論理と倫理 | いそりんの「NO LIMITS」     ~限界を打ち破れ~

いそりんの「NO LIMITS」     ~限界を打ち破れ~

「積小為大」
~ コツコツと小さな一歩を積み重ねる ~

残念なニュースだ。

ジャーナリストの田原総一郎さんが人気番組「朝まで生テレビ」の中で、拉致被害者のことを「生きていない」と断定したそうだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090511-00000052-mai-soci


僕は田原総一郎さんはその歯に衣着せぬが好きだし、今は「生テレビ」は見れないが、「サンデープロジェクト」は殆ど見ているほどだ。


それでも、この発言はいただけない。

「裏付けは取ってある」と言い切っているぐらいだから、ひょっとするとそれは事実なのかもしれない。

しかし、「論理的な観点」つまり「正」or「誤」という観点からするとそれは「正」なのかもしれないが、僕はこの問題は非常にナーバスな問題なので、もうひとつ「倫理的な観点」、つまり「善」or「悪」という観点も加味して発言せねばならないと思う。

その観点から考えれば、この発言は明らかに「悪」だ。


影響のある人間は発言するとき「善悪」の判断をしっかりするべきだと思う。


この手の「先走り発言」・「勇み足発言」は確かに田原総一郎さんの持ち味ではあるのだが・・・

生放送でこういう発言をされて、ご家族の気持ちは察して余りある。


しかしながら、その後も「事実を言って何が悪い」と完全に開き直ってしまうところは、翌日になって発言を翻す政治家と違って憎めないところなのだ。

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090424k0000e040075000c.html