INVITATION(5/29)その1 | ボクの奥さん

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ボクの奥さんは、半世紀に渡る甲斐よしひろさんファン。このブログは、主に彼女の『甲斐活』について綴っております。

WOWOW初の本格的音楽番組ということは元より
昨年に引き続き…というか、コロナ禍により1年延期になった
甲斐バンド45周年ツアーのファイナルを飾る横浜赤レンガ倉庫ライブの生中継に向けて
WOWOWが「甲斐バンド強化月間」というプログラムを組み
全面バックアップ体制で臨んでいる中での甲斐バンド登場ということで

番組作りそのものはもちろん、プロモーションにも力が入っているらしく
オンエア前の番組紹介記事もかなり充実していたし
また、甲斐さんがライブMCやラジオ番組で、ちらほらネタバレなさった(笑)こともあって
いざ録画映像を観た時には、デジャヴ感が満載でした(笑)

例えば、WOWOWの番組紹介には…
「これまで数々の音楽エンターテイメントをお届けして来たWOWOWが贈る
オリジナル音楽レギュラー番組『INVITATION』の第3回放送

この番組はコロナ禍で荒地と化した世界、人々の心に音楽で希望の鐘を鳴らしたい
コンサート開催が困難な状況下、アーティストに音楽を演奏し発信する場を提供したい
日常が制限され、コンサートに足を運べない人々を
最高の音楽空間にご招待したいとの想いから企画され、1月からスタートした

出演アーティストのオリジナルのライブパフォーマンスやトークのみならず
ゲストアーティストとのコラボレーション
自身の楽曲以外のカバー曲などにフィーチャーした企画も予定されている
番組をナビゲートするのは古舘伊知郎
その巧み極まる話術で、アーティストの魅力や新たな一面を引き出していく

第3回は甲斐バンドが登場
可能性を追求した番組ならではのスペシャルライブでは
こだわりの選曲によるライブパフォーマンスにフォーカス
『HERO』や『翼あるもの』などを披露する

また、押尾コータロー、チャラン・ポ・ランタンとの豪華コラボレーションも実現
古舘の巧みなトークで、長きに渡り走り続ける彼らのアーティストとしての真の姿を解き明かす
スペシャルな時間をお見逃しなく!」…と記されていたり

音楽ナタリーの「収録現場レポート」は…
「今回の『INVITATION』は、冒頭から集中して観ていただきたい
なぜなら、古舘伊知郎のオープニングMCが素晴らしいからだ
いつもオープニングMCは、ライブやインタビューがすべて終了した後に収録されるのだが
古舘は『革命家』をキーワードにして、この日に起こったことのすべてを見事に集約してみせた

高い緊張感を保ったまま、スムーズに進んだ演奏シーンと
延々と繰り広げられたトークセッションの中身は濃く、古舘の心を激しく揺さぶったようだ
その感動がストレートに伝わるオープニングMCにまずは注目して欲しい」との一節に始まり

その古舘さんが収録後のインタビューで…
「僕と甲斐さんは学年が1つしか変わらないんですけど
甲斐さんが早熟のデビューということもあって、彼にはすごい先輩感を持ってる
だから自分としては、ダダもこねられるけど、先輩として立てないといけないのは当然だし
甲斐さんが人生訓みたいなことを言っても、すごく素直に聞ける

『音楽だって生きることだって全部含めて、最後は人間性なんだ』って甲斐さんが言うと
歌詞の一節みたいに聞こえちゃうからグッと来るんですよ
全部が胸に染み入る感じがしたんですよね
巧みな進行をしなきゃとか、先輩を煩わせちゃいけないとか思うのは間違いで
素直な気持ちで心を開くことが一番大事なんだって思いました

先輩に対して、ひと泡吹かせようとか、こっちもそれなりにカッコつけようとか
よこしまに思ったら、どこかで見透かされてしまう
ただ、こちらの質問に対して常に先回りして答えてくれるので、正直困りました
甲斐さんは『司会者の破壊者』ですよ(笑)

…と、甲斐さんが人とお話しになる際に、じっと相手の方の目をご覧になりながら
興味津々で身を乗り出されたり、時に、のけ反って笑ったりなさってるご様子や
話の行方が見えた途端に、相手の方の語尾にカブセて話し始められるという
「福岡県民あるある」的な(笑)トークシーンが目に浮かぶようなコメントをなさってたり

