先の日程を埋めるのがいや!どうして?【心理】 | 源 ゆう

源 ゆう

恋愛もお金も自由なライフスタイルも 
この世は”思うがまま”であるのを
心の底から真理する
シークレットキーが今ここに!
魂の霊的理想 ~ 意識レベル上昇レッスン ~
周りの人達も幸せにする、非二元・心理学・最新脳科学・コーチング、天からの愛され方


 

 

こんにちは、源 ゆうです。  


心からの祈りと共に、大切なあなたにお届けします。



今日は「先の日程を埋めることがいやな心理」についてお話しします。

 

未来の予定を立てることに対して抵抗を感じる理由は様々ですが、

 

それらの背景にはいくつかの心理的要因があります。

 

これらの要因を、心理学的なエビデンスに基づいてちょっと詳しく見ていきましょう。

 

 

1. 不確実性への不安

未来の出来事に対する予測が難しい場合、人は不確実性を避けようとします。

 

これは「不確実性の回避」として知られ、心理学者のエリクソンとトーマスによって研究されています。

 

彼らの研究によれば、将来の予定を埋めることがリスクや変動を伴うと感じると、

 

不安が生じることが分かっています 。


不確実性への不安は、特に大きな変化や重要な決定を伴う場合に強く現れます。

 

例えば、新しい仕事を始める予定や引っ越しの計画など、

 

結果がどうなるかわからないことに対して不安を感じるのは自然なことです。

 

この不安を軽減するためには、計画に柔軟性を持たせ、

 

予期せぬ事態にも対応できるような余地を残しておくことが大切です。

 

 

2. 自由の喪失感

先の予定を埋めることは、自分の自由を制限されると感じることがあります。

 

これは「自由の剥奪感」と呼ばれ、

心理学者のデシとライアンが提唱する「自己決定理論」に関連しています。

 

 

彼らの研究では、自己決定感が低下すると、

 

人はストレスを感じやすくなることが示されています 。

自由の剥奪感を和らげるためには、

 

予定の中に「自由時間」を組み込むことが有効です。

 

例えば、一日の中で自分だけのリラックスタイムを確保したり、

 

週末には特に予定を入れずに自由に過ごす時間を設けるなどの工夫が役立ちます。





 3. 完璧主義

完璧主義の人は、すべての予定が完璧に進行することを望みます。

 

そのため、予定を立てる際に失敗や問題が生じることを恐れることがあります。

 

完璧主義は心理学者のフロストらによって研究されており、

 

彼らの研究では、完璧主義が高い人は

 

不安や抑うつ症状を経験しやすいことが示されています 。


完璧主義の背景には、自己価値感や他者からの評価を過度に気にする傾向があります。

 

この抵抗感を克服するためには、「完璧でなくても良い」という自己受容の姿勢を持つことが重要です。

 

少しずつ「完璧主義」を手放し、計画に柔軟性を持たせることで、

 

心の負担を軽減することができます。
 

 

 

 

 

 4. 決断疲れ

日常生活での決断が多すぎると、精神的な疲労感が増し、

 

将来の予定を決めること自体がストレスに感じられることがあります。

 

これを「決断疲れ」と言います。

 

 

心理学者のバウマイスターらの研究では、決断を繰り返すことでエネルギーが消耗し、

 

後の決断が困難になることが示されています 。


決断疲れを軽減するためには、決断をシンプルにする工夫が必要です。

 

例えば、毎日のルーティンを決めたり、選択肢を減らすことで、

 

決断の負担を減らすことができます。

 

また、大きな決断をする前に十分な休息を取り、リフレッシュすることも重要です。

 

 

5. 過去のトラウマ

過去に予定が急にキャンセルされたり、予期しないトラブルが生じた経験がある場合、

 

同じような状況を避けようとする心理が働くことがあります。

 

トラウマは心の深い部分に影響を及ぼし、将来の行動に対する不安を引き起こします。


過去のトラウマを克服するためには、過去の出来事を客観的に見つめ直し、

 

その経験から学んだことを活かす姿勢が大切です。

 

カウンセリングやセラピーを受けることで、心の傷を癒していくことができます 。

 

 

6. プロクラステイネーション(先延ばし)

重要な決定や行動を先延ばしにする傾向がある人は、

 

先の予定を埋めること自体が億劫に感じられることがあります。

 

これを「プロクラステイネーション」と言います。

 

 

億劫、、、めんどくさい、は実は恐れが隠れていたりします。

 

 

