TOEIC900未満でも英検1級1発受かるかな~♪
アラカンでも英検1級1発合格可能かな~♪
実際、やってみたら、合格できました!
しかも、留学なし、駐在経験なしで。
そんな自分が、どうやって合格したかをご紹介します。
ご興味ある方は、お付き合いください。
さて、英検1級1発合格のための秘訣に関して単語力増強や英作文、面接のコツなどを紹介してきましたが、ここでは、なぜ自分が1発合格にこだわったのかについて詳しく述べたいと思います。
それは、「いつかは、受かりたい」などといった心持で勉強していたら、おそらくずるずると何度も受験する羽目になってしまうと思ったからです。
確かに1次試験も2次試験も1回で通過する受験生の割合は、相当低いことはネットなどで調べ知っていました。現在は公式に発表されていませんが、おそらく全体の1割程度のようです。
しかし、もともとどんな試験でも本当に勉強しているのは、受験生全体の2割程度ではないかと推測します。
とすれば、実はその2割程度の受験生の中の半分より上の席次であれば、合格できるでしょう。であれば、そんなに難しくない。そう考えたました。
もちろん、上にいけばいくほど、受験生同士の差は微細なところになっていくから、そこは気をつけなければなりません。では、どうすればいいのか。
ここから先は、英検1級1次の筆記試験を受けるうえでの技術的な話に移ります。
つまり、誰もが点を取れるようなカンタンな問題は絶対に落とせないし、やや難度の高い問題も5割以上は正答できなければなりません。
しかし、それ以上の難度の高い問題は、3割程度の正答率でも受かりそうに思えました。といった難度に応じた正答率アップを意識し、学習を続ける中で実現しました。
言い換えれば、なんでもかんでも正答を目指すといった漠然とした努力の傾け方ではなく、難度に合わせての点取りを意識するようにしたのです。
受験生はどんな問題に対しても、全力で戦いたがる傾向があるが、それは結果的には「いつかは、受かりたい」になってしまいます。
たとえば、自分が受験したとき、Readingの最初の問題、あの単語力を試される25問につき、自分の正答数は、17問でした。
すなわち、正答率で行けば68%で決して良くはありません。ギリギリです。自分の受験準備上の目算からは、19問程度の正答を予想していましたが、つまりそのくらいは取れるものと確信していましたが、実際にはこんなものでした。
しかし。
それでも破綻を招かなかったのは、難度に合わせての点取りができていたからではないかと推測しています。Listeningでも、ひとつの文章に対する3個の問題について全滅しています。が、これも、おそらく高難度の問題だったのだろうと思います。これ以外の問題に対する正答率の高さによって全体的には破綻を起こしていない結果となりました。
試験と言うのは、問題の難度が全問まんべんなくそろっていることは、まずあり得ません。必ず濃淡があります
なぜか。
そうしないと、平均点が著しく高くなったり、著しく下がったりして、試験の意味が無くなってしまうから。程よく人に差を付ける種類のものであって、極端に差を付けては、不合格者ばかり、あるいは合格者ばかりになってしまうからです。
もう少し厳密に説明を試みるなら、読者には偏差値を示すときのグラフを思い浮かべていただくところから始めましょう。少し離れてみると、釣鐘(つりがね)のように見えるあのグラフです。(「標準偏差」でググっていただきたい)
実際は中央が頂点になるような、いわゆる「正規分布」にはならず、右端の方ににぴょこんとちいさな「できもの」のような小さな釣鐘の曲線が発生します。そして、そこが合格者の一団となるのです。こういった分布になるように、試験問題は難度の濃淡がつけられているのです。
受験生を野球のピッチャーにたとえれば、勝負を決めるのは、全イニングではなく、あるイニング。また、3番や4番には多少打たれてもいいのですが(ホームランは避ける)、それ以外の打者には、ほとんど打たれない、といった区別を付けることが鍵になります。失投はいけないが、メリハリを付けた点の取り方が重要なのです。
なお、2次試験の面接に関しては、準備の仕方がやや異なるので、それは別の↓投稿をご覧いただきたい。
以上、英検の参考書には記載されていないだろうが、英検1発合格を目指すにつき、「いつかはなどと言った心持では、いつまでもできないかもしれない」という仮説にしたがって、1次試験準備の助言を試みた。参考にになれば、幸いである。