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欧州サッカークラブを保有するアラブの有力一族。

欧州サッカークラブを保有するアラブの有力一族。

ナヒヤン家(アブダビ)
 
 マンチェスターシティ

マクトゥム家(ドバイ)
 
 ヘタフェ

アルサーニー家(カタール)
 
 パリ・サンジェルマン
  マラガ

この仲間にカラフィ家(クウェート)、サウード家(サウジ)が入ってきても
おかしくないと思うのだが。

カラフィ家はリバプール買収に乗り出した事もある。

サウード家では世界的大富豪アルワリード王子のポートフォリオで唯一
足りないのが

スポーツ」。

アルワリード王子は来年、「アルアラブ」という新ニュースチャンネルを開
局する事なので、そろそろ動き出しても良い頃だと思うのだが。


中東事業不調。ロスチャイルド。

世界的な金融機関NMロスチャイルド&サンズが中東事業の人員を半
減させた事が明らかとなった。

野心に燃えて中東事業拡大に動いたロスチャイルドであるが、今回の
件で、中東事業が苦戦している事が浮き彫りになったかたちとなってい
る。

実際、今年第1四半期の中東事業手数料収入は前年比8%減9090万
ドルとなり、2005年第2四半期以来の低水準となっ
ている。

今回の人員削減の動きについて、現地メディアではロスチャイルドの
ような純粋な金融アドバイザリー会社にとっては、ドバイ危機以降、企
業のM&A案件などが激減した中東で2桁以上の人員を抱えるのは
現実的ではなかったとの意見が出ている。

その言葉通り、ロスチャイルドは過去1年間に中東事業人員を17人
8人に削減している。

ロスチャイルドは中東事業トップのHerve Sawko氏をパリに異動させ、
代わりにM&A部門のトップ、Chris Hawkey氏を中東事業トップに据え
るようだ。

今年3月には中東担当バンカーのKhodor Matter氏がシンガポール政
府系投資ファンド、テマセクに転じる動きも見られた。

ロスチャイルドの中東事業広報担当は、今回の動きについて以下のよ
うなコメントを発表している。

当社は引き続き中東事業を強力に推進していく計画に変わりはあり
せん。」

ロスチャイルドといえば陰謀論系の本には必ず登場する世界的な金融
関であり、その情報網の広さは良く知られている。

しかし、中東でのオフィス開設は、ドバイブームに沸く2006年(ドバイ国
際金融センター)と遅い

今後、ロスチャイルドの当初の狙い通り、中東の財閥系企業を上場させる
事で、中東事業の挽回を図っていけるのか

少しだけ注目していこうと思う。

カタールの太陽

カタール発電造水会社(以下QEWC)が、カタール・ソーラー・テクノロジ
ー社との間で、カタール国内の電力需要の10%以上を太陽光で賄うこ
とを目指すことで合意に達している。


QEWC http://www.qewc.com/

QEWCのファハド・ハマド・アルモハンナディ・ゼネラルマネージャーは、


「カタールは、世界で最も電力需要が伸びている国の一つです。

太陽光発電供給量を増加させる事は、カタールにとって非常に多くの
メリットがあると考えます。

※ここで言うメリットとは、戦略商品である石油、天然ガスの温存とい
う意味が含まれているだろう。

急激な電力需要を太陽光で賄うだけの太陽の光
がカタールには降り注いでいます。

(この自然の恵みを生かさない手はないと思います。)

現時点では、2018年までにカタール国内電力需要の10%を太陽光
発電で賄う事を念頭に置いて活動を続けています。」

とのコメントを発表している。

カタールだけでなく、サウジアラビアも太陽光発電に力を入れていく事
を表明している。

石油の時代、アラビア半島の国々は石油産出の中心地として存在感
を示してきた。

クリーンエネルギーの時代、アラビア半島の国々は
燦燦と降り注ぐ太陽を武器


に石油の時代と同様に、世界にその存在感を示していく事になるのだろ
うか。

原子力発電など、いらない。

サウジ初の屋内スキー場が間もなく登場

サウジアラビアを代表するゼネコン企業ダール・アル・アルカン(サウジ上
場)は、サウジアラビアのショッピングモールオペレーターのAl Othaimイ
ンベスト・アンド・リアルエステート・デベロップメント社(以下Al Othaim)
に対し、自社が開発した首都リヤドのアル・カスルモールの賃
貸スペースをリースする契約を締結している。

※ Al Othaimインベスト・アンド・リアルエステート・デベロップメント社の
持ち株会社Al Othaimホールディングスはサウジアラビア上場

Dar Al Arkan http://www.alarkan.com/
Al Othaim http://www.othaim.com/

リース契約は15年間、リース面積は10,693平米となっている。

Al Othaimはリースされたスペースにドバイのモール・オブ・ジ・エミレー
ツ内にある屋内スキー場「スキー・ドバイ」と同様の屋内スキー場を含む
「スノー・ヴィレッジ」を開発する。

勿論サウジアラビア初の屋内スキー場となる。



今回の契約について、ダール・アル・アルカンのYousef Al Shalash会
長は、

「当社はアルカスルモール開発に当たり、サウジを代表するような大企
業の投資を引き付けたいと考えてきましたので、今回、サウジを代表す
る小売企業Al Othaimとの契約に漕ぎ着ける事ができた事を大変嬉しく
思います。

Al Othaimが開発を計画している室内スノーヴィレッジはアルカスルモー
ル最大のアトラクションとなり、モールの集客に大いに貢献してくれること
でしょう。」

とのコメントを発表している。

今年第2四半期中のOPENを予定しているアルカスルモールは、既にリ
ース可能面積の内の75%がテナントで埋まっている。

今回の屋内スノーヴィレッジ開発のニュースを受け、今後、続々とテナン
ト契約が決まってくることだろう。

サウジアラビアに行く機会のある方は、是非一度アルカスルモールに足
を運んでみてはいかがだろうか。

因みに、屋内スノーヴィレッジを開発運営するAl Othaimは、以前、池上彰
氏がサウジアラビアを紹介する番組の中で訪れていたショッピングモール
である。

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ヨルダンの超巨大リゾート開発

アブダビ政府系投資会社ムバダラ開発公社とアルダー不動産(アブダ
ビ上場)が出資するデベロッパー、アル・マアバル・インターナショナル
が、ヨルダンのアカバ湾で開発を進める超巨大リゾートプロジェクト

Marsa Zayed

(開発費100億ドル)の開発工事が順調に進んでいる。

http://www.almaabar.com/en/project/our-projects/jordan/marsa-zayed.html

photo:01



アル・マアバルによれば、第1期工事は予定通り2014年中に完成する
見通しであるとしている。

アル・マアバルのユシフ・アル・ノワイス(Yousif Al Nowais)会長は、

「アカバ湾でのリゾート開発事業は複雑な地形という事もあり、数々の困
難に直面してきましたが、巨大プロジェクトの開発は計画通り進んでいま
す。

2000人の参拝者を収容できるシェイク・ザーイド・モスクも2年以内に
完成します。」

とのコメントを発表している。

2014年中に完成予定の第1期工事には、450軒のタウンハウス、アパート
メントなどが含まれる。

Marsa Zayedプロジェクトの開発面積は320万平方メートル(全長2kmの
ウォーターフロント含む)。

ヨルダン史上最大の観光開発プロジェクトとなる。

マリーナの開発も進み、大型ヨットの一大停泊地となる事も予想されている。


最後にヨルダン史上最大の観光開発プロジェクトを請け負うアル・マアバ
ルであるが、2009年末にリビア投資開発社(LIDCO)と合弁を設立し、リビア
の首都トリポリで「Al Waha」という複合不動産施設開発を手がけていたが、
リビアで発生した混乱により開発が一時停止となっている。


アブダビの不動産デベロッパーといえば、アルダー不動産、ソロウ不動産
という2大上場企業が有名であるが、本日御紹介したような大規模な不動
産開発を手がける未上場企業も存在するということを知っておいて頂けれ
ばと思う。


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