、大きな声で歌ったりなさることで
演者として、ステージに立ち、演奏される訳じゃなくても
ライブを盛り上げる上で、大切なファクターとなっているんですよね?
ただ…「サッカーにおける英国のフーリガンのように
群衆は時に暴動や逸脱行動に走る」…ことがあり(汗)
「主催者側がファンの行動をルール化するなど管理と統制が進み
観客の自由が制限される」ようになってしまう場合も…(汗)
でも、その一方で「ルールに拘束され
一定の秩序が保たれる中でこそ興奮が生まれる」…との説もあるみたいで
…って、かつての甲斐バンドライブでは
アンコールに入った途端に立ち上がって、ステージへ向かって駆け出したり
花園ライブのように、前へ前へと押し寄せるファンの方がいらしたりするのを
甲斐さんが「その場で立て!」というルールをお作りになったり
「下がれ!2メートル!」と説得なさったりして、秩序を取り戻すことが出来た訳ですし
少なくとも、花園ライブの暴動の最中に「今、ここで倒れたら…」と
命の危険を感じた我が家の住人は、あの中断をありがたく思ったそうです(汗)
もっとも、せっかくの「神席」を1曲分しか味わえなかった怨みは深く(苦笑)
いまだに「『下がれ!』じゃなくて『元の席に戻れ!』って言って欲しかった」と申しております(笑)
ともあれ、芥川賞作家の畠山丑雄さんは…
「応援というのは、よく考えると不思議なものである
私は小学校の頃からガンバ大阪のサポーターで、ホームゲームは必ず応援に行っていた
ガンバが勝とうが負けようが、私の人生には影響がない
けれども、影響がないこととは関係なしに、勝てば嬉しいし、負ければ哀しい
それは、私がずっとサッカーをプレーしていたことと関係があるのだろうか
プロのプレーヤーは、プロになれなかった
ほとんど全てのプレーヤーにとっての憧れであることは間違いない
もしかしたら、チームを応援し始める時は、道半ばに終わった自らの代わりに
道の先を行ってくれる存在として、自らを仮託したい気持ちがあるのかも知れない
しかし、どうもそれだけではない気がする」
…と綴られているんですが、音楽で言えば、ライブに足を運ばれるファンの方の中には
プロのミュージシャンを目指される、あるいは目指された方もいらっしゃるとは思うものの
ほとんどの方は、その演者の皆さんや、演奏される楽曲がお好きだから
それを生で体験したいと集まっておられるんじゃないかと…?
お金と時間を使って、ライブに駆けつけたり、CDやDVD、グッズを購入したり
新聞・雑誌に取り上げられると、一心不乱に読み込んだり
テレビ・ラジオに登場なさると知るや、大騒ぎしたり(笑)…と
誰に頼まれた訳でもなく(笑)、一生懸命になる様子を
当の奥さんは「推し活とは違う」と言うんだけど、イマイチ違いが判らないボク…(苦笑)
まあ、確かに、ランドセルを背負っていた頃から推し続けているということは
「好み」や「趣味」の範囲を超え「人生」に深く関わって来ているとも言えるし
おそらく?この先も甲斐さんが歌い続けて下さる限り
その「熱」が醒めることはない気がします(笑)
ただ「推し活」に関する新聞の読者投稿欄に
やはり長年に渡って、浜田省吾さんのファンでいらっしゃる方が
「私の熱い思いは変わらないが、グッズ欲が薄れてきた
20、30代では、全国ツアーで熱中症になりかけたり、寒風吹く中で
グッズ売場に並んだりしても苦ではなかったのに…
契機はタンスを整理した際、ライブなどで買ったTシャツが約30枚も眠っていたことだった
サイズなどが合わなくなったものも多く
『一度立ち止まるべきだ』とフリマ出品などを考えるようになった
今は、一期一会のライブで生音を脳に刻み、同じ空気を吸う幸せを満喫したい
推し活も自分や年齢に合った形を見つければいい」…と記されていて
これは、この投稿者の方が、奥さんより年上の男性だからなのか?
