終末期ケア(1297)ー2 "COPDの症状・病態はこう変化" | 65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。




うさぎ2部に分けて投稿していますロップイヤー
 本文はこちらですウサギウサギウサギ


星がん患者に行う緩和ケア


❶慢性呼吸器疾患の
   症状・病態はこう変化








⑴呼吸困難・咳嗽・喀痰を

 中心とした、 

 呼吸機能低下がみられる


・慢性呼吸器疾患は、非がん性慢性疾患ですが

 その終末期には肺がんよりも呼吸困難を

 きたし、しばしば突然死することがあり

 ます。


・臨床症状としては、COPD・突発性肺線維症

 ともに呼吸困難・咳嗽・喀痰を生じます。







 

⑵呼吸困難だけでなく、
 不安や睡眠障害に対しても
 薬物療法や環境調整を行う

・呼吸困難に対する治療には、
 原疾患の薬物療法のほかに、在宅酸素療法
 (HOT)、非侵襲的陽圧換気療法(NPPV)など
 があります。









・COPDにおいては、呼吸リハビリテーション

 の有用性が以前より指摘されてきましたが

 最近は突発性肺線維症についても同様の

 研究が進んでいます。



呼吸リハビリテーション




COPDの呼吸リハビリテーション



・呼吸困難に対する緩和的薬物療法として、
 非がん疾患にも適応のあるモルヒネ塩酸塩
 2〜3mg頓服(1時間おき)から開始します。

・呼吸困難に伴い不安・うつ・睡眠障害・
 せん妄を認めることもあり、それらに対する
 適切な薬物療法も考慮されます。

・また、呼吸困難に対する看護介入としては
 下の図に示したような環境整備が重要
 です。







参考資料

    非がん患者に行う緩和ケア
      エキスパートナース
   
          
       
    次回は、
    "非がん患者に行う緩和ケア
            心不全①"


               について

          
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