去年からポルトガルの授業を受けに地下鉄に乗ってパライゾに行った帰りにクルシーノ通りの一角にあるパダリヤ(パン屋さん)に足を運ぶようになった。
東京でもそうだけど、地下鉄に乗るためには結構歩くので、のども渇くし丁度お寺につく前に一服するお店として愛用していた。
フランシスコは目のクリッとした好青年で、私が片言のポルトガルで会計をするのを見抜くと、日本語でしゃべりかけてきた。
それが切っ掛けとなって、なんとなく親しい空気が生まれた。
ある日、名前を聞かれて。
私も名前を聞いたら、
「フランシスコ」
と応えた。
私の中でフランシスコといえばもちろん「ザビエル」の事だ。
そういうわけで、人の名前をなかなか覚えない私も彼の名前だけは一回で覚えた。
それからというもの支払いをするたびに、
「ボア・タールジ・フランシスコ」(こんにちは、フランシスコ)
と呼ぶたびに、親しくなったような気がする。
今日も、アルト・ド・イピランガの駅を下りて、そこで渇いたのどを潤そうとパダリヤに入った。
私の好きなのは、元気の出るアサイのジュースだが、最近オレンジジュースと混ぜる事が出来る事を知って。
「ポルファボール・ ベビーダ。アサイ・コン・ラランジャ」と註文したら、
案の定、聞き直された(゚ー゚;
・・・・・私の発音と文法が悪いからである。
しかし、私もこういうのに慣れてきた。
「コン・ラランジャ!アサイ」 と言い直すと。
分かってくれた!
2回目で分かってくれるとは!嬉しい限りである。
実は「ラランジャ」にはポルトゲスの発音の難しい所がつまっている。
よく英語で「L」と「R」の発音の違いが取りざたされるが、それはこちらでも同じ、
ラランジャはLaranja
最初の「L」と次の「R」は発音が違うし、「JA」も日本語の「ジャ」とは違うらしいのだ。
あえて日本語表記をすると「れぁれぇんっじっぇ」?・・・・・・ち、違うかも。。。。(;^_^A
発音に苦労している事を感じてもらえたら嬉しいです。
ともかく、無事にジュースを飲む事が出来た。
言葉は「魔法」という意識が芽生えたのも、ブラジルに来てからだ。あと、「ゲド戦記」を読んだ事も大きい。
あと、「南無阿弥陀仏」の世界に生まれたのも大きいだろう。
言葉は人間特有の世界観があると思う。
言葉一つで自分自身も人との間柄も、そして好きな料理を頼む時もとても大切な要素になってくる。
そういった意味での「魔法」言葉は「記号」では無いのだと思う。
ジュースを美味しく飲みながら、お店のテレビを見ていると。スタジオにサンバのダンサーが呼ばれて、激しく踊っている場面になった。
2月からはカーニバルの季節なので、ブラジルのテレビ番組でこういった場面は増えてくるのだと思う。
そのダンスのあまりのセクシーさにジュースをゴクゴク飲みながら見とれていると、いつも端のボックスにいるフランシスコがやってきて、
「シュウ~・ボセ・ゴストーゾ・サンバ?」とテレビ画面を指さしながら語りかけてきた。
「しゅう・おまえサンバ好き?」
と僕には聞こえた。
それで
「え~ ムイント!」
と応えた瞬間、お店にいる人達が店員もお客も大爆笑した。
「えええ~~~?」
凄く嬉しかった(笑)
「ムイント」(凄く)だけで受けるとは!
質問をしたフランシスコは、手をたたきながら腹を抱えて笑っていた。
何故だろう?
人の事を笑っていながら、みんな画面の女の人のサンバのダンスに目は釘付けである。
みんな好きなのだ!
でも、恥ずかしくって「好き」とは言えないのだろうか?
日本の皆さんはブラジルといえばリオのサンバかもしれない、
きっとブラジルでは日本の祇園祭くらいの
伝統の踊りなのかもしれない。
それと同じように外国から来た日本人がブラジルの伝統的なセクシー女性に目を奪われるのは、くすぐったいような喜びがあるのかも。
外国人が日本といえば、寿司、サムライ、芸者、富士山。というイメージと同じで、ブラジル人だからといって
誰もがサンバを踊れるわけではないし、ブラジルの女性があんな(裸同然の)格好をしているわけでもないのである。
(たまにいますが・・・・・・)
ポルトガル語をしゃべれない日本人がテレビのダンサーに釘付けになって、「ムイント・ゴストーゾ」と言ったので
みんな面白かったのかな?
帰りにフランシスコはジュースの代金を少し負けてくれた。
フランシスコは気のいい男前である。
アミーゴになれるかもしれない。
(ブラジル)ポルトガル語もっと知りたくなった。
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