終末期ケア (444)"パフォーマンス・ステータスで現状を把握する" | 65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。

こんばんは😄
今日も、読んでいただきまして
ありがとうございます😊

大切なご家族を亡くした方、
悲しみを乗り越えて、
   笑顔で過ごせますように🍀🙏

がんや難病、その他の病気と闘っている方、
身体もこころも前向きに免疫力をアップさせて
病気をやっつけることができますように🍀🙏


明日の松山のお天気は、晴れ☀️
朝は、17度
日中は、27度
雨の確率は、0%とのことです。


31日東京の発生者数は、260名
31日(0:00時点)
全国の感染者数は、745801
           入院者数は、53748名(-1762)
   重症者数は、1349名(+2)
   死亡者数は、12993名(+49)
(毎日新聞)
















寝てますねぇ〜





うさぎみなさん、こんばんはだぉぅロップイヤー




⭐️全身状態のアセスメント

1)パフォーマンス・ステータス
     で現状を把握する。


パフォーマンスステータスとは
パフォーマンスステータス(PS)とは、
患者さんの全身状態を日常生活動作の
レベルに応じて、0~4の5段階であらわした
指標です。

クローバーグレード0:無症状で社会活動ができ、
     制限をうけることなく、発病前と
     同等にふるまえる。

クローバーグレード1:軽度の症状があり、肉体労働は
     制限を受けるが、歩行、軽労働や
     座業はできる。
     例えば軽い家事、事務など

クローバーグレード2:歩行や身の回りのことはできる
     が、時に少し介助がいることも
     ある。
     軽労働はできないが、日中の50%
     以上は起居している。

クローバーグレード3:身の回りにある程度のことは
     できるが、しばしば介助がいり、
     日中の50%以上は就床している。

クローバーグレード4:身の回りのこともできず、常に
     介助がいり、終日就床を必要として
     いる。




あじさいパフォーマンスステータスは、
 抗癌剤治療を行うかどうかの指標にもなる。
 一般に化学療法が行えるのはグレード0~2の
 患者さんで、グレード3と4の場合は、
 原則として抗がん剤治療は行いません。

あじさいがん患者さんへの緩和ケアでは、
 まず身体機能の低下や症状が、生活に
 どのくらい影響しているかを確認します。

あじさいその上で、個別の症状をアセスメントして、
 具体的なケアプランを考えます。


①がんが進行すると
 全身の機能が急激に低下する

心不全などの臓器不全は、急性増悪をくり
 返しながら徐々に進行していきます。

どの時点での急性増悪が致命的となるかは、
 予測困難です。

一方、がんの場合は、ある程度の身体機能が
 保たれた状態が続き、その後急激に悪化して
 そして、死期に近づいてきます。

・がんの種類による差はありますが、
 今後の経過を予測しやすい疾患ともいえます。

・進行後に起きる代表的な症状としては、
 「痛み」「食欲低下」「消化器症状」
 「倦怠感」「呼吸困難」などがあげられます。

・痛みには、がんそのものによる痛みのほか、
 治療による痛み、併存疾患などによる痛み
 あります。

・いずれもQOL低下に直結するために、
 十分コントロールする必要があります。

がんの方の緩和ケアでは、このような経過の
 予測、起こりえる症状を念頭に置き、ケアを
 進めます。



②パフォーマンス・ステータス
 は生命予後とも相関している

がんの進行とともに、身体機能は低下して、
 ADL(日常生活動作)が障害されていきます。

適切なケアを提供するのには、まず現在の
 身体的活動性を、パフォーマンス・ステータ
 スで評価します。

・このパフォーマンス・ステータスは、
 がん領域ではもっとも多く使われるスケール
 です。


2)がん特有の進行と、
 がん種別の生存率を理解する

あじさいがん特有の進行をご本人・ご家族ともに共有
 したうえで、ひとりひとりのケアプランに
 つなげます。







参考資料


  これならわかる
    はじめての緩和ケア 
      聖路加国際病院 緩和ケア科部長
           林 章敏氏監修 (ナツメ社)


 次回は、
  診断時から始めて、治療と暮らしを
  支えるがんの方の緩和ケア
   "全身状態のアセスメント
        パフォーマンス・ステータスで
          現状を把握する❷
               について

  
       一緒にお勉強しましょうニコニコ


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 ご遠慮なくいただけたらと思います。
 手探りでやってますので、ヒントをもらえたり
 私にも勉強になりありがたいです。