野焼きと食事提供 ある議員への辞職勧告の陳情が出たが… | 地方都市は死なず! 滝沢いっせい ブログ爽創通信  *09016693890*kpissey@rf6.so-net.ne.jp*

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上越市議会議員滝沢一成のブログです! 日々感じたこと、考えたことを、できるだけ素直に書いてゆきます。
滝沢一成のテーマは「雪」「老い」「貧困」、これらを追及します。

鈴木めぐみ上越市議会議員の、野焼き(廃棄物処理法違反の疑い)と食事の(ほぼ)無償提供(公職選挙法違反の疑い)に対し、2人の個人、1つの団体から辞職勧告など求める陳情等3件があり、昨日69日、上越市議会議会運営委員会で審査され、どれも不採択となりました。


以下私の考えを書きます。


1.今回の問題は2つあり、それは分けて考える必要がある。すなわち野焼きと食事の無償提供の法令違反の疑い。その2件への市民、地元紙等からの指摘に対する説明責任。


2.野焼きと食事提供について、そもそも鈴木めぐみ議員は全く問題と思わずやっているように見受けられる。順法意識が希薄なのではなく、法律に抵触するおそれがあると想像もしていなかったと思われる。


3.とはいえ、法令違反の疑いがある事を深く考える事なくやってしまった事は明らかに間違いであった。その点を市民から指摘された時点で、速やかに自分の間違いを認め、陳謝するべきだった。


4.野焼きに関しては、確かに法令に曖昧な部分はあると考えるが、そのグレーさをことさら論点にして、SNS上(主に自身が開設しているLINEオープンチャット)で、自身の潔白を言い募ったとしか言いようのない書込みを続けた事は間違いであった。


5.更にオープンチャットで自身の意にそぐわない発言をしてきた参加者複数名を強制的に退会させるなどしたが、それは自ら対話を閉ざす行為で、むしろ諍いを煽ってしまったと言わざるを得ない。


6.SNS上では活発に反駁等を行うが、肉声で語る事をほとんどしないのは奇異であり、よろしくない。市民が議会や議会報告会に来て鈴木議員個人に説明を求める場面もあったが、ほとんど話さなかったように見受けられた。


7.5月に入った頃から、鈴木議員は肉声だけでなくSNS上でも、これらの件に関して、発言をしなくなった。しかし市民からの声は収まらず、「市民の声を無視する」構図がはからずも生まれた。


8.結果、この度の3件の陳情となったと思われる。自分自身だけでなく議会全体を巻き込んだ問題となった。


9.鈴木議員は所謂説明責任を果たしていないと言わざるを得ない。


10.法令違反の疑いの指摘に「〜でも」と言い訳せず、速やかに陳謝するべきであった。牽強付会と言わざるを得ない持論を展開し、後には口を閉ざす事で市民の政治不信を煽った事は間違いであり、この点も陳謝すべきである。


11.昨日議長のはからいで、議長応接室で報道の前で議長から注意を受け、「周りにご迷惑をかけた事」を肉声で陳謝した事はよかった。


12.ただし2つの行為が間違いだったかという記者からの質問に、明確に答えなかったのは良しくない。法令違反の疑いがある点を認め、明確に陳謝すべきであった。


13.3件の陳情について。

辞職勧告を求める陳情について。法令違反の疑いがあり、その後の態度が「市民を蔑ろにした」「説明責任を果たしていない」のは否めないが、正式な警告等を受けたわけではなく、議会が辞職勧告決議に踏み込むようなレベルではない。


14.懲戒処分規定、諮問委員会設置規定については、現行の議会条例及び議会規則で対応できるので必要はないと考える。倫理条例はいずれ定めるべきと考える。


15.市民への説明責任を果たす事を求める陳情については、もっともであるとも考えられるが、委員会では賛成少数で不採択となった。

それを受けて、委員会後議長からの注意とその報道への公開、記者からの質問の受付があり、一定の説明責任を果たそうとしたのも事実だが、それで充分であったかは別である。


16.会派の対応について。昨日の議長応接室で代表が述べた通り、会派としても、事柄がここまで広がり市民の皆さんの不信を招いた事は陳謝したい。会派としては、先月半ば本人から事情聴取し、代表(当時)から厳重注意をしている。ただ公開しておらず、市民の皆さんにはわかりづらかった点は否めない。

いずれ会派として、鈴木議員に対し適切な指導を行っていく事になる。



最後に、今回の問題を奇貨として、議員個々人のコンプライアンス遵守を徹底し、議会への市民の皆さんからの信頼の獲得に努めてまいりたいと思います。

よろしくお願いします。