先延ばしは、ストレスや不安から逃れるための一時的な対処法ですが、

 

一時的に恐れから逃れても
 

長期的には問題を悪化させることがあります。



プロクラステイネーションを克服するためには、小さな一歩から始めることが効果的です。

 

大きなタスクを小さなステップに分け、それぞれのステップを達成することで、

 

少しずつ前進する感覚を得られます。

 

また、時間管理のスキルを磨き、優先順位をつけることで、効率的に行動することができます 。

 

 

 

 

【 抵抗感を克服するための具体的な方法】

 

 

1. 小さな予定から始める

大きな予定を立てるのではなく、まずは小さな予定から始めましょう。

 

例えば、1時間だけ何かをする予定を立てることで、

 

少しずつ抵抗感が減ります。

 

小さな成功体験を積み重ねることで、自信がつきます。

 

 

2. 柔軟性を持たせる

予定には柔軟性を持たせることが大切です。

 

すべてを完璧にこなす必要はなく、変更や調整が可能な余地を残しておくことで、

 

プレッシャーが軽減されます。

 

例えば、週末に「午後に買い物に行く」というざっくりとした予定を立てることで、

 

時間の拘束感を減らします。

 

 

3. ポジティブな結果をイメージする

予定を立てることで得られるポジティブな結果をイメージしてみましょう。

 

成功した時の達成感や、計画通りに進んだ時の充実感を思い描くことで、

 

抵抗感が和らぎます。

 

例えば、予定を立てて実行することで、

 

目標を達成する喜びや自分への自信が増すといったポジティブな側面に目を向けましょう。

 

 

4. 心のケアをする

抵抗感の根本にある不安や恐れをケアすることも重要です。

 

瞑想やセルフカウンセリングを通じて、自分の感情に向き合い、

 

リラックスする時間を持つことが助けになります。

 

心のケアは、ストレスを軽減し、計画を立てることへの抵抗感を減らす効果があります。

 

瞑想して、現在の瞬間に集中することで、不安や恐れを軽減することができます。

 

心のバランスを保ち、計画を立てることへの抵抗感を減らすことができます。

 

 

 

最後に

先の予定を立てることに対する抵抗感は、誰もが経験するものです。

 

しかし、今回紹介した方法を実践することで、その抵抗感を少しずつ和らげることができます。

 

脳の機能を考えると

 

急激に行動を変えると脳は現状に留まろうと、抵抗をしますが、

 

心のケアやリラックスを大切にし、小さな一歩から始めてみることで、

 

未来に対する不安を軽減し、自分の時間をより有意義に使えるようになるでしょう。




脳の抵抗といえば…

私は今、一回15分だけ行動を変えてみるチャレンジをしています☺️

タイマーをセットして15分間だけ、タスクをこなします。
 

これは、脳の現状維持機能の抵抗にあわない変化なようです。

 

 

1日5分でもいいですね💓




あなたへの愛と感謝を込めて、素敵な一日を!  
 

あなたの毎日が幸せで満たされることを、心から願っています ღˇ◡ˇ)

 

 

 

今日のお話が少しでもあなたのお役に立てたなら嬉しいです。

 

 

次回も心のケアや成長のための情報をお届けしますので、お楽しみに。





 

ーーーーーーー

参考文献

  1. デシ, E. L., & ライアン, R. M. (2006). 「人が育つ理由 自己決定理論の新しい視点」. 北大路書房.
     自己決定理論に関する基本的な考え方を解説した書籍です。自由の喪失感に関する内容も含まれています。

  2. 熊野, 宏昭 (2015). 「不安障害の認知行動療法」. 金剛出版.
     不安障害に対する認知行動療法の視点から、不確実性への不安について詳しく解説しています。

  3. カレン・ホーンアイ (2001). 「神経症と人間成長」. 誠信書房.
     完璧主義の背景にある心理を理解するために役立つ書籍です。

  4. 長谷川, 潔 (2016). 「決断の心理学」. 中央公論新社.
     決断疲れに関する心理学的な視点を提供しています。

  5. 大嶋, 信頼 (2017). 「トラウマの心理学」. NHK出版.
     過去のトラウマが現在の行動にどのように影響するかについて詳しく解説されています。

  6. 石川, 幹人 (2009). 「先延ばしとどう向き合うか」. 講談社.
     プロクラステイネーション(先延ばし)の心理について詳しく書かれた一冊です。   これらの文献は、先の予定を立てることに対する抵抗感の心理的背景を理解するのに役立ちます。ご参考に。