目の前の子どもは、昔の私。 | 日々つれづれ

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はづきのアタマの中。


息子と接していて、
私がどうしても感情を抑えられなくなるパターンが、2つあります。

「やりたい(やりたくない)」でギャン泣きする時

夜中、湿疹が痒くて起きる時



について、

お菓子食べたいとか、歯を磨きたくないとか、
着替えたくないとか、テレビ観たいとか、

3歳児の欲求なのでその程度のことなのですが、
私の希望と真逆の欲求を出されると、
最初は穏やかに接するものの、
やはり最終的にはイライラして、
必要以上に怒ってしまいます。

そして、ギャーギャー泣きわめくので、
「うるさい!」と声を荒げてしまう私…
んでさらに泣くという悪循環…


については、
夜泣きの「痒い」版みたいな感じで、
夜中に何度も起きては、痒いと泣きます。
アトピーなのですが、
いろいろ調べた結果、薬をなるべく塗らない選択をしているので、
そこは親子とも辛抱の時だとはわかっているのですが、
やはり毎日夜中に起こされると、正直かなりキツいです。
寝不足が続くと、
イライラして「またかよ、勘弁してくれよ…」と、痒がる息子に当たってしまうことも。



そして、どちらの場合も、
思い出すのです、昔の私を。


高校の時、嫌なことがあって、
2階にある自分の部屋で大泣きして、
どうにも感情が収まらなくて、
本棚の本を投げたり、物を投げたりしたことがありました。

すると、1階から、

「うるさい!何やってるんだ!」

という父の叫び声。


私の気持ちを聞いて欲しかったのに。
「何があったの?」と、一言声をかけてくれるだけでよかったのに。

父も母も、聞いてくれない。
それどころか怒られるだけ。



小学生の時、風邪かインフルエンザかで高熱を出し、
あまりにも身体がしんどくて寝られなくて、
夜中にしくしく泣いていたら、

「うるさい!寝られんだろ!」

と父から怒鳴られました。

その時は、母は介抱してくれたけど、
父の言葉がショックで、
それこそ、30年も前のことなのにいまだにはっきり覚えています。



私の気持ちを聞いてほしかったのに。

「身体しんどいね、辛いね」ってヨシヨシしてほしかったのに。


息子が泣くたびに、
その時の感情が溢れかえってくるのです。

そして、あの時の父親と同じ対応をしている自分に気づいて、
言いようのない嫌悪感と罪悪感に襲われるのです。


そのたびに絶望して、
息子が私みたいな人になってしまったらどうしよう、
自己肯定感も低く、顔色をうかがって、
大人になった今でも苦しむような、
そんな人になってしまったらどうしよう…と。



でも、ふとさっき、気付きました。
長い間、頭でのみわかってたことが、
腑に落ちました。

子どもは、私に気づかせてくれているのだと。


心屋マスターのとも花さんのブログとメルマガをいつも読んでいるのですが、
とも花さんが書いていることが、
ようやく腑に落ちました。


辛い気持ち、悲しい気持ちを、
親にわかってほしかった、あの時の自分。
ただただ受け入れて欲しかった。



さっき、寝る前に息子との件でバトルしました。
ギャン泣きの息子と、イライラして突き放した私。

今日も見せてくれたんだね、息子は。

でもまた受け入れられなかった。
私の中に嫌悪感と罪悪感だけが残った。

息子ではなく、
昔の私が泣いているんだ。

次、同じことがあったら、
今度はただ受け入れてみよう。

昔の私をヨシヨシするように。


そしたら、何かが変わるかもしれない。