(1月24日 Le Parisien.fr より)
フランス人の10人に7人が木曜日のデモに賛成
来る木曜日29日にフランスで展開されるデモ行進およびストライキに関し、
69%のフランス人が「支持派」もしくは「同調する」と答えた。
CSA-Opinionのアンケートにより日曜日に分かった結果だ。
公的団体、民間団体をふくめ、8つの労働組合
(CGT, CFDT, FO, CFTC, CFE-CGC, FSU, Unsa, Solidaires)が
雇用と給与に関する早急な対応をもとめ、大規模なデモとストライキを呼びかかる。
これは経済の復興を呼びかける訴えでもある。
「世論を背景として、これほどの大きな社会的運動が起こるのは、
サルコジ大統領就任以来、初めてのことだ」
とコメントするのは、CSA-Opinion代表のステファン・ロゼズ氏(Stéphane Rozès)だ。
(2008年4月若者たちの運動を除いて)
この運動に賛成の69%の人々の内訳は、左派に同調的な人々の91%にのぼり、また右派へ同調的な
な人々の41%にのぼる。交通や教育機関、郵便に関し大きな影響があるであろうと見られる
この運動に関し、17%の人々が無関心と回答した。
12%の人々が「反対」もしくは「敵対的立場」と回答し、これは左派の人々の1%、右派の人々の
38%を構成している。
※アンケートは2009年1月21日~22日、18歳以上の1007人を対象に実施された。
【Leycoのコメント】
フランス留学時代のある日、学校からの帰り道、道路にゴミが溢れていることにふと気がついた。
家庭や店から出されたそのゴミはその後、日に日に量を増し、しまいにはゴミで
道が塞がれるほどとなった。実は市内のごみ収集団体がストライキを起していたのだった。
彼らのストライキはその後2週間も続き、ついにゴミだらけになった街の中に軍隊が入り、
ゴミを一掃するという事態にまで陥った。
ストライキをあまりやらない日本人の私にとっては衝撃的な出来事だった。
フランスではストライキは毎日のように全国のどこかで起こっている。
大きなカルチャーショックを受けた私は、この経験を元に「フランスのストライキ」に関する
卒論を帰国後に書いた。
私の分析結果によれば、フランス人のストライキの原因は
社会システム(国営企業/民間企業の割合・力を持った労働組合)
フランス人の歴史的背景とそのエスプリ・・・などなど色々な側面から分析することができるが、
このストライキが成り立っている理由の一つには、国民の寛容な理解が第一にあげられる。
バスがストに入り、学校へ40分ほど歩いて行かなければいけなくなったある日、
イライラする私はあるフランス人の友人に
「これほどに頻繁に起こるストライキにフランス人は怒りを覚えないのか?」と質問したことがある。
彼らの返答は一様に
「たとえ、日常生活に支障が出ても、私たちは自分の権利を主張する人々をサポートする」と
答えたのであった。私は彼らの答えに驚いた。
日本であれば、ストライキで交通機関がストップした矢先には、クレームの嵐となるだろう・・・
さすが、権利を大切にする国フランスであると、彼らがもっとも社会で重要とする「権利」の尊重に
脱帽した覚えがある。
今回のストライキは、交通機関・教育機関・病院・ポスト・電話・ガス・水道・ラジオなど
フランスの多くのサービル機関が参加するストライキになるとのこと。
フランス人には慣れっこのストライキだが、フランスはある意味で機能麻痺状態になるだろう。
それでも大半の人々が彼らの権利主張を支持するフランス。
良くも悪くも私たち日本人はそこから学ぶことがたくさんある。
【今日の情報ソース↓】
