手前味噌仕込み 2016 | いそりんの「NO LIMITS」     ~限界を打ち破れ~

いそりんの「NO LIMITS」     ~限界を打ち破れ~

「積小為大」
~ コツコツと小さな一歩を積み重ねる ~

今年も手前味噌を仕込む日がやって来ました。

本来は「寒仕込み」といって「大寒」を越えたあたりから2月一杯が良いそうですが、我が家はいつも3月初めに仕込みます(^^ゞ
寒い時期の方が雑菌が繁殖しにくいそうです。

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昨晩からたっぷりの水に浸しておいて、朝から煮込んでいきます。
圧力鍋を使えば早いのでしょうが、我が家は普通の鍋で煮込みます。
最初の1時間くらいは付きっ切りで灰汁を取らないといけません。

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鍋を3つ使わないといけないので、ひとつは卓上コンロです。
両方を見ながら吹きこぼれない様に煮込むのは至難の技です(^^ゞ
どちらも吹きこぼしてしまいました・・・(*_*;

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ある程度したら、弱火にして蓋をしておきます。
大体5時間くらいかかります。

その間にやらないといけないことがあるのです。
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こちらが味噌の材料になります。
沖縄の塩「GALA青い塩」と「寺田本家」の天然白米麹と発芽玄米麹。
今年は大豆3.5kg・米麹3.5kg・天然塩1・4kgの配分です。
合計が8.4kgの材料から、およそ12.5kgの味噌が出来ます。
ざっくり1.5倍になると思えば間違いないと思います。

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まずは米麹と塩を混ぜ合わせておきます。
これを「塩切り」と言います。

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これくらい混ざれば充分ですね(^_-)-☆
麹の力で手がツルッツルになりますよ(^^)/
数日前に「塩切り」だけしておいて冷蔵庫で保管しても大丈夫です。

そうしているうちに大豆が煮込めたようです(^^)/
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茶色み掛かって色味も良くなりました。
何度もつまみ食いをしているうちにお腹が膨れてしまいます・・・

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基準になるのは「親指と小指で潰れる軟らかさ」です。
食べてみると「上あごに舌でこすりつけて潰れるくらい」ですね(^^♪
普通の鍋ならおおよそ5時間くらい見ておけば良いでしょう(^^)/

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大豆が出来上がったら潰していきます。
昔は摺りこ木で潰したり、袋に入れて足で踏んだりしていました・・・
夜中までかかっていましたが、ミンチーを買ってからは楽チンです(^^♪

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ここは娘や奥さんが手伝ってくれます。
ミンチーを使えば、ここからは時間はかかりません(^^ゞ

この作業をしていると時々ポロッと大豆が落ちます・・・
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何処からともなくチビ太郎が跳んで来てパクりです(^^ゞ
これが味噌を作る時の楽しみなのだそうです(^^♪

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ミンチーでの練りが終了しました(^_-)-☆
これを「塩切り」した米麹と攪拌していきます。

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もうグッチャグッチャにするくらいでちょうど良いと思います。
今年はちょうど良い固さでしたが、少し固い時は煮汁を足します。

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しっかり混ぜ合わさったら「味噌玉」を作っていきます。
これを味噌甕に詰めていきます(^^)/

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ポイントは思い切り甕に投げつけることです。
こうすることで空気が抜けて良いそうです。

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最後に表面をならしたら、表面に軽く塩を振っておきます。
こうすることで表面がカビにくくなります(^^♪
15Lの甕に8割くらいでしたので、やはり12~13kgですね(^^♪

最後もポイントでサランラップで覆ったら塩で重しにします。
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味噌って表面の1cmくらいはカビても仕方がないと良く言われますが、僕はこのやり方で表面を大きくカビさせたことがありません(^^)/
あっ、重しに使う塩はスーパーに売っている安い塩で充分ですよ(^^ゞ

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最後に新聞紙で覆って完成です。

今年も無事に手前味噌を仕込むことが出来ました(^^)/
これで6回目の手前味噌です。

初めて仕込んだ翌週に東日本大震災が起こりました。
この手前味噌作りを3月にするというのは、僕なりの「あの日を忘れない」という儀式なのかも知れません(^^ゞ

来年も美味しい手前味噌が食べられますように~(^^♪