暗黙知or形式知 | いそりんの「NO LIMITS」     ~限界を打ち破れ~

いそりんの「NO LIMITS」     ~限界を打ち破れ~

「積小為大」
~ コツコツと小さな一歩を積み重ねる ~

飲んでいた時、僕と何故か妙に呼吸の合うホールがいた。

何の呼吸が合うかというと、僕のジョッキが空きそうになると必ず僕の視野に入ってくるのだ。

非常に追加注文しやすい。

その後も僕が悦に入って語っていると、遠くで「もう一杯お持ちしましょうか?」と指で合図してくる。

僕もすかさず眼で合図する。当然もう一杯だ。


いや僕も接客業なので普段からそういう目で見てしまうのだが、非常に感心したので帰り際にちょっと呼び止めて聞いてみた。

「良い接客をありがとう。あなたは一番売るでしょ?」と。

やはり成績は一番だとのことだ。

うん、そうに違いない。チャンスロスがほとんど無いもん。


聞くと店長からは他のスタッフの教育係を命じられているのだが、何を教えて良いか分からないと言う。

自分の接客をマニュアル化するようにも言われているのだが、どれもこれも大事なことは言葉にするのが難しく、やっとの思いで作ってみると「お客さんの立場になって行動する」とか「笑顔で挨拶する」とか当り前のことしか出てこないから困っているとのことだ。


僕は聞いてなるほどと思った。

彼が持っている才能は、いわゆる「暗黙知」といわれるもので、長年彼が見て、考えて、試して、修正して、積み重ねてきた「ちょっとした秘伝・勘どころ」といったもので、これは決してマニュアル(形式知)にはできないのだ。


そして大体は能力の差というのは、そのほとんどがこの「暗黙知」の部分なのである。「形式知」では平均点にしかならないのだ。


翻って、さくら整骨院ではどうだろうか?

「暗黙知」で動けているか?

「マニュアル」(形式知」を求めすぎてないか?

そのちょっとした「勘どころ」を高めるために、日々学び、仮説をたて、実行し、検証できているだろうか?


より皆様に満足してもらうために・・・

さくら整骨院ではあえてマニュアルは少なくしている。



決して・・・・・・

僕が楽をするためではない・・・・