2021年の冬ドラ7 | ボクの奥さん

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ボクの奥さんは、半世紀に渡る甲斐よしひろさんファン。このブログは、主に彼女の『甲斐活』について綴っております。

さて、主演俳優・八神の「第1話から吸血鬼の部分を出せ」というワガママな要望も
吉丸の咄嗟の機転のおかげで、ナンとかクリアとなり、吉丸が妻の奈美と祝杯を上げながら
「次は第3話か…少し時間空くから休めるかな?
イヤ、またすぐ呼び出されちゃうんだろうなあ」と言うと
奈美は「ねぇ、やっぱり2話も書きたかった?ぜ~んぶ書きたかった?」と質問

「う~ん…そういう気持ちがない訳じゃないけど、正直、ホッとしてるトコもあるんだよね
連ドラ1人で書くなんて、やっぱり僕のキャパ超えてると思うし…
ほら、売れない脚本家だからね、全部1人で責任負えないって…
あっ、それに、ほら、奈美が言ってくれたんじゃない
初期設定は僕が考えたんだから『これは僕のドラマだ!』って…
ホント、よく書けたなあ…」と、しみじみ答えていた頃

プロデューサー達が、第2話担当の新人脚本家・如月くんに
本来、第2話で明かされるはずだった主人公の秘密…
「B型の血液しか吸わない吸血鬼」…を第1話のラストにネジ込んだことを伝えると
「第1話で吸血鬼って判っちゃったら、第2話はどうなるんですか?」と不満顔

「そんな顔しないでよ、如月くん、君なら直せるよ」というプロデューサーの言葉にも
「はぁ…本当に吸血鬼とか興味ないんですよね、僕…
学園モノで、ラブストーリーに出来るって言われたから受けたのに…」と口を尖らせ
「イヤ、でも、そういう展開もあり得るから」とのフォローも耳に入らない様子で

「ナンで八神さんが言ったら、そうなっちゃうんですか?
ストーリー考えるのは脚本家であって、俳優じゃありませんよね?
これからも、こういうことがずっと続くんですか?」とブチまけたトコで
これまで、軽薄でちゃらんぽらん感満載だった(笑)
プロデューサー役の北村有起哉さんが、真骨頂とも言うべき「コワイ顔」にスイッチ

「うん、続くだろうね。イヤ、確かに書くのは脚本家だよ
でも、視聴者の目に晒されるのは俳優だからね
自分の役について口を出す権利はあると思うよ。主演俳優ならなおさら…
それにね、如月くん、君がシナリオコンクールで大賞獲ったのは高校生のラブストーリーで
そういうのが好きだっていうのは判るよ

でもね、プロになったら、そういう君の世界観なんか、どうだっていいんだよね、ハッキリ言って…
発注に応えるのが、プロの脚本家なんだよ」と話すと
監督も「吸血鬼に興味がないとか言っちゃダメだって」とハゲ同

奥さんは、このやり取りを観て、筒美京平さんがレコーディングの最中でも
歌手の方が、歌いにくそうになさっていたら
その場で、曲の手直しをされたという話を思い出したらしく
そういう意味で、如月くんは「職業作曲家」ではなく「ソングライター」であり
「脚本家より、小説家になった方がいいんじゃない?」と申しておりました(笑)

ただ、ボクがちょっと気になったのは、このドラマの脚本を担当なさっている福田靖さんは
「HERO」を書いていらした頃のご自身を吉丸に反映されているようで
じゃあ、脚本に色んな注文をつけて来る主演俳優・八神は、木村拓哉さんのイメージ!?(笑)
まあ、八神ほどムチャな要望じゃないとしても
多少は「こうして欲しい」というリクエストがあったのかなあと…?

生田斗真さんとの対談でも「作品となるのは、脚本自体ではなく
あくまでも俳優さんが演じた、映像になったものが作品…やっぱり、出来上がりが全てです
だから、俳優さんはワガママを言っていいと僕は思います
作られたものを演じて、世の中からバッシングを受けたら、こんなに割に合わないことはない」
…と、北村プロデューサーに言わせたセリフと同様のことを話されていたし

「生田さんが、台本に僕の人柄が出ているとおっしゃったのは、当然だと思いますよ
僕の中にあるものしか出せない
どろどろのラブストーリーとかは書けないですよ
(もし、どろどろの話を書く時があれば)
僕の私生活が乱れまくってるということですよ(笑)」と笑っていらっしゃいました(笑)

それはともかく…せっかく祝杯を上げていた最中に、プロデューサーから着信があり
「イヤな予感しかしない」とボヤきつつ、電話に出ると
「如月くんが降りました」と予感的中(苦笑)
「第1話が変わったから、第2話も変えてくれって言ったら
その時は『判りました』って言って帰って行ったんだよ、如月くん

そしたら、今、メールが来て『やっぱりムリです。降りさして下さい』だって!
ナンだかなあ…でも、本人がムリって言うんだったら、どうしようもないよな
そんな訳で、第2話も吉丸くん書いてくれる?
第2話は、2日で決定稿にしたいんだよ
明日、9時に来てくれる?しばらく寝れないと思うから、今晩寝だめしといて!よろしく!」
…と、吉丸に断る隙を与えまいと?一方的に告げて電話を切ってしまい…(汗)

これまで、吉丸が弱音を吐いたり、ネガティブな感情になった時に現れていた
「ツルツル頭の男」の幻覚がまた見えて
「良かったな!全部1人で書かせて貰えるんだぜ!
もう、だあれも助けちゃくれないけどな!
責任は全部、お前にのしかかって来るんだ!」と迫られ(汗)

…って、以前に受診したメンタルクリニックの米虫先生から
「あなたは脚本家で、今、大きな仕事を任されていて、日々、締切に追われている
この仕事をやり遂げたいという気持ちと、ムリかも知れないという不安が、心の中でせめぎ合っている
時々、ツルツル男が現れて、自分を追い詰めて来る妄想を見る…
吉丸さんは今、非常にストレスフルな状態にあると思われます

でも、これが永遠に続く訳じゃありませんよね?
テレビドラマは、最終回を書いたら解放されるんでしょ?
それまで頑張ればいいだけの話じゃないですか
その男は、あなた自身です。自分で自分を追い詰めてるんですよ、吉丸さん
自分を肯定して下さい。ネガティブに考えない
そうすれば、ツルツル男はあなたの応援団になってくれます
軽い睡眠薬を出しておきましょう。それだけで充分!」と診断され

「イヤ、あいつは『このドラマは絶対ハズす!』って…
『大失敗して、お前はこの業界から消える!』って…
プロデューサーからムチャなこと言われて、また、あいつが出て来る!」と訴えると
「その時は、こう言うんです。『君は僕だ!僕は君を受け入れる』」とアドバイスされていたのに
「それを言えば、ツルツルは消える」はずが「ナニ言ってんだ?バーカ!」とキッパリ!(笑)

そのショックで?我慢していたおしっこを漏らしてしまい(汗)
子供たちからは「ヤだ!もう最悪!」だの
「ホントにおしっこ漏らしたの?病院で診て貰った方がいいよ…お父さんコワイよ」だのと言われ
ただでさえ、欠片しかなかった父親の威厳は木っ端微塵…(汗)
それにしても、ナンであの生田斗真さんの「分身」が
「ツルツル頭の男」なんでしょうねぇ?(笑)

ちなみに…粗相の後始末をしながら吉丸が「嘘つきやがって!」と罵っていた
米虫先生役を務めておられるのは、矢柴俊博さん
…って、お顔をご覧になれば、どなたでも「ああ!」と思い当たられるくらい
数々の作品やCMに出演なさってる俳優さんですが
奥さんは、甲斐さんのお出迎えに出かけた駅で
矢柴さんをお見かけして以来、更に好きになったみたいです(笑)