終末期ケア(1585)ー2 "安全・環境ラウンド①" | 65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。



うさぎ2部に分けて投稿していますロップイヤー
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星一般病院における
   ケアマネジメント

スター安全・環境ラウンド①


認知症の人にとって、
入院による環境の変化は不安や混乱を
生じやすく、転倒・転落のリスクにも
つながります。

認知症の人が早期に入院環境になじみ、
安全に療養生活が送れるよう「その人に
とって過ごしやすい環境」を整える必要が
あります。

安全・環境ラウンドは、
その人のもっている力を十分発揮できる
生活環境を、多職種で多様な視点から
検討し調整します。




スター入院生活で感じている
  不都合や不安を聴取する

・困りごとを尋ねられて不快な思いをする人は
 あまりいないでしょう。

ご本人からしっかり話を聴くところが
 ポイントです。

当事者、多職種で意見を出し合い、
 その人にとって最良な生活環境を検討します。




スター安全ばかりを意識しすぎず、
    センサー類は最小限に

・安全を守ることに集中して、必要以上に
 センサーをつけている場合がありますが、
 常時見守られている拘束感で認知症の人の
 自尊心を傷つけ、意欲を喪失させる場合も
 あります。

・安全・環境ラウンドでは、センサー類使用の
 妥当性についても評価します。






スター認知症の人のもっている

       力を最大限に


介助を安易に行うことで、依存心が強く

 なってしまい、本来発揮できる能力を奪って

 しまうおそれがあります。


その人が本来もっている力を失わせないよう

 物の位置や、安全に動ける動作をシュミレー

 ションします。


ご自分のやり方で生活が実現できるよう、

 ご本人に確認しながら調整を進めます。











参考資料

 認知症ケア
 アイデアノート
    編著 石川県こころの病院

 



     次回は、

     "一般病院における
        ケアマネジメント
       安全・環境ラウンド②
       
             
                          
             について


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 ご遠慮なくいただけたらと思います。
 手探りでやってますので、ヒントをもらえたら

  私も勉強になりありがたいです。