いま予算議会の資料を読んでいます。
総務常任委員会「企画・地域振興部」資料中、私の引っ掛かりを一部・・・
●景観条例一部改正 (3)景観づくり重点地域 「ア 市長は、次のいずれかに該当する区域を・・・指定できる」の (エ)市民から提案のあった区域
※かつて「景観地区指定」する際「住民が同意した」とみなせる割合を質したら、「100%」というとんでもない答えが返ってきたことがある。その点を今回も訊いてみようかと思う。またまた100パーセントと答えるのだろうか。全体主義国家ではあるまいし…
●同条例前文中「これまで先人が大切に守りはぐくんできたこれらの共有財産を守り、いかしながら、上越市固有の景観をつくりだし、快適で美しく、魅力にあふれた「海に山に大地に 学びと出会いが織りなす 共生・創造都市 上越」を実現していかなくてはならない」
※しかしおかしな文章だ。「守り」「守り」とくる繰り返しのまずさ、「いかしながら」「つくりだし」とあえてひらがなを使う意味の不明さ、「大地に 学び・・・」「織りなす 共生・・・」「都市 上越」という文法上あり得ない1桁開けの表記・・・どういう人が書いたのだろう。
なにより、「大地に~上越」という第5次総の将来都市像をそのまま「景観条例」に使ってしまう乱暴さにはついていけない。
景観と、「学びと出会い」、「共生・創造」がどうやったら結び付くのだろう。私の想像力不足か?
●バス運行対策費補助金 3億496万円
※これ、いつまで、抜本解決しないまま行くのだろう・・・
●まちづくり政策事業 中 第5次総合計画・基本計画見直し事業 426万円
※やることは賛成。ただ「22年度目標」において「見直しが完了した状態とする」って少々曖昧ではないか?これが目標といえるのだろうか。次のアクションプランが見えない。見直したら、即座につくり直すのでしょう?
●歴史資源活用推進事業 中 「実施事業」 ・取得した歴史的建造物(旧第四銀行高田支店および旧直江津銀行)の活用方法について、地元住民、専門家などで構成する活用検討委員会による検討を行う。
※「地元住民」って、その範囲は? 本町界隈の方々? 高田区の方々? 特に旧第四銀行は、関心も高いし、利用価値も高いと思う。全市的な取り組み、少なくても高田区の取り組みとすべきではないか? 卑小な事例に落とし込んではならない。
●景観デザイン事業 中 市民意識の啓発 144万円 ・景観写真の募集・発表、景観情報誌の発行を通じ、市民の景観への関心を高める。・景観セミナーを開催する。
※この程度の事業で144万円も使う必要があるのだろうか。今まで同様にやってきた成果をはっきりと示していただきたい。それを見て納得するか決めたい。
●並行在来線対策事業 中 在来鉄道の利用促進など 39万円
※「22年度目標」・・・運行ダイヤや乗り継ぎの改善を求める・・・ってそれが目標か?
●市民活動推進事業 425万円 ・まちづくり市民大学運営事業・ボランティア活動支援事業
※もはや完全なアウトソーシングにしてもよいのではないか?
●文化振興企画費 357万円 中 市民の文化活動推進事業 57万円 中 (3)[新]じょうえつ文化ネットワーク推進委員会(仮) (設置目的)市内文化活動団体のネットワーク化を推進し、地域の持つ多様な文化の発信と文化力を高め、創造性豊かなまちづくりにつなげる。
※・・・とあるが、これはいったいどんな組織となるのか?わずかな金額で何ができるのか? 文化団体って何? 多種多様な文化があるが何と何が結び付くイメージなのか? また根本的に結び付く必要があるか検証したのか?
●地域振興事業 735万円 中 地域集落支援事業 220万円「集落支援員2名を採用し・・・」
※集落支援員とは? 何をするのか? 結果として得られる果実はなにか? 説明文にあるがいま一つ分からない。
●地域活動支援事業 2億510万円
※訊きたいことが山ほどあるから、ここでは書かない。
以上、ちょっと手の内を明かしました。委員会でお会いしましょう。