整骨院といってもお客様商売なので、普段からマーケティングと
いうものには目を通しておかねばならない。
その中で小宮一慶さんの著書は常々参考にしています。
- どんな時代もサバイバルする会社の「社長力」養成講座 (ディスカヴァー携書)/小宮 一慶
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この著書では「QPSで考える」ことの重要性が述べられています。
「Q」=Quality (品質)
「P」=Price (価格)
「S」=Service (サービス)
まずは「Q」だが、我々はみんなが職人の世界なので、その中で
腕を磨こうとするのは当たり前のことにすぎない。
そしてこれは重要な事なのだが、こっちが思っているほど腕の違い
というものは、余程の差が無い限り患者さんには伝っていないのだ。
次に「P」だが、我々は健康保険取扱なので「安売り」はありえない。
基本的には国の定めた料金基準というものがあるのだ。
となると最後は「S」だが、はっきり言ってここで差が出るのだと思う。
車のディーラーなどでは「Q=同じ車」を「P=似たような価格」で
扱っていても、売上トップの店と最下位の店がどうしても存在する。
これはひとえに「S=サービス」の差だと言えるでしょう。
整骨院もここは差別化する大きなファクターになるはずだ。
サービスに関して今日凄く良い本を読みました。
- トマトが切れれば、メシ屋はできる 栓が抜ければ、飲み屋ができる~居酒屋の神様が教える繁盛店の作り方~/宇野隆史
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他業種の本だが普段考えていることがパッと具体的になりました。
僕のブログをチェックしてくれている整骨院業界の方はご一読を!!
医療の業界はすっと国が守ってきた業界なので、未だにサービス
レベルは他の業界に比べると一段も二段も低いでのです。
だからこそ差をつけるにはここなのです。
さくら整骨院では月初に誕生日の患者さんを一覧にして、それぞれの
カルテに分かるようにしておき、当日かその直後にいらっしゃった日に
お声掛けするようにしています。
患者さんの顔はうつ伏せで見えないけど、笑顔になるに違いません。
先日の患者さんは「もう家族にも言われないよ!」と笑っていました。
小さくても心に残るサプライズを積み重ねて行く!
これが僕の考えるサービスの差別化です。
最近はスタッフからもいろんな提案が出てくるようになりました。

窓もひと工夫くわえるだけで話のタネになるでしょう。
こんなのいくらもかかりませんよ。
これで随分と患者さんとの会話が弾んでいるようです。
「細かいところが少しづつ凄い」
ゆくゆくはこんな評判で賑わう整骨院になりたいものです。