奥さんが所有している甲斐さんのTシャツは「約30枚」どころではないし(笑)
ツアーやイベントのたびに「お布施だから(笑)」とグッズを買い求めているし(笑)
ライブは「一期一会」との思いとは別に、もう、ある種のルーティン…
イヤ、条件反射(笑)なのかも知れませんが、奥さんが「立ち止まる」気配は皆無だし(笑)
同じものを幾つも持っていても、フリマなどに出品することはなく
いったん我が家の玄関をくぐったものは「門外不出」が原則です(笑)
おかげで「甲斐さん部屋」はパンク寸前(笑)
ただ「副葬品」は既に選択済み(笑)なので
それ以外のものをどうしたらいいのか?が、ボクのささやかな悩みです(笑)
もっとも、前述と同じ読者投稿欄には…
「中学時代から30年以上、m.c.A・Tさんのファンだ」とおっしゃる方が
「ライブに行く時、チケット代だけでなく、交通費や往復の移動時間もネックとなる
家族の手前、家を頻繁に空けられない」といったご事情から
「推し活グッズ作り」にハマられたらしく
「ポスター、ミニチュアCD、推しの生誕を祝うくす玉に
果ては等身大パネルまで作ってみたこともある」そうです(笑)
子育てを終えられて「ようやく少しできた自分の時間を推し活で彩るのが悪いこととは思えない
物が増えていく推し活の反対は、物を減らしていく終活だと思う
今は、推すこと、生きることがとても楽しい」と記されているんだけど
「そうか!終活の反対だから物が増えて行ってるんだ!」とナットクする奥さん(笑)
この投稿のタイトルが「やめ時=終活」となっているのが印象的でした(笑)
他にも、お母様を亡くされて、お気持ちが沈んでいらした時に
音楽番組で耳にされたバイオリンの音色に心を動かされ、初めて「推しが出来た」方や
コロナ禍で様々な制限のある生活を余儀なくされて
ギスギスした毎日にウンザリなさっていた頃、BTSの曲に癒された方
長年連れ添われたご主人に先立たれ「孤独を感じる日々が始まり、立ち直れていなかった」時に
大河ドラマ「べらぼう」で主演を務めていらした横浜流星さんに魅了され
「残された日々に、彼に出会えてハッピーです」とおっしゃる方など
生活環境の大きな変化がきっかけとなった方々が多いなと感じたんですが
ある程度、年齢を重ねて来ると、普段の生活の中で「胸がときめく」なんてことは
そう容易く起こらないものだと思うし(苦笑)
「ちょっとイイな」と感じたくらいでは、一気に夢中になるのは難しいかなあと…
でも、何歳になっても気持ちが若い方はおられるみたいで、前述の投稿欄とは別の投稿欄に…
「友達からシルバーヘアを褒められ、私自身もとても気に入っていましたが
なんとここ(79歳)へ来て黒髪が増え始めてしまいました
たぶん、ストレスが軽減したことに加えて、大きな原因が考えられるのです
今年3月の韓国旅行をきっかけに、韓国のボーイズアイドルグループにすっかりハマってしまったのです
黒髪が増えたのは、私の心の若返りが要因?
傘寿を前にいわゆる『推し』が出来たことは
『もっともっと心身共に若く元気でいなさい』ということかな?」との投稿が…!
恐怖のあまり、一夜にして髪が白くなったという話は聴いたことがあるけど
推しのおかげで黒髪が増えてきたって、人体の不思議というか
「病は気から」の別バージョンみたいですねぇ…(笑)
まあ、奥さんや甲斐友さん達も、ツアー開幕が近づいて来ると
ダイエットやお肌の手入れに励み、着て行く洋服を選んだり、美容院を予約したり…と
「自分が女性だということを思い出させてくれる(笑)」そうだし(笑)
ライブの翌日には「お肌にハリが出てる」とか言ってるし(笑)
気持ちが浮き立つと、身体にも何かしらの影響があるのかも知れません(笑)