自分の中で整理がついたから書こうと思います。
実はふと気になって読んでいた本がありました。
まさか読み終わった日に主人公が亡くなるとは思いませんでした・・・
被曝で亡くなったとは思いませんが、ストレスがガンを増殖させたのでしょう!
まずは何よりもご冥福をお祈りいたします。
- 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日/PHP研究所
- ¥1,785
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- 脱原発・原発推進というどちらかの立場から書かれたものは多くありましたが、
- あの時、現場でどういう事があったのかについて書かれた物は多くありません。
所長は極限状態でどういうリーダーシップをとったのか?
そんな興味で購入しました。
本当にお薦めの本ですので一読されることをお薦めします。
感想ですが・・・
僕たちがネットや新聞・TVで伝え聞いていたこととの相違。
何も知らなかったんだなということ。
現場であの時に想定していた最悪のシナリオは・・・
①日本は3分割されるということ。それは北海道と汚染地、そして西日本。
②被害はチェルノブイリの10倍になるだろうということ。
そんな中で本当に身を盾にして頑張ってくれていた人たちの物語です。
みんな死をリアルに覚悟して使命を全うした様子がリアルに描かれています。
率直に、特攻隊の方達の精神性に共通するものを感じました。
個を犠牲にしてでも公を死守する!
自分が現場にいたら、同じような行動をとれるだろうか?
本当に故人となった吉田所長や現場の方々に感謝です。
自分が恵まれている、知らない所で人に助けられている!
そんなことを改めて感じさせられました。
今年読んだ本の中で最も良かった本でした。
是非、手に取ってみてください。
幸せは何か求めるものではなく、今ここにあるものだと感じられると思います。