TPPについて | いそりんの「NO LIMITS」     ~限界を打ち破れ~

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「積小為大」
~ コツコツと小さな一歩を積み重ねる ~

どじょう首相がTPPに参加表明しましたね。


「そういえば前からTPPについてブログで書いていたよね」

ずいぶん色んなひとから言われます。


はい、TTP(徹底的にパクル) いうのを勧めていました(笑)

いま話題のTPPとは少し違いますね・・・


で、TPPに関して、少し私見を述べると・・・

個人的には反対していました。


TPPというのは自由貿易協定だと個人的に理解しています。

環太平洋パートナーシップと言いながら・・・

GDPベースでみると日米の2カ国でその90%を占めます。


つまりこれは日米自由貿易協定なのです。


その相手、アメリカはいま「輸出倍増計画」が国策です。

その計画のボトルネックとなるのが日本の関税だったのです。


例えば、関税が取り払われればカリフォルニア米は200~300円で

輸入される可能性があるそうです。

昔の米騒動の時を考えれば、一般家庭は日本米を買うでしょうが、

外食産業はブレンドにしてコストを大幅に下げるでしょうね。


日本の輸出は伸びるのでしょうか?

はい、これはほとんど増えないでしょうね(笑)

電気も自動車も今や現地で生産・販売しているのですから。

関税の外で既にやり取りしているんです。


政府の試算では10年間で2・7兆円GDPが増加する見込みです。

いやいや、このご時世で10年後まで予測がつく訳ないでしょう(笑)

1年だと2700億円ですもんね、インパクトないわ!

単純に10倍して発表しているだけです・・・


この「関税自主権」を勝ち取るために、どれだけ多くの先人たちが

血と汗を流したと思っているのだろうか?

結局、アメリカ流のグローバリズムを強要されているのです。


あくまでも切り口は小さく、そのうち他も議題になるに違いません。

「関税」や「規制」で守ってきた業界は全て解放させられるでしょう。

自由競争と言う名の「ハゲタカ」

通り過ぎたあとにはペンペン草も生えない荒れ地が残ることでしょう。


「医療」「教育」に自由競争の論理が持ち込まれないか不安です。

「利益」という物差しでこれらの業界を語ると間違いがおきます。


医療の世界では、外資系の病院が参入し腕の良い医師を集めます。

金持ちはそういう病院でより最先端の治療がうけられる一方で、

一般病院は常に経営不振で、無駄な投薬や検査が増えるでしょう。

ましてコストのかかる「婦人科」や「小児科」はどこにもなくなります。


自由競争は「幸せ」を生むのでしょうか?


少なくとも僕には、今のアメリカには「アメリカンドリーム」はあっても

「国民の幸せ」の姿は見えない気がします。


あらためて・・・

いそりんはTPPに反対しています。