この日はなんとなく遠出はせず、パパさん&さくらと赤城山へ
実はパパさんに車の輸送を頼んで、さくらとしたことの無かった地蔵縦走を
試みようと思ったのですが、地蔵のアンテナ撤去の工事中で夢かなわず・・・・
いつもの八丁峠からのコースは階段の隙間が開きすぎていて、
現在のさくらではジャンプ力が足らず登ることができませんでした。
なので、結局いつもの長七郎山周回+小沼ちゃぷんコースへ。
あっという間に山頂到着です。
いつ歩いても湖畔の森は美しくて素敵。
いつものちゃぷん
やっぱり大沼に比べて小沼は波も無くてさくら向き
こんないいところが近くにあって本当に良かった。
ところが、小沼から駐車場に戻る途中、
大きなホワイトシェパードを連れてきた女性が下ってきて
パパさんが「(この子は)大丈夫ですか?」と声をかけて確認していたのですが
その子がさくらを見るなり、さくらに飛びかかってきて噛みつこうとしたのです。
当然、力のある大型犬では女性には手に負えず、リードなど意味もありません。
間一髪で一度目はさくらのシッポあたりで空振り、
二度目の攻撃は私が咄嗟に体を盾にしてかわすことができましたが、
体をひねったのとリードが絡まったのでその場で転んでしまいました。
「すみません!」とそこでやっと、飼い主さんがその子を引き離すことができたようですが
本当に一瞬の出来事ではありました。
幸い、さくらに怪我は無く私も外傷はありませんでしたが、運良く「何もなかった」だけで
噛みつかれたり、倒れた場所が悪ければ骨折していたかもしれません。
(yamapの日記では大丈夫、と書きましたが、その後膝と腰に痛みが出て湿布しています。
お医者様に行くほどではないのですが)
この一件で何が言いたいかというと、こういうことは犬連れの散歩や登山をしていると
必ずあることで決して珍しくないということです。
犬同士の相性が良くなかったか、さくらの何かが気に入らなかったのでしょう。
ご挨拶など考えずに、さっさと抱っこして離れて待機すべきだったかもしれません。
さくらが危険な目にあったのは、危険な登山道ではなく、9割方がこういうトラブルでした。
ましてやノーリードであったりしたら、もう山で熊や猪に会うようなもので
ものすごく緊張します。
それがどんなに良い子でも。
先日、日光白根山で注意したノーリードのラブラドールも良い子だったようですが、
大きな真っ黒の犬がノーリードで山頂の岩場をウロウロしていたら、
それは危険でしかない行為だと思います。
私は自分も長く犬連れ登山をしてきましたし、承認、または黙認されている山で
愛犬と歩くことは決して悪いことではないと思っています。
飼い主や犬にとっても、それを見守る犬好きの登山者にとっても、一緒に歩けるのは
とても幸せな記憶になるからです。
だからこそ、飼い主さんは自分の愛犬に責任を持っていただきたいのです。
20㎏以上もある愛犬に何かあったら、その方は自分で担いで山を下りるのでしょうか?
ガレ場でいきなり走る犬を止められるのかな?
私とさくらとの山歩きは、もうそろそろ終わりを迎えるでしょう。
でも、さくらが「山に行きたい」と思ってくれる限りは、一緒に歩くつもりです。
「石塚さんちのHP」やこの「はなはな日記」を参考になさってくださる方も、
有り難い事に沢山いらっしゃるようです。
だからこそもう一度、犬連れ登山が禁止にならないようにと願い、飼い主さんはきちんと
ルールを守って安全な登山をしていただきたいと思っています。
何だか説教臭くなってすみません。
犬連れ登山については賛否両論あるあるでしょうが、「こんなことがあった」健忘録として
UPします。