(2022/2/18/投稿)
(2024/2/13/ブラッシュアップ)
海外でも人気の高いジャズ・シンガー、笠井紀美子による77年の名盤『東京スペシャル』収録ナンバーです。
最近なぜか目にすることが多いので、今回取り上げさせていただきました。
楽曲は山下達郎、矢野顕子、鈴木勲、筒美京平など、ぐうの音も出ないメンツが提供、作詞は和田アキ子「古い日記」、沢田研二「危険なふたり」をはじめ、昭和ポップス界に欠かせない存在であった安井かずみさんが手がけていることも広く知られるところ。
再評価が高まるアルバム・オープナー「バイブレイション」は、楽曲を提供したヤマタツ氏が『Go Ahead!』にてセルフカバー(原詞ヴァージョン)していてそちらもナイスですネ。
自身もベースで参加している鈴木勲による珠玉のメロウ・ナンバー「やりかけの人生」は、翌78年に鈴木のプロデュースによる宮本典子(MIMI) のデビュー・アルバム『Push』にタイトルを「My Life」とし英詞で歌っています。こちらは海外でもレアグルーヴ的扱いの人気曲でどちらも素晴らしい。
上記の2曲はもちろん本作の白眉と言って差し支えないでしょうが、
今回クローズアップしたい「Very Special Moment」は、後にGRPレーベルよりYutakaの名で全米デビューする横倉裕のペンによるもので、日本、イタリアで人気のあったソウル〜ディスコ系グループ、The Love Machineが歌っていることでも知る人ぞ知るナンバーです。
また85年リリース『Watching You』にて、ミッド80s解釈&英詞で演っているので、気分で聴き比べてみるのもいいですね。
ちなみに、アンニュイな表情に惹かれるジャケット写真は篠山紀信によるもの。アルバム全体のトーンに重要な役割を果たしていて、全てがシンクロしての作品クオリティ☆
東京スペシャル
Credit;
Produced By - 酒井政利 Masatoshi Sakai & 笠井紀美子 Kimiko Kasai
Engineer - 松本裕 Hiroshi Matsumoto
Writtened By - 安井かずみ Kazumi Yasui
Arranged By - 鈴木宏昌 Hiromasa Suzuki
Photo By - 篠山紀信 Kishin Shinoyama
"Colgen Band"
Keyboards - 鈴木宏昌 Hiromasa Suzuki
Guitar - 松木恒秀 Tunehide Matsuki
Bass - 岡沢章 Akira Okazawa
Drums - 市原康 Yasushi Ichihara
Tenor & Soprano Sax - 山口真文 Masafumi Yamaguchi
Percussion - 穴井忠臣 Tadaomi Anai
"Guest Soloists"
Trumpet - 日野皓正 Terumasa Hino
Cello - 鈴木勲 Isao Suzuki
Tenor & Soprano Sax - 村岡健 Ken Muraoka
Trumpet - 羽鳥幸次 Koji Hatori & 数原晋 Shin Kazuhara
Flugel Horn - 羽鳥幸次 Koji Hatori
Trombone - 新井英治 Eiji Arai
Harp - 福井恵子 Keiko Fukui
Strings - Tadaaki Ono Group
Backing Vocal - 尾形道子 Michiko Ogata & 和田夏代子 Kayoko Wada
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★SOUL NIGHT★
SOUL / AOR / DISCO / FUNK / HOUSE
& More!
Sound Selector : Ran Kaneko & Q
★2024/2/28(Wed)
20:00〜
@SHIVA,Nagoya (新栄TV局 CBCから徒歩1分)
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