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・WHOは1990年に、緩和ケアを「治癒を
目指した治療が有効でなくなった患者に
対するケア」であると定義したが、2002年
の定義では「生命を脅かす疾患による問題に
直面している患者とその家族に対するケア」
であると変更し、終末期に限らず、より早期
から提供されるべきものであるという考えを
明確にしました。
・緩和ケアの特徴は、以下のようにまとめられ
ます。
①身体的苦痛だけでなく、精神的苦痛、社会的
苦痛、スピリチュアルな苦痛の緩和を目的と
する
②患者のQOLの維持向上を目的とし、
その人らしく最期まで生活することを支える
③患者の抱える困難に、チームアプローチで
対処する
④家族もケアの対象とし、死別後の遺族の悲嘆
にも配慮する
⑤がんに対する治療と並行して行われる
・また、日本緩和医療学会は、2013年(平成
25)年に、医療従事者が緩和ケアを患者・
家族に説明する際、あるいはメディアや
民間企業が緩和ケアについて説明する際に
WHOの定義をわかりやすく、短い言葉と
して使用できるよう、以下のような新たな
説明文を作成しました。
緩和ケアとは、重い病を抱える患者やその
家族一人ひとりの身体や心などの様々な
つらさをやわらげ、より豊かな人生を送る
ことができるように支えていくケア




