ここでは、英検に限らず、もう少し切り口を拡げ、「ためになる英語」について説明をしていきます。
本投稿では、「映画を字幕なしで見られるようになりたい」という日本人の夢に関して、英検1級1発合格者としての現実を紹介していきたいと思います。
まずは、最も手ごろなところから。
ニュースであれば、それがテレビであろうが、ラジオやPodcastingのような音声であろうが、自分は聞き取れます。字幕やスクリプトが無くても、内容が把握できます。アナウンサーが相当の早口であっても、です。
また、飛行機内や空港内でのアナウンス等で難解に感じることや、聞き取り不足を感じることは、殆どありません。
これは、英検等受験向けの英語学習で鍛えたことによる成果と思われるかもしれません。それも確かにあるでしょう。
もうひとつの要因として、これらのアナウンスにおいて、話されるパターンや単語が限定的である点が挙げられるでしょう。予想をくつがえすようなことがありません。
次に、インタビュー番組やドキュメンタリー番組のようなコンテンツ。これらに関しても、ニュースの時と変わらず、聞き取れています。
推測を多少織り交ぜながらではあるものの、追跡できますし、内容を他人に説明できるくらいは、できます。よほど専門的な内容であったり、知見のない世界を取り上げているコンテンツでない限りは、。
そして、いよいよ映画。
日本で言うなら、「サザエさん」や「ちびまる子ちゃん」のような、わかりやすいもの、「予定調和」的な内容であれば、そう苦労はしません。時にはジョークもわかります。
しかし、登場人物が多く、ストーリーの展開が複雑で、しかも、どんでん返しを含むような物語になってくると、そうは、うまく行きません。
それは、フィギュアスケートに例えるなら、トリプルアクセルをこなすレベルではないでしょうか。そんなに、すぐには手に入らないと感じています。
ゴルフに例えるなら、シングルクラスかもしれません。
とはいえ、「なんだ、結構、大人になってから勉強しても、映画を字幕なしで見られるようにならないなら、やんなくてもいいや」と考えるとしたら、それはもったいないと思います。
まずは氷の上を転んだりせずにスイスイ走るがごとく滑れるようになるとか、ゴルフボールをまっすぐ何回も飛ばし続けられるようになるレベルを英語で目指してみましょう。そう提案したいと思います。
なぜか。
トリプルアクセル以前でも、ハンディがシングルにまでいかなくても、英語を通じていままで見られない景色が見られるようになるからです。
日本人は英語ができると言えば、「すぐにネイティブクラスになれないなら、意味が無い」とか「帰国子女と同等にでないたいしたことない」などと思いがちです。
しかし、それは「いつか王子様が」のような、「怠け者特有の理想主義」ではないでしょうか。
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以上、あなたの英語、英会話上達のヒントにしていただければ、幸いに思います。