*魅惑のアラビック・ジャズ:Amin Al Aiedy * | Jungle Swing

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今回は現代アラビック・ジャズの申し子と評される、Amin Al Aiedy (アミン・アル・アイディ) のデビュー作『SHAMS』を取り上げてみます。

 

フランス生まれのウード奏者/作曲家で、フランス人の母親とイラク出身の著名なウード奏者、Fawzy Al Aiedy (ファウズィ・アル・アイディ) を父親を持ち、西洋と中東、この二つの文化が当たり前に存在する環境で育った彼が、今作で聴かせてくれるのは、ジャズ、モード、アラブのリズムがブレンドしたコンテンポラリーなオリエンタル・ジャズ。

 

収録の9曲はすべてアミン・アル・アイディの作編曲によるものですが、これが演奏を含め素晴らしい仕上がりで、伝統音楽とヨーロピアン・ジャズの美しい邂逅(かいこう)といったサウンドスケープに惹き込まれること必至。

 

普段聴いている音楽とは一線を画す、斬新かつ魅惑的な旋律に加え、目まぐるしく変化する楽曲の展開もドラマチック。感情の昂りが表出するスリリングな演奏にハマってしまいます。

 

またカルテットによる見事な調和から生まれるGroove、特にウードとピアノの斉奏 (ユニゾン) は、まるで「異文化交流」かのような音の語らい。あまり馴染みのないサウンドゆえ、それは日常にはないスケールに誘ってくれ、聴き込むうちにその新鮮な響きに心は揺さぶられ、いつの間にか虜へと。

 

異国を旅するかのような感覚に陥る、そんな魅惑的で色彩感のあるハイブリッド・ジャズを、ぜひ味わってみてはいかがでしょう。

 

今後の活躍も楽しみな新進気鋭のウード奏者、Amin Al Aiedyのご紹介でありました☆

 

 

「Bambi」


 

Amin Al Aiedy プロフィール:

アミン・アル・アイディはフランス生まれのウード奏者/作曲家。父親でイラク出身のウード奏者/SSWファウズィ・アル・アイディ(Fawzy Al Aiedy, 1950 – )はオリエンタル・ジャズの先駆者として知られる著名な音楽家。父の影響のもとアラブ音楽や西洋クラシック音楽を分け隔てなく吸収し、ストラスブール地方音楽院や大学ではギターやベースも学んだ。また父ファウズィ・アル・アイディの2019年作『Ishtar connection』では、ベーシストとしてクレジットされている。その後チュニジアに渡り、ウードと東洋のマカムの研究を続け、さまざまなジャズやワールドミュージックのグループに参加しながら、チュニスの高等音楽大学でジャズとコントラバスを教えた。2020年にフランスに戻り、自身のグループを中心に活動、2023年デビュー作となる『SHAMS』リリースに至る。

 

 

★民族楽器:ウード

 

 

 

「SHAMS (Soleil)」

 

 

「Eclipse (Live at Pole Pixel, Villeurbanne)」

 

 

 

Amin Al Aiedy – oud 

Vincent Forestier – piano 

Jean Waché – contrabass 

Matheo Ciesla – drums

 

 

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★SOUL NIGHT★

 

SOUL / AOR / DISCO / FUNK / HOUSE 

& More!

 

Sound Selector : Ran Kaneko & Q

 

★2024/2/28(Wed)

20:00〜

@SHIVA,Nagoya (新栄TV局 CBCから徒歩1分)

 

https://clubbuddha.com/

 

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