終末期ケアについて  (213) 症状を抱える患者へのサポート18 脱水はなぜ起こるのか① | 65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。

こんばんは😃

今日も、読んでいただきまして
ありがとうございます😊

今日の松山のお天気は、晴れ☀️
朝は、20度
日中は、27度
雨の確率は、0%とのことです。
今、ちょっと外に出てみました。
とても、過ごしやすい気温です爆笑

また、月曜日がやってくるチュー


10日東京の発生者数は、249名

10日17:20時点で
全国の感染者数は、87191名(+585名前日比)
退院者数は、80425名(+618名)
亡くなったかたは、1623名(+8名)
(毎日新聞)

台風14号は10日(土)12時の推定で、紀伊半島の沖を北東に進んでいます。これから今夜にかけてはほぼ真東に進みますが、明日11日(日)になると、まるでUターンするように、南に進路を変える見込みです。(ウェザーニュース)

台風がUターンするってことあるんですね。
三宅島や八丈島、伊豆諸島の皆さん、
       被害は大丈夫ですか〜⁈













うさぎみなさん、こんばんはだぉぅロップイヤー






⭐️症状を抱える患者へのサポート

1)脱水とは
・脱水とは、体内に入る水分または塩分が減少した
 状態、あるいは体内から出ていく量が増加して、
 体液(細胞内液・細胞外役)量が減少した状態
 いいます。

・生命は、体液が常に一定の量と状態に保たれて
 いるように維持されていますが、このバランスが
 崩れた状態といえます。



【分類】
低張性脱水
水分の喪失よりナトリウムなどの電解質が著しく喪失している状態。
等張性脱水
水分とナトリウムが同程度に喪失している状態。
高張性脱水
電解質よりも水分が著しく喪失している状態。高ナトリウム血症をともなう。


【原因】
熱中症下痢嘔吐感染症、術後など


【症状】
軽度:喉の渇き、尿量の減少
中等度:全身の倦怠感、頭痛、嘔吐、めまい血圧低下
高度:意識障害心臓腎臓呼吸機能不全


【検査・診断】
ヘマトクリット値、血清尿素窒素、尿比重の上昇


【治療】
軽度の脱水では、電解質を含む水分(スポーツドリンクや経口補液液など)を経口摂取することにより回復する。意識障害や重度の脱水では、輸液による水分・電解質補正を行う。


【予防】
こまめな水分補給を行い、高温多湿を避ける、体温調節、規則正しい食事など


2)脱水はなぜ起こるのか

・体液の量は、

水分摂取

(飲水、食物摂取、代謝水)

と排泄(尿、便、不感蒸泄)の加減

により調節されています。


・特に、細胞外液はそのほとんどが塩化ナトリウム

 (NaCl)で構成されていることから、細胞外液量の

 浸透圧や量の変化は、体内のNa量によると考え

 られています。
 

イチョウ体液区分とその役割 体液は、細胞膜を介して細胞内液」と「細胞外液」に大別されます。 

さらに、「細胞外液」は毛細血管壁を介して

「組織間液」と「血漿(けっしょう)」に分けられます。

 体液は、細胞内液に40%、組織間液に15%、

血漿に5%分布しています。

(%は体重に占める割合です)



イチョウ脱水の原因

❶水分・塩分の摂取不足

❷体液の喪失

❸体液の移動

がんの患者さんの治療内容や副作用、病状の変化
 進行といったがんに伴うものと、がんとは直接的
 に関係のない既往歴や風邪などが原因となり脱水
 になる場合があります。

・さらには、在宅での生活状況などが関連する
 ものもあります。

・一般的に高齢者は、
 体液量の減少、※尿濃縮機能の低下、
 口渇感の低下(口が渇く感じがわかりにくい)
 などがあり、脱水に陥りやすいために
 注意が必要です。

イチョウ尿濃縮機能とは、
❶水分・塩分の摂取不足
衰弱、嚥下障害、意識障害、口渇中枢の障害、
 経口摂取を阻止する環境(天災、遭難、飢餓など)
 などにより生じます。

・特に、がん患者さんの場合は、化学療法による
 食欲の低下や放射線療法による経口摂取困難など
 の治療による副作用や、疼痛などの諸症状の出現
 病状の進行による慢性的な水分・塩分摂取量の
 低下などが脱水の原因になり得ます。

日常生活に制限がある場合は、排尿動作が
 おっくうに感じたり、ご家族への気兼ねから、
 水分摂取を我慢することなどが
 原因となることもあります。