「知足のつくばい」って知っていますか?
京都の龍安寺というところに、この「知足のつくばい」があります。
「つくばい」とはお寺とか神社・茶室などで手を清める所ですね。
水戸光圀公が寄贈したと言われています。
この画像では少し見にくいのですが、真ん中の水が入るところが
「口」という字になっています。
その上下左右にそれぞれ字らしきものが書かれていて、
この真ん中の「口」という字と組み合わせると・・・
上から「吾」、右が「唯」、下が「足」、左が「知」という字になります。
つまり・・・
「吾」「唯」「足」「知」となります。
「我ただ足るを知る」ということですね。
「足るを知る」というのは、いま僕が一番大切にしている言葉です。
不満を言えばきりが無いでしょう?
「足りないところ」に目をむけるのではなく、「足りているところ」に
目を向けて、なんて恵まれているのだろうと感謝する方が絶対に
幸せな人生を送ることが出来ると思います。
75点という点数をどう思うか?
「ああ、ありがたい」と感謝する人と、「-25点か!」と落胆する人。
日々どちらが幸せかはっきりしますよね。
ヘレン・ケラーも言っています。
「ほとんどの人は締まったドアのことばかりが気になってしまい、
同時に開いたドアのことは気がつかないでいる」と。
だから毎朝、僕は神棚の水を替える時に手を合わせ、
自分の「足る」ところを列挙しながら感謝して・・・
「いつもありがとうございます」と唱えるようにしています。
いつか京都の龍安寺に行って本物を見たいですね!