終末期ケア (439) "教えてほしいという姿勢で想いを受けとめる" | 65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。

こんばんは😄
今日も、読んでいただきまして
ありがとうございます😊

大切なご家族を亡くした方、
悲しみを乗り越えて、
   笑顔で過ごせますように🍀🙏

がんや難病、その他の病気と闘っている方、
身体もこころも前向きに免疫力をアップさせて
病気をやっつけることができますように🍀🙏


明日の松山のお天気は、雨☔️のち晴れ☀️
朝は、16度
日中は、23度
雨の確率は、100%とのことです。


26日東京の発生者数は、743名
26日(0:00時点)
全国の感染者数は、726960
           入院者数は、60349名(-1278名)
   重症者数は、1413名(+119名)
   死亡者数は、12525名(+105名)
(毎日新聞)






















うさぎみなさん、こんばんはだぉぅロップイヤー



⭐️基本姿勢とコミュニケーション


1)「教えてほしい」という

  姿勢で思いを受けとめる


あじさい生きるうえでのつらさに寄り添うことは、

 簡単ではありません。


あじさい相手のつらさを表面上で理解せず、

「あなたの想いやつらさを、私に教えてほしい」

   と率直に伝えて、真摯にかかわることが重要

 です。



①ご本人を全人的に支える

「スピリチュアル

   コミュニケーション」


治癒困難な病気と診断されると、

 そのときからその方はスピリチュアルペイン

 を抱えやすくなります。


・このため看護師は、日常的なかかわりのなか 

 で、相手のつらさに寄り添い、ケアをして

 いく必要があります。

 それが、スピリチュアルコミュニケーション

 です。


スピリチュアルコミュニケーションで重要

 なのは、1対1の人間として、相手の方と

 "ともにいる"ことです。


・積極的なアドバイスはせずに、

 「受容」「共感」「傾聴」

 を念頭に置いてかかわりましょう。



②自分の限界を知ったうえで

  率直に、誠実にかかわる


あじさい「全てを理解することは難しい」という

 限界を心得ることも大切です。


あじさい「あなたの想いやつらさについて、

 私に教えてほしい」という姿勢でかかわり

 ましょう。


・看護師は、ご本人やご家族のつらさを

 そのまま経験できるわけではありません。


・たとえ同じような体験をしていても、

 感情は人それぞれ異なります。


・たとえば、「もう生きている意味がない」と

 いう方には、「どうしてそれほどつらいのか

 私に教えてください」と、率直に尋ねます。


気持ちを理解して共有しようとすることから

 会話のキャッチボールが始まります。





2)安易な励ましはしない。

  現状をふまえた声がけを


あじさい元気づけたいという思いで発した言葉が、

 かえって相手を傷つけることもありますので

 注意が必要です。


・限界まで耐えているご本人やご家族に、

 「頑張って」と声をかけるのは無神経です。


「大丈夫ですよ」など、安易な言葉も避ける

 ようにします。


・ご本人やご家族が不安になっているときは

 「チーム全員で、力になれるよう支えるから

 安心してほしい」と伝えます。





3)スピリチュアル

  コミュニケーションの

      三原則を理解する


あじさいスピリチュアルコミュニケーションの

 原則と流れについては次の通りです。


あじさい礼儀正しさやマナーなど、看護師としての

 基本姿勢はもちろん大切です。


❶傾聴

あじさい積極的傾聴で、気がかりなこと、つらい思い

 を言葉にしてもらいます。


傾聴とは、自分の考えをさしはさまず、

 相手の話に耳を傾けることです。


しっかりうなずきながら聴き、顔色や声の

 調子、表情から気持ちを察します。


・必要に応じて質問を交える「積極的傾聴」

 望ましいといえます。


・病気に限らず、その人の人生にかかわる

 幅広い内容から、気になることを話して

 もらいます。


❷共感

あじさい同じ気持ちになれなくてもいい。


あじさい相手のつらさに想いを寄せます。


敬意をもって話を聴き、相手の立場で考え

 ます。


・「それはつらかったですよね」

 「悲しくなりますよね」

 と、共感することが大切です。


わかったつもりにならずに、気持ちを共有

 しようとする姿勢が大切です。



❸感情への対応

あじさい悲しみ、怒り、悔しさ、その表出を受け止め

 ます。


・つらい思いを話すうちに、感情表出が促され

 ることも少なくありません。


・涙を流し話されるときも、相手の感情を

 そのまま受け止めて、かたわらで寄り添い

 ます。


・場合によっては、肩に触れる、手を握るなど

 して、積極的な受容・共感を示します。

















参考資料

  これならわかる
    はじめての緩和ケア 
      聖路加国際病院 緩和ケア科部長
           林 章敏氏監修 (ナツメ社)


 次回は、
  基本姿勢とコミュニケーション
  
   "ご本人の現状認識を
      確認しておくことも大切"①
               について

  
       一緒にお勉強しましょうニコニコ


ご感想、ご意見、ご質問、
 ご遠慮なくいただけたらと思います。
 手探りでやってますので、ヒントをもらえたり
 私にも勉強になりありがたいです。