「今回、同世代として印象的だったのは『安奈』でした。懐かしいのに新しかった
僕の好きなインドの言葉に『未来は懐かしい、過去は新しい』っていうのがあるんですよ
普通は、過去は懐かしい、未来は新しいってなるんだけど
『安奈』を聴いた時に懐かしいのに新しく感じた
『何でだろう?』と思った時に甲斐さんが絶妙な断定をした

『今に合わせてアレンジを微妙に変えてる
いや、変わらないとダメなんですよ、飽きられるし、何の成長もない
変わることが成長なんです。そうじゃないと曲が錆びついちゃう
外国のアーティストでも、すごい人はみんなアレンジを微妙に変えてる。一流の証はそこです』

それを聞いて腑に落ちた。『安奈』も変えてるんですよ
なるほど、だから新しかったんだって…
今日は仕事というより、すごく勉強になりました
音楽番組をやりながら、自分の生きる上での勉強もさせて貰ったみたいな
とんでもなく得した気分です」…とトークの内容についても語られていたり…

また、当の甲斐さんは…「『INVITATION』への出演オファーは、かなり前から戴いていた
僕は、放送がスタートした時からずっと契約してるWOWOWファンなんで
新しい音楽番組を作るって聞いてすぐに『やる!』って返事をしたんです
で、まず思ったのは、MCが古舘さんなので
この番組ではもっと踏み込んだ絡みをしたいと思った」…とおっしゃっていて

その言葉は、今年のビルボードツアー中にMCで触れられていたという
「基本的に…ね?あの…ナンか音楽番組っていうのは…まあ、テレビ番組含めて
ナンかこう…あんまりしっかりやらないイメージが…

あのー、最近はもうBSも含めて、ガチッとやる番組、増えたんで…
えー、もう…それも1時間しっかりフルで、えー、やる訳ですから
だからもう『やろ!やろ!』ということで…」とか
「表現する場を与えられたら、全力でやる」とかにも共通する意気込みが感じられますし

「収録現場レポート」のこの甲斐さんの言葉の続きには…
「有料放送に早くから興味を持ち、可能性を探って来たからこそ
『INVITATION』でやりたいことがハッキリしていたのだろう
自信に溢れる表情で甲斐はスタジオに入って来た

甲斐バンドのメンバーは、甲斐よしひろ(Vo.G)松藤英男(Dr.G)田中一郎(G)の3人
サポートのドラム、ベース、ギター、キーボード、パーカッションが加わったフルバンドセットと
コーラス&スライドギターを入れた、ドラムレス編成の2組が用意されている

これは、現在の甲斐バンドの活動形態そのもので
ホールなどの大会場と、ビルボードなどの中会場とをメンバー編成によって使い分けている
つまり、甲斐は『INVITATION』を通して
『甲斐バンドの今』を伝えようと考えているようだ

腕利きミュージシャンたち揃いなので、ライブの収録はスピーディーに進んでいく
甲斐は演奏そのものについては何の注文もつけない
その代わり『俺がここまで前に出ると、カメラが撮りづらそうだけど大丈夫?』と番組スタッフを心配する
自分たちのパフォーマンスが、どう映像化されるのかを気にかけている
甲斐はボーカリストであると同時に、バンドの演出家でもあるのだ

それがよく表れた場面があった
『HERO』の間奏で、田中とサポートギタリストがツインリードギターを弾くのだが
甲斐は照明チームに『ギターにスポットライトを当てた方がいいんじゃない?』と提案
一方でギタリストの2人に『お互いに近寄って弾いた方がいいよ』と指示する
すぐに修正が行われ、結果、生き生きとしたシーンになった
すかさず甲斐は『今の照明カッコいいじゃん!』とスタッフを褒めることも忘れない

この時のことを収録後に訊いてみた
『申し訳なかったんだけど、途中でカメラアングルや照明をどんどん修正させて貰った
これは「テレビショー」だと思ってやらないと
WOWOWにとっても甲斐バンドにとっても良くないと思うからね
両方ともコロナ禍において頑張ってるじゃないですか?だから、盛り上げたいし…

ただ、スタッフにマウント取って偉そうに言ってもダメだし
下から言っても若い人には、なかなか通じなかったりするから、ほどほどの緊迫感を…
ナンかちょっとうまく行ったよ、ね?(笑)』
演出家としての甲斐は想像以上にクレバーでユーモラスだ」と書かれているし…

で、この番組への我が家の期待は高まる一方で
ハードルを上げ過ぎてはならじという戒めの気持ちも生まれ
わくわくドキドキで再生ボタンを押したのでした…(笑)