TOEIC900未満でも英検1級1発受かるかな~♪
アラカンでも英検1級1発合格可能かな~♪
実際、やってみたら、合格できました!
しかも、留学なし、駐在経験なしで。
そんな自分が、どうやって合格したかをご紹介しています。
ここでは、英検1級の合格のためには、一見遠回りに思えるものの、実は日本語、現代国語の勉強が鍵となるという趣旨で説明をしていきたいと思います。
既に↓でも申し上げたのですが、たぶんそれでは足らないと思います。
実に参考となる本があるのです。
それは、この本です。
おいおい、おれは英検の試験を受けるのに、なんという筋違いの本を持ち出しているのだ?と不満にお思いになる方も少なくないかも知れません。
早速引用してみましょう。こんな言葉が並んでいます。
…出題者は、制限時間の中で受験者の得点に差が出て合否がはっきりするようにしたいので、一問にあまり高い点数をつけず、ある長さの一文で、必ず問いを数問作らねばならない。しかも、問いの答えがダブらないようにずらす必要もある。それで部分でだけ読みを問い、結果「少々難しい部分を他の易しい部分で書き換える」類の問題が頻出する。
いかがでしょうか。この分析は、いわゆる大学受験における特に評論・論説文についてのものなのですが、なんのことはない、もろに英検1級の長文読解にそのまま適応できるではありませんか。
英検1級の長文読解は、確かに一見するとその長さや難易度の高い語彙に惑わされてしまいますが、何のことはない、最初から最後まで、段落段落ごとに選択肢が4つずつあって、それを読みながら解いていく。まさに「部分読み」で対抗できるものなのです。
自分自身も多少は、選択肢の先読みはしたかもしれませんが、ただただ、部分読みにおける選択肢を選んで、二度読みはしませんでした(いや、ひとつだけ難度の高い長文があり、これはれいがいとしましたが)
さらにこの本では親切なことに、「コード読み」というやや邪道の、しかし1発合格には欠かせない読み方も指導してくれますり
どのへんが即効的で邪道かと言えば、要は、最近出題される文章のおおよその趣旨と言うか、文脈をあらかじめ頭に入れておいて、その知識をもとに問題に挑むというやり方です。
これは、中途半端にやると、下手な頭でっかちな知識を頼りにし過ぎて、ろくにテストの本文を読まず、全然的外れの選択肢を選んでしまい、不正解となってしまうリスクもありますが、しかし、一度は押さえておく必要があるでしょう。
その意味でも、英検1級ではたとえば世界の少数民族に関する評論とかが出たりするので、おおざっぱには世界の思潮がどんな傾向にあるかぐらいは押さえておいて損はありません。
さらにそれがエッセイや面接の戦い方にも活きてくるでしょう。
たとえば、少数民族問題といえば、歴史を進歩の歴史と見る「進歩史観」の逆、「反進歩史観」の視野からとらえなければ、その問題の実相が見えてこないもとして紹介しています。
なぜなら、(以下引用です)
その歴史は「民族の滅亡史」に近く、その歴、」史を「進歩」と捉えることはとてもできないであろう。また、かつて世界の頂点に立った、スペインやポルトガル、オランダ、イギリスなども、いまやその座を奪われたので、歴史を「進歩」とは認めがたいであろう。
実際、コード読みをするかどうかは別として世界じゅうの表論文がどんな思潮の中で書かれているかは、英検1級受験生は、おおまかにでも把握しておく必要があるとは言えるでしょう。
この本では見逃せない三点目は、かなりの紙数をさいて「評論文を読むための最重要単語十五語の解説がされています。
すなわち、「近代」「文化・文明」「普遍⇔特殊」「認識」「抽象」といった一見わかっっているようで、わかっていない、言葉の解説がされています。
このあたりも、英語になるとわからないではなく、まずは日本語できちんと自分なりに用語の把握をしておくことが必要でしょう。
以上、英検1級の1発合格に関しては、一見すると遠回りに思える「現代国語」学習の重要性について説明してみました。
英検の参考書には記載されていないかもしれませんが、少しでも参考になれば、幸いに